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noteの投稿やプロデュースコスメetc.、ラブリさんが“白濱イズミ”で発信する理由

TVや雑誌などのメディアでタレント・モデルとしてマルチな活動をしているラブリさん。一方、近年は執筆、音楽活動を本名である白濱イズミ名義で行っている。2020年に誕生した美容ブランド『ikaw(イカウ)』も白濱イズミとして取り組んでいるが、なぜラブリではなく白濱イズミとして発信するのだろう?

ここ数年、アイドルやタレントたちが続々自身のアパレルブランドを立ち上げたり、コスメをプロデュースしたりしている。そして、その多くが有名人としてのネームバリューを強みにPR活動を行っている。当然、ラブリさんもタレント名でnoteの投稿やプロデュースコスメなどを発信した方が、メディアでの取り上げられ方も違うと思うのだが、なぜそうしないのだろう?

“ラブリ”というフィルターによって発信すると言葉がラフに捉えられてしまう

ラブリ、白濱イズミ

「以前から“言葉”を通して表現活動をしたい、という思いがあったんです。ただ、“ラブリ”というフィルターを通すことによって“芸能人のラブリ”というキャラクターが言葉よりも強く出てしまう。もちろん、“ラブリ”も私自身ではあるんですが、やはりTVの中で楽しくはしゃいでいる姿が重なると、重みのある言葉を発してもラフに捉えられてしまう。そこで私自身の内から溢れ出る言葉は、本名である“白濱イズミ”で発信しようと。3年前に立ち上げた『ikaw』に関しても、私ではなく商品に目を向けてほしかったので“白濱イズミ”でやっています」

その言葉通り、『ikaw』の公式HPのどこにもラブリさんの名前は出ていない。そしてブランドのイメージビジュアルやコンセプトムービーにも彼女の姿はない。

ラブリ、白濱イズミ

「そもそも『ikaw』を立ち上げたのは言葉だけでは伝わらないことがある、限界があるな、と感じたから。文章って読むのが苦手な人もいるじゃないですか。言葉を受け取るのが苦手な人には違う方法でアプローチしたい。そこで実際に手で触れることができて、日常生活に欠かせない“美容”に目を向けました。ちょうど開発時期に妊娠や出産が重なり、母親になる過程とともに『ikaw』は生まれました。

『ikaw』は私の母の母国であるフィリピンの言葉で“あなた”という意味を持っています。お肌というのはあなた自身のこと。“あなたがあなたの肌とこれからも心地よく生きていくために”という願いを込めた商品を発表しています」

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Profile

白濱イズミ
ラブリとしてTVや雑誌などで活動する一方、白濱イズミとして「言葉」を軸とした作品を発表。2019年には個展「デジタルと私との関係、私はどうやら数字らしい展」を開催。
Instagram:loveli_official

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