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日本の伝統をスキンケアにした「chi to sé true」【倉田真由美のBeauty Life】

日本人が古来大切にしてきた、発酵技術や温泉水などを取り入れたスキンケア化粧品が誕生しました。数多くのラグジュアリースパを手がけてきた会社だからこそできた、まるで生きた酵素がそのまま息づいているかのような化粧品は、私たちに新しい気づきをもたらしてくれます。

発酵米ぬかをピュアなまま洗顔料に

せっかく日本にきてスパを受けたのに、なぜ海外の化粧品を使っているの? 訪日したゲストの何げない一言を耳にし、「chi to sé true(チトセトゥルー)」を開発しようと思い立ちました、と言うのは、ザ・デイ・スパの代表であり、スパディレクターの河崎多恵さん。それなら日本古来の素材を使い、とことん日本らしいもの、それでいてきちんと効果がでる化粧品をつくろうと奔走。そして着目したのが、発酵米ぬかの酵素の力でした。

20種類のアミノ酸とビタミンを豊富に含む発酵米ぬかは、古くから美容と健康に役立てられてきた価値ある素材。とりわけ「chi to sé true」を代表するアイテム「フェイスウォッシュペーストクチハ」には、約6か月かけ、毎日手作業によって育てた発酵米ぬかをピュアなまま使用。いわゆる洗顔料とは大きく異なる香りとテクスチャーですが、使用後の肌は、磨き上げられたようなツヤとなめらかさを放ち、もちもち、ふくふくとした質感になります。

水にもこだわり、海洋深層水と温泉水を配合

化粧品づくりには欠かせない水。「chi to sé true」に使われているのは、水深200m以深という深海で、2000年という長い年月をかけて熟成された海洋深層水と、地下深くからくみ出された温泉水。いずれもカルシウムやマグネシウムなどのミネラル濃度が高く、肌との親和性にすぐれているため、負担をかけることなく肌のバランスを整えることができます。ローションやセラム、クリームには、和漢ハーブ成分や発酵米ぬかから抽出したエキスを配合。バイオセルロースシートを使用したシートマスクには、コラーゲンやエラスチン、ヒト幹細胞培養エキスなどが配合されています。

四季折々の風景や自然にインスパイアされた繊細な感覚をボトルデザインやネーミングに採用し、肌と心、体のバランスを調和へと導く「chi to sé true」。この化粧品は、ザ・デイ・スパが運営するスパ、または公式オンラインショップで購入することができ、トリートメントと併せて取り入れたいと思います。

〈左から〉chi to sé treu フェイスウォッシュペースト クチハ 100g ¥10,560、ローション ウスアオ 150mL ¥8,580、フェイス マスクシート キハダ 1枚 ¥3,300、セラム コウバイ 40mL ¥8,800、 ナイトクリーム シロ 50g ¥9,350/ザ・デイ・スパ
 

トリートメントでは「フェイスウォッシュペースト クチハ」を少量の水と合わせ、泡立てた状態で使用します。ホームケアでは、湿らせた手で軽く伸ばして直接、塗布を。生きた酵素のパワーが感じられる新しい洗顔体験で肌がよみがえるようです。

「chi to sé true」を使用したトリートメントは、ハイアットリージェンシー東京「SPA+WELLNESS Joule」の他、インターコンチネンタル大阪「MEGRI SPA & WELLNESS」、有馬グランドホテルのアクアテラス&スパ内「CAAZE Organic SPA」で受けられます。

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Profile

倉田真由美(くらた・まゆみ)

35年以上のキャリアを持つ美容ジャーナリストの草分け的存在。女性誌の美容ページや新聞のコラムなどで執筆する傍ら、美容やエイジングケアにまつわる講演などで活躍。
Instagram:@mayumikurata_beauty

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