国産カモミールをそのまま抽出して製品化する『華密恋』の真摯な取り組み【倉田真由美のBeauty Life】
キク科の植物カモミール、和名でカミツレと呼ばれる植物に潜む力に注目するブランド『華密恋 (かみつれん)』。その魅力を探るため、カモミールが可愛らしい花を咲かせる季節に、長野県北安曇野郡池田町にある畑と、そのすぐ隣にある工場に行ってきました。
キク科の植物カモミール、和名でカミツレと呼ばれる植物に潜む力に注目するブランド『華密恋 (かみつれん)』。その魅力を探るため、カモミールが可愛らしい花を咲かせる季節に、長野県北安曇野郡池田町にある畑と、そのすぐ隣にある工場に行ってきました。
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1982年より、カモミールエキス100%の「華密恋薬用入浴剤」を中心に、スキンケアシリーズを展開している『華密恋』は、創業者である北條晴久氏が、がんを患った際、ある薬学博士と出会ったことがきっかけとなり誕生しました。「あらゆる方の肌と健康に良いものをつくり、お役に立ちたい」という北條氏の思いが、そこに込められているのです。
ジャーマンカモミールは、4000年以上も前から、ヨーロッパを中心に、薬草として親しまれてきた一年草の植物です。この種を北條氏ゆかりの地、長野県北安曇野郡池田町の畑に蒔(ま)き、農薬を使うことなく有機肥料だけで栽培。摘みたてのカモミールをすぐにエキスとして抽出できるよう、畑の脇に「カミツレ研究所」という工場を建てました。

ひと口にカモミールエキスといっても、抽出法はさまざま。『華密恋』では、乾燥させた花と葉、茎を食品製造にも使われるアルコールに漬け込むチンキ製法に準じ、じっくり取り出す非加熱製法を採用。「華密恋薬用入浴剤」が薬用とうたえているのは、コスパを度外視したこの独自の製法によるもの。時間と手間をかけることで、一般的なものより、すぐれた効能を持ったカモミールエキスを抽出することができるのです。

5月の初旬に、池田町にある畑、「カミツレの里」を訪れると、まだ3~4分咲きといった印象でしたが、風が吹くたび、カモミール独特の甘酸っぱいりんごのような香りが漂い、たとえようのないほど満ち足りた気持ちになりました。

「カミツレの里」にもう一つ、併設されているのが、こぢんまりとした宿『八寿恵荘(やすえそう)』です。和室6部屋、洋室1部屋だけのコンパクトさながら、地元の無垢(むく)材を使い、漆喰(しっくい)の壁や接着剤すべてに自然素材を使用した宿は、ここにいるだけでも癒やされるような空間です。大地の恵みを取り入れて丁寧にしつらえられたヘルシーなお料理が味わえ、カモミールエキスがたっぷり入った「華密恋の湯」では、カモミールの香りが漂う琥珀(こはく)色のお湯に浸かってリラックスすることができます。


お部屋やダイニングの窓からは、4月中旬頃には桜の花が、5月中旬頃からはカモミールの花が咲く様子や高原の木々を眺めることができます。秋には、毎朝のように雲海が見られ、カエデの木も紅葉。穏やかに移り行く自然を感じられる環境は、デジタルデトックスをするのにもうってつけ。リトリートはもちろん、社内研修や合宿、セミナーなど、グループでの貸し切りに利用する人も多く、館内の共有スペースは自由に使えます。
すぐれた保湿力や鎮静作用を持つことで知られるカモミールですが、女性特有の不調を整えたり、冷えやコリの改善、リハビリや治療などのサポート、精神を安定させるのにもいいとされ、まだまだ未知数の価値が潜んでいます。
市販されている「華密恋薬用入浴剤」を用いれば、自宅でもカモミールエキス100%のお風呂に入ることができますし、乾燥しやすい肌には、「スキンバーム」もおすすめ。赤ちゃんからお年寄りまで、みんなで安心して使えるのは、カモミールの栽培から抽出、製造までを一貫して行なっている『華密恋』だからこそ。国産カモミールと真摯(しんし)に向き合い、ブランドを挙げて女性たちの健康と幸福に貢献しようとしている姿勢にも好感を抱きます。


・歴史の中に身を置く旅『ホテルインディゴ犬山有楽苑』のウェルビーイングステイプラン
・目元と顔立ちをドレスアップする初夏のブラウンメイク
華密恋
https://kamitsure.co.jp
Instagram: @kamitsuren
八寿恵荘
https://www.yasuesou.com
Instagram: @kamitsure_no_sato
倉田真由美(くらた・まゆみ)
35年以上のキャリアを持つ美容ジャーナリストの草分け的存在。女性誌の美容ページや新聞のコラムなどで執筆する傍ら、美容やエイジングケアにまつわる講演などで活躍。
Instagram:@mayumikurata_beauty
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