ボランジェの魅力はふくよかな熟成感の表れ【藤﨑聡子のémoi style】
ワインジャーナリストの藤﨑聡子さんの「émoi style(エモワ スタイル)」、6回目はシャンパンがテーマ。ピノ・ノワールの個性を存分に生かした魅力的な味わいの背景を伝える。
ワインジャーナリストの藤﨑聡子さんの「émoi style(エモワ スタイル)」、6回目はシャンパンがテーマ。ピノ・ノワールの個性を存分に生かした魅力的な味わいの背景を伝える。
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ブドウ品種のあり方、家族経営の面白さから見えてきた、おいしさを追求するパッションについて、ボランジェを通じてひもといていく。
まず、最初にプチ・シャンパン講座をひとつ。シャンパンを味わう上で覚えておきたいブドウ品種についてである。それは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種。これらを100%単一品種(1種類だけ)で作る、またはブレンドして完成させる、この2択でシャンパンは完成する。ブドウそれぞれに役割があり、個性をどのように生かすかがメゾンのスタイルへと変わっていく。紹介するボランジェは、ピノ・ノワールの個性を第一に考えるメゾンという位置づけだ。
創業は1829年。そして、140年間途切れることなく英国王室御用達を拝命しているメゾンとして、間もなく200年を迎える。

私が初めてボランジェを訪問したのは約20年前。あぁ、ファミリーで大切にシャンパンを作ってきたのだなと実感したことを覚えている。中でもすごいなと思ったのは、熟成に使用する樽(たる)の話。

ボランジェの創業当初から、ずっと同じ樽職人のファミリーが手がけた樽を選んでいると教えられたのだ。20年前で、すでに13代にわたる歴史ある樽会社だった。 この話は、シャンパンを作るうえでよく聞く「伝統と革新」にはまってくると思っている。これは本当に難しい。伝統は守らなければいけない、しかしどんどん変化していく時代の進化やニーズに応えて改革もしていかなければならない。対極の考え方を融合し、さらに自分たちのスタイルを生み出していく必要があるのだ。
ボランジェでいえば、シャンパンを作るうえでのスタイルや道具選び(樽など)は伝統を受け継ぎながら、微妙な環境の変化を取り込み進化させている。それをもっとも感じるのが「ボランジェ スペシャル・キュヴェ」。伝統と改革をつきつめた末に行きついた、味わいを伝える存在である。

「ボランジェ スペシャル・キュヴェ」を定点観測的にずっと飲んできて感じていることがある。それは「ふくよかさ」と「ブドウ本来の味わい」にブレがない、ということ。ブレンド比率の60%を占めるピノ・ノワールの存在がこの味わいを物語っている。「ふくよかさ」を感じられるということは穏やかな酸味を味わえるという印象になる。たとえば、塩とEXオリーブオイルで食す真鯛のカルパッチョに合わせれば、このニュアンスは伝わりやすいと思う。
ピノ・ノワールは、本当に繊細で栽培することも難しいと言われている。スティルワインのピノ・ノワールをテイスティングしているとそれはリアルにわかる。生産できる国、テロワール(土壌)が限られているから。ピノ・ノワールはそう簡単にできるものではない。できたとしても自分たちが求める味わいになるためには計り知れない年月を要する。ボランジェはそのピノ・ノワールを安定して収穫できる環境を作り上げているのだなと感じる。所有するブドウ畑の60%がピノ・ノワールというのもぶれない味わいへとつながっているのかもしれない。
そしてボランジェには、そのピノ・ノワールを使用した特別なキュヴェも存在する。ヴィンテージ・シャンパンはもちろん、ピノ・ノワールの熟成を長年研究してようやく完成したアイテムもある。いろいろ飲み比べてみて思うことは、ボランジェが考えるピノ・ノワールは、繊細だがエネルギッシュなパワーがあるのだな、と。誕生している一本一本、それぞれにピノ・ノワールの個性が表現されながら、違う味わいを楽しめることに感動と驚きがあるのだ。ボランジェのシャンパンは、可能であればピノ・ノワールタイプのグラスでトライしてみてほしい。香りの芳醇(ほうじゅん)さからして驚くと思う。

WINE TO STYLE
tel. 03-5413-8831
https://www.winetostyle.co.jp/
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text: Satoko Fujisaki
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藤﨑聡子

ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター。世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴(つづ)ることで長年のファンが多い。SM Entertainmentグループの韓国を中心としたカルチャー情報サイト・PIVImではスーパーバイザーとしても活躍中。
韓国情報⇒pivim.jp
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