グランド ハイアット 東京の気軽でひらめきのある手土産【藤﨑聡子のémoi style】
ワインジャーナリスト・藤﨑聡子さんがマリ・クレールデジタルで語る“émoi style(エモワ スタイル)”。ワインをテーマに世界を旅して感じたこと、味わったこと、見つけたときに心がときめくようなものなどを紹介していく。Vol.4は手土産として小さな気遣いにも最適なスイーツを紹介する。
ワインジャーナリスト・藤﨑聡子さんがマリ・クレールデジタルで語る“émoi style(エモワ スタイル)”。ワインをテーマに世界を旅して感じたこと、味わったこと、見つけたときに心がときめくようなものなどを紹介していく。Vol.4は手土産として小さな気遣いにも最適なスイーツを紹介する。
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センスのよい手土産は、コミュニケーション力を高めるツールとしても大切。それも、あまり知られていないスイーツなら、相手の舌も心もとろけさすキラーコンテンツに。そんな知る人ぞ知る、手土産の達人でも知られるワインジャーナリストの藤﨑聡子が、ビジュアルにもインパクトのあるスイーツアイテムを披露してくれた。
日頃、自転車で移動している身にとって、料理店が外に出しているメニュー表や全面ガラス張りのスイーツショップを見ることは本当に楽しい。興味のある食材の名前や知っているメニューを見つけると妄想する。どのような味なのか、初めて見る食材の組み合わせだ、などめくるめく世界が広がっていくのだ。とくにスイーツは斬新なものも豊富で、想像を超えるものに出合うことが増えてきた。 その一方で出合ってから10年、揺るぎない存在として月1回ペースで訪問しているペストリーブティックがある。お目当てはこちら。

商品名は「サラーメチョコラート」。最初はビジュアルとサイズに惹(ひ)かれた。名前からの想像で「サラーメ、ってサラミ? これはイタリアのお菓子なのかしら!?」と思い調べたところ、正解だった。これはイタリアの伝統菓子。チョコレートをサラミのように見立てて作るもの。サラミにおける脂の部分はマシュマロやナッツなどで色合いを見せ、ショップによって作り方もさまざま、らしい。お値段もかわいいので飛びついた。チョコレートというからにはどのくらい甘いのか知りたかったから。
実食した結果、素晴らしい意味で裏切られた。品が良い甘さなのだ。めちゃくちゃ甘くもなく、かといってドライな仕上がりではなく余韻の甘さが優しく残る印象である。そしてそこにはカカオの香りがしっかり残っている。苦味は抑えられており、ほのかに感じるアクセントに。全体の食感は軟らかく、でもベタッとしていない。冷蔵庫で冷やしても軟らかさは残る。白い部分はマシュマロ。この食感がチョコレートとバランスよく合わさる。もうひとつのアクセントはナッツ。これは食感が引き立つサイズ。大きくもなく小さくもなく、こちらも全体とのバランスが緻密(ちみつ)に計算されているなと思った。 いやはや驚いた。ビジュアル、そして味わい、さらにサイズ。1人でも楽しめるし、手土産で渡しても相手に気を遣わせない。普段あまり甘いモノを召し上がらない方からは「ついついもう一切れカットしてしまう」とうれしい報告をいただいた。これはこの10年、手土産率断トツ1位を誇るスイーツである。さらにうれしいのはこのサイズに合わせた紙袋が存在すること。これでさらにステージアップしたような気がする。何か困ったらこのペストリーブティックに駆け込めばよい。ちなみにホワイトチョコレートバージョンもある。これもまた優しい甘さと全体のバランスが整っている。

先ほどのサラーメチョコラートの存在をリスペクトしているので、このペストリーブティックのアイテムはつねにチェックしている。味わいの美味しさを知っているから、この美味(おい)しさがどのようにアレンジされ、さらに楽しませてくれるのか本当にワクワクするのだ。 先だっても「何か新しいモノがないかなぁ」と見ていたら、4月1日からのお知らせを知った。「春の訪れを祝うイースタースイーツ」。イースターとは、イエス・キリストの復活を祝い記念する日「復活祭」であり、また、春の訪れを祝う意味もあるそう。ちなみに2025年のイースターは4月20日。よってアイテムは4月1日から20日までの期間限定販売となる。全6アイテムある中でこれは欲しい! と思ったのが「イースターエッグ」。生命や復活の象徴を表す、とのこと。
「美味しく召し上がってください」と渡されて、開けたらびっくり! となると思う。

こちらはちょっとしたオヤツにもなるイースターうさぎあんぱん。ミルクロールが小倉あんを包んでいる。

ペストリーブティックだけあってイースターシリーズはバリエーションも豊富。中でも新作のイースターブリキ缶はコレクションしたくなる。ぜひ手に取ってみてほしい。結局全部欲しくなってしまうのだろうな。
text: Satoko Fujisaki
・エルメスに学ぶ14㎝プレートの美学【藤﨑聡子のémoi style】
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グランド ハイアット 東京 フィオレンティーナ ペストリーブティック
直通電話:03-4333-8713
販売時間:09:00-21:30 無休
藤崎聡子

ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター。世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴(つづ)ることで長年のファンが多い。SM Entertainmentグループの韓国を中心としたカルチャー情報サイト・PIVImではスーパーバイザーとしても活躍中。
韓国情報⇒pivim.jp
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