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いまエジプトがアツい! エジプトの至宝が日本に集結、2025年開催の3大展覧会

ラムセス2世の棺 © 2025 NEON Group Limited. All rights reserved.

エジプトの歴史と神秘に、いま世界が熱い視線を注いでいる。2025年7月には、エジプトの首都カイロ近郊にて世界最大のエジプト考古学博物館「大エジプト博物館(Grand Egyptian Museum, GEM)」がついに開館予定だ。その熱気は日本にも波及し、ピラミッドの建造方法やツタンカーメン王の黄金の秘宝、エジプト史上最も偉大な王と称されるラムセス2世の壮大な遺産など、エジプトの魅力を体感できる大規模な展覧会が各地で開催されている。今回は、今すぐ足を運びたい3つの注目の展示を紹介する。

ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト

古代エジプト_メインビジュアル_ティザー_木棺

六本木の森アーツセンターギャラリーでは、ブルックリン美術館所蔵のエジプトコレクションが展示されている「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」が開催中。本展は、王族だけでなく、当時の一般庶民の生活や信仰にもスポットを当てた展示内容が特徴で、厳選された約150点が集結。彫刻や棺(ひつぎ)、宝飾品、土器、パピルス、そして人間やネコのミイラなど、多彩な遺物を通じて、高度な文明を築いた古代エジプトの人々の暮らしをひもとく。

本展の案内人は、いま注目を集めるエジプト考古学者・河江肖剰氏。ピラミッドの建造方法や、ミイラに込められたメッセージ、古代エジプト人の言語や信仰など、「知っているようで知らない事実」を最新の研究成果とともに紹介する。

さらに、河江氏が携わるピラミッドの最新調査の成果や、古代エジプト語の呪文「ピラミッド・テキスト」を音声で再現する演出も。映像や音声を交えた展示が、3000年の謎を解き明かし、知的好奇心を刺激する。六本木にて、時空を超えた古代エジプトの世界へいざなわれる。

《ビーズの襟飾り》前1390~前1352年頃 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
《ビーズの襟飾り》前1390~前1352年頃 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
《カノプス壺と蓋》(4体)前664~前525年またはそれ以降 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
《カノプス壺と蓋》(4体)前664~前525年またはそれ以降 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum

ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト
会期:2025年4月6日(日)まで
会場:森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10−1 六本木ヒルズ森タワー52階)
開館時間:月~木 10:00~18:00、金・祝前日 10:00~20:00、土 10:00~21:00、日・祝日 10:00~19:00 ※最終入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
入場料:前売券(平日):一般/大学・専門学生 2,300円、高校・中学生 1,600円、小学生 1,000円、(土・日・祝日は+100円)
当日券(平日):一般/大学・専門学生 2,500円、高校・中学生 1,800円、小学生 1,200円(土・日・祝日は+100円)
公式サイト:https://egypt-brooklyn.exhibit.jp

ミステリー・オブ・ツタンカーメン~体感型古代エジプト展~

© MYSTERY OF TUTANKHAMEN/ミステリー・オブ・ツタンカーメン~体感型古代エジプト展~

横浜みなとみらいのツタンカーメン・ミュージアムで開催中の「ミステリー・オブ・ツタンカーメン」は、エジプト考古学史上最大の発見ともいわれるツタンカーメン王の墓とその財宝に焦点を当てた展覧会。ツタンカーメンの死因にまつわる謎や、彼が短命に終わった背景なども解説される。

なかでも注目したいのが、ドローンや3Dスキャンロボットを用いて遺跡をデジタルアーカイブしたプロジェクト。本展では、カイロのエジプト博物館で黄金のマスクや玉座などを3Dスキャンし、「3Dデジタルクローン」として再現。会場入口にはホログラムが設置され、最新技術によるリアルな質感を体験できる。

展示される約130点は、ツタンカーメン王墓の副葬品を実物大で再現したスーパーレプリカ。エジプト・ミニア大学のムスタファ教授率いる職人チームが制作し、世界に3セットしかない貴重なコレクションだ。美術館とは異なりガラス越しではないため、細部まで間近で鑑賞できる。

会場ではエジプト考古学者の河江肖剰氏による解説動画や、プロジェクション映像を上映。さらに、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「リング」「DEATH NOTE」などの楽曲を手掛けた川井憲次氏のオリジナル音楽が、より深い体験へと誘う。

ミステリー・オブ・ツタンカーメン2
© MYSTERY OF TUTANKHAMEN/ミステリー・オブ・ツタンカーメン~体感型古代エジプト展~

MYSTERY OF TUTANKHAMEN/ミステリー・オブ・ツタンカーメン~体感型古代エジプト展~
会期:2025年12月25日(木)まで
会場:ツタンカーメン・ミュージアム(横浜みなとみらいPLOT48)
(神奈川県横浜市西区みなとみらい4-3-1)
開館時間:11:00~18:00(最終入館 17:30)
休館日:火曜
※開館時間、休館日は変更となる場合があります。最新情報はHPをご確認ください。
入場料:一般(大学生以上)2,600円、中高生2,000円、小学生1,500円、未就学児無料
公式サイト:https://tutankhamen.jp/

ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金

エジプト史上「最も偉大な王」と称されるラムセス2世する豊洲の「ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo」では、「ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」が開催される。本展はエジプト政府公認のもと、エジプト考古最高評議会の特別支援を受け、古代エジプト展としては最大級の規模となる。

展示されるのは、3000年以上の時を超えた新王国時代のアーティファクツや芸術品。ラムセス大王の棺や宝石、動物のミイラなど、エジプト国外にほとんど出たことのない貴重な遺物が含まれる。徹底した管理・保存によって最高の状態を維持し、本物の美しさと迫力を間近で堪能できるとあって、「一生に一度」の貴重な機会となること間違いなし。

さらに、没入型VR体験「オシリスへの旅」では、ラムセス2世とネフェルタリ王妃の世界を体験可能。アブ・シンベル神殿やネフェルタリ王妃の墓がデジタル再現され、王妃自らが冒険へと誘う。古代エジプトの壮大な歴史と芸術に触れる特別な展覧会へ、ぜひ足を運んでみては。

ラムセス大王展 ファラオたちの黄金
会期:2025年3月8日(土)~2025年9月7日(日)
会場:ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo(東京都江東区豊洲6-4−25)
開館時間:平日 10:00~18:00(最終入場 17:00)、土・日・祝・特定日 9:00~19:00(最終入場 18:00)
休館日:未定
入場料:平日:大人(18歳以上)4,100円、中・高生(12歳以上)3,100円、子供(6歳以上)2,400円
土・日・祝・特定日:大人(18歳以上)4,300円、中・高生(12歳以上)3,300円、子供(6歳以上)2,600円
VR体験:2500円(別途チケット)
公式サイト:https://ramsesexhibition.jp/

text: Tomoko Komiyama

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