アンリ・ジローのシャンパンでピノ・ノワールの個性を学ぶ【藤﨑聡子のémoi style】
ワインジャーナリスト・藤﨑聡子さんがマリ・クレールデジタルで語る“émoi style(エモワ スタイル)”。ワインをテーマに世界を旅して感じたこと、味わったこと、見つけたときに心がときめくようなものなどを紹介していく。Vol.2は自信を持って頼めるシャンパンについて。年間800本を超えるシャンパンテイスティングを行っている中から選ぶアイテムは知っておいて損はない。
ワインジャーナリスト・藤﨑聡子さんがマリ・クレールデジタルで語る“émoi style(エモワ スタイル)”。ワインをテーマに世界を旅して感じたこと、味わったこと、見つけたときに心がときめくようなものなどを紹介していく。Vol.2は自信を持って頼めるシャンパンについて。年間800本を超えるシャンパンテイスティングを行っている中から選ぶアイテムは知っておいて損はない。
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パリ・東駅からTGVで1時間。シャンパーニュ地方の玄関口・ランス駅に到着する。この駅周辺には歩いていくことができるシャンパンメゾンも多く、あぁ、シャンパーニュ地方に来たな、と感じる空気感がある。たった1時間である。パリから本当に近い。通勤しているメゾンの方もいるようだし。
ひとつ改めてお伝えしたいこと。シャンパン、とはフランス・シャンパーニュ地方で収穫されたブドウをその地で法律に則って醸造しているものだけが名乗れる固有名詞である。たまにイタリアのシャンパンがね、とか、スペインのシャンパンは、とおっしゃる方がいらっしゃるが、そのような言い方は存在しない。
シャンパンの醸造と同じ製法で行っている、というだけのことである。
そしてシャンパンを作るためのブドウは3種類。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ。先祖代々栽培している古代品種をブレンドしているものもあるが、これは本当に稀(まれ)なケース。出合えたらラッキー、ということで!このシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエだけでメゾンはシャンパンの味わいを作っていくのだ。
シャンパーニュ地方には5000近い生産関係者(会社)が存在するのだが、ひとつとして同じ味わいがない。3つのブドウをブレンド、1種類だけ(単一品種)、熟成期間を変える、熟成方法にこだわる。これしか違いがないのに、すべてが別物である。本当に不思議で味わい深いものだな、と思えるのもシャンパンの魅力である。

法律にのっとって生産されるシャンパン。これはノン・ヴィンテージ、ヴィンテージ、スペシャルと大きく3つに分類される。
この中でどのカテゴリーが一番重要か。それはノン・ヴィンテージである。ノン・ヴィンテージはメゾンの顔、とも言われ、この味わいを知ってほしい、という想いからブドウの出来、不出来にかかわらず味わいを変えない存在となっている。
これは本当に難しいこと。たとえばヴィンテージ・シャンパンは、ブドウの出来が良い年にしか作られない。ゆえに出来がよろしくない年は作ることをしない。だから毎年は作られない。その年の個性を創り出せばよいのだ。
でも、ノン・ヴィンテージはそのような状況でも過去リザーブしてきているワインを使用して、メゾンが考える味わいを同じように仕上げなければいけない。そのためにブレンド比率を変えたり(ごくわずか)、同じブドウ品種同士でもリザーブワインの分量を変えたりして同じ味わいを作っていくのだ。
これはミラクル以外の何物でもない。本当にシャンパンが好きな方はノン・ヴィンテージの味わいをきわめて大切にする。逆にこの味わいを知らなければ、メゾンを理解できないと私は思う。


ノン・ヴィンテージの名手としてご紹介したいのは、アンリ・ジロー。ピノ・ノワールの扱い方を大切にしているメゾンである。ピノ・ノワールはシャンパンを作るうえで、ふくよかさと果実のボリューム感を生み出していく存在である。
そして、ピノ・ノワールは繊細なブドウだ。味わいの表現で「シルキーなアタック」と言われることが多い。シルキーとは繊細でなめらか、絹糸のようなイメージ、ということ。アンリ・ジローのピノ・ノワールはまさにそれである。
アンリ・ジローは、1625年にアイ村で創業されて以来、ファミリービジネスを守り続けている名門のひとつ。昔から「幻のシャンパーニュ」と呼ばれ、ヨーロッパの社交界で愛飲されていた華やかな歴史を持っている。

「アンリ・ジロー エスプリ・ナチュールG」とは、ノン・ヴィンテージ。いわゆるメゾンの「顔」である。
ブレンド比率はピノ・ノワール80%、シャルドネ20%。先祖代々この比率でノン・ヴィンテージを作っている。召し上がる場合、フルートタイプのシャンパングラスだけはお勧めしない。なぜなら果実のボリュームと香りを感じてほしいから。そのくらいこの「アンリ・ジロー エスプリ・ナチュールG」はしっかりしているのである。そして余韻も長い。ピノ・ノワールのふくよかさに合わせて シャルドネが表現している酸味の存在が本当にバランスよく生まれているのだ。たった2種類のブドウ、そしてメゾンが考えているブレンド比率、これだけで唯一無二の味わいが誕生する。アンリ・ジローを知るならまずはこのエスプリ・ナチュールGから味わってみてほしい。
「アンリ・ジロー エスプリ・ナチュールG」を2名の読者の方にプレゼント!
ご希望の方は『marie claire Japon』公式Instagramアカウントをフォロー&プレゼントの投稿に「いいね!」をして応募を。2025年3月31日(月)23:59まで。お見逃しなく!
text: Satoko Fujisaki
・韓国を旅するなら欲張ってはいけない【藤﨑聡子のémoi style】
・「フレンチ・ブルーム」に新作。「マンダリン オリエンタル 東京」にていち早く味わえる
アンリ・ジロー ジャパン
tel: 03-5777-2639
kfw-henrigiraud.co.jp
プレゼント詳細
【応募期間】2025年3月14日(金)19:00~2025年3月31日(月)23:59
【賞品】「アンリ・ジロー エスプリ・ナチュールG」を2名1本ずつ
【応募方法】
STEP1:『marie claire Japon』公式Instagramアカウント@marieclairejapon をフォロー
STEP2:『marie claire Japon』公式Instagram内「プレゼント投稿」のページに「いいね!」
【応募規約】
■応募について
以下の場合、ご応募を無効とさせていただきます
・複数のアカウントでのご応募
・複数回にわたるご応募
・非公開のInstagramアカウントでのご応募
・当選者の決定前にフォローを外された場合は、応募資格を失います
・ご応募は、日本にお住まい(賞品のお届け先が日本国内)の方に限らせていただきます
■当選について
・締め切り後、厳正な抽選のうえ、当選者を決定します。当選者には順次、Instagramのダイレクトメッセージ(DM)をお送りし、賞品の送付先などをうかがいます
・DMに記載した指定の期日までに賞品送付に必要な情報をご提供いただけない場合、または応募に不正があると当社が判断した場合は、当選を無効とさせていただきます。また、転居や長期の不在などの事情により、弊社所定の期間内に賞品を受領いただけない場合は、当選の権利が失効・削除されることがあります
・当選の権利を第三者等に譲渡することはできません
・当選発表は、当選者へのDMをもって代えさせていただきます。賞品や抽選、当選等に関するお問い合わせにはお答えできかねますので、ご了承ください
■賞品について
・賞品の発送は4月上旬を予定しています
・賞品の転売や譲渡は固く禁じます
・賞品の仕様、内容は予告なく変更される場合があります
■個人情報の取り扱いについて
当選者の住所や氏名等の個人情報は、賞品の発送、お問い合わせ以外の目的では使用いたしません。賞品の発送が済み次第、廃棄させていただきます
■キャンペーンに関するお問い合わせ
E-mail:marieclaire@yomiuri.com
受付期間 2025年3月14日(金)~2025年3月31日(月)
※InstagramのDMやリプライでのお問い合わせについてはお受けできませんので予めご了承ください
※お問い合わせの内容によりましては、ご返事までにお時間を頂戴する場合がございます
藤崎聡子

ワインジャーナリスト・撮影構成ディレクター。世界中の食とワインのペアリングについて編集者歴25年以上ならではの目線で追求し続けている。わかりやすい言葉を綴(つづ)ることで長年のファンが多い。SM Entertainmentグループの韓国を中心としたカルチャー情報サイト・PIVImではスーパーバイザーとしても活躍中。
pivim.jp
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