田名網敬一の全貌に迫る大規模回顧展:戦争の記憶から紡ぐポップアート
60年以上にわたって創作活動を続けてきた、田名網敬一(たなあみ・けいいち)。8月9日に惜しくもこの世を去った、田名網の戦争の記憶から紡がれたモチーフと、現代ポップカルチャーが融合した圧巻の展覧会「田名網敬一 記憶の冒険」が2024年11月11日(月)まで国立新美術館で開催中だ。
60年以上にわたって創作活動を続けてきた、田名網敬一(たなあみ・けいいち)。8月9日に惜しくもこの世を去った、田名網の戦争の記憶から紡がれたモチーフと、現代ポップカルチャーが融合した圧巻の展覧会「田名網敬一 記憶の冒険」が2024年11月11日(月)まで国立新美術館で開催中だ。
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田名網敬一は、幼少期に経験した戦争の記憶とその後に触れたアメリカ大衆文化からの影響が色濃く反映された、色彩鮮やかな作品で知られる。

大規模回顧展「田名網敬一 記憶の冒険」は、当時の資料を含めて田名網が手掛けた膨大な作品を紹介することで、これまで包括的に捉えられることがなかった、その60年以上におよぶ活動を「記憶」というテーマのもとに改めてひも解こうとするもの。

本展では、田名網の多岐にわたる創作活動を一望できる。絵画、コラージュ、立体作品、アニメーション、実験映像、インスタレーションなど、初公開を含む約500点もの作品が展示空間を埋め尽くしている。各手法が交錯する展示は、まさに田名網の脳内宇宙を体験しているかのよう。

特に、新作インスタレーション「百橋図」では、プロジェクションマッピングで投影された奇々怪々なモチーフが太鼓橋を行き交い、田名網芸術の集大成を体感できるだろう。

展示の締めくくりとなる最後の展示室では、八代亜紀や「JUNYA WATANABE(ジュンヤ ワタナベ)」など、これまでの多彩なコラボレーションアパレルやポスターなどが一堂に会している。

続く、ミュージアムショップでは、田名網が生み出した奇想天外なモチーフと極彩色が踊るオリジナルグッズが勢揃い。

「adidas Originals(アディダス オリジナルス)」からは、定番の「ADILETTE(アディレッタ)」に田名網のアートワークを施した特別なデザインのサンダルが登場。

「NEW ERA(ニューエラ)」とのコラボレーションでは、本作のために田名網が描き起こしたオリジナルアートが、ベースボールキャップの「59FIFTY®」など4つのモデルにあしらわれている。

「BEAMS CULTUART(ビームス カルチャート)」からは、田名網の代表作「笑う蜘蛛(くも)」シリーズをフィーチャーして、Tシャツ、キャップ、ブランケットなど日常に取り入れやすいコラボレーションアイテムがラインナップ。

「BARBIE®(バービー)」や「UNO™」、「Magic 8 Ball™(マジック8ボール)」の3つのマテル社人気ブランドを白紙のキャンバスとして田名網敬一に提供し、実現したコラボレーションも。田名網の手が加わることで、遊べる、そしてコレクトできる芸術作品へと変貌を遂げている。アイテムは展覧会期中、随時追加される予定だ。
戦争の記憶から生まれ、ポップカルチャーと融合した田名網敬一の芸術世界。多彩な表現手法と、現代のファッションやカルチャーアイコンとのコラボレーションが織りなす独創的な世界観を、この機会にぜひ体感してほしい。
text: Nariko Inoue, edit: Mio Koumura
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田名網敬一 記憶の冒険
会期:2024年8月7日(水)〜2024年11月11日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E
住所:東京都港区六本木7丁目22-2
時間:10:00〜18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
休館日 :毎週火曜日
観覧料 :一般2,000円、大学生1,400円、高校生1,000円
※中学生以下は入場無料
※障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料。
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会ホームページ:https://www.nact.jp/exhibition_special/2024/keiichitanaami/
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