「界 鬼怒川」で名湯 鬼怒川温泉と旬の鮎を楽しむ。「界」20施設対象のシニア旅を応援する“サブスク”も展開
首都圏より約2時間、栃木・鬼怒川温泉駅より車で5分。鬼怒川渓流に面した小高い丘の上にたたずむ温泉旅館「界 鬼怒川」。スロープカーでたどり着くエントランスホールには、益子焼でできた水琴窟からの柔らかく澄んだ音がこだまし、中庭を囲うようにして立つ客室や露天風呂からは、桜や新緑、紅葉、雪景色など四季折々の美しい風景を望むことができる。また、夏からの特別会席では、旬の鮎に舌鼓。
名湯 鬼怒川温泉の湯浴み
内風呂
「傷は川治、やけどは滝(鬼怒川)」とうたわれた名湯・鬼怒川温泉。筋肉・関節の慢性的な痛み、自律神経不安定症、冷え性、胃腸機能の低下、疲労回復などに効果があるアルカリ性単純温泉は体に優しく、長湯をしても疲れにくいため、何度でも湯浴(ゆあ)みが楽しめる。
露天風呂
内風呂と露天風呂共に、男女各一つずつ用意。湯上がり処には、季節のドリンクやアイスキャンディーのサービスも。大きなガラス張りの大浴場は鬼怒川の折々の四季が映り込み、自然との一体感が心地よい。露天風呂の向こう側に桜並木を望み、春には花見風呂も楽しめる。
目と舌で味わう季節の特別会席「鮎の石焼き」
季節、地域ならではの食材や調理法を取り入れた特別会席には、夏から旬を迎える鮎を味噌の香ばしさと味わう「鮎の石焼き」が登場した。
夏の新メニュー「鮎の石焼き」
1年のなかで、鮎を味わうことができるのは、鮎釣りの解禁がある6月初旬から10月まで。鮎釣り解禁したての初夏にとれる鮎は、まだ若く、骨が軟らかなことが特徴だ。真夏には脂ののった“成鮎”として成長を遂げ、秋に近づく頃には、“落ち鮎”と呼ばれるように川を下り子持ちになるなど、時期により少しずつ異なる食感や味わいが楽しめる。
新メニュー「鮎の石焼き」では、表面や頭はパリッと香ばしく、鮎の身はほどけるほどに軟らかく仕立てるなど、頭から尾までをおいしく味わえるように様々な調理法を駆使。石の上には、白玉・赤玉味噌の2種類をのせ、その上に鮎や牛肉、季節の野菜をのせて焼いていく。立ちのぼる味噌の香ばしい香りに、一気に食欲をそそられる。
お酒との相性も抜群
2種類の味噌それぞれに、大豆をすりつぶした「すったて」を混ぜ合わせ、味噌本来の塩分を抑えることで、鮎の繊細な味を邪魔しない柔らかな味わいに仕上げている。
そして、冬から春にかけて提供されるのは、冬に咲く寒牡丹と春の桜という季節の花から着想を得た「桜牡丹鍋」。猪肉とサクラマスを2種の出汁(だし)で楽しめるので、こちらもぜひチェックして。
冬から春に提供される「桜牡丹鍋」
地域の伝統が詰まった客室「とちぎ民藝の間」
客室は、48室すべてがご当地部屋「とちぎ民藝の間」。重厚な色合いとぼってりした肌触りが特徴的な「益子焼」や、清流が流れる山紫水明の地として松尾芭蕉も愛した黒羽(くろばね)で200年以上の歴史を持つ「黒羽藍染」、古代の火山灰や砂礫(されき)が海中に沈殿してできた石材「大谷石(おおやいし)」などの、「とちぎ民藝」を随所に取り入れている。
黒羽藍染
民藝とは、もともと民衆的工芸の略で、日常的に使われる工芸品のことを指す造語。高級な美術品ではなく、名もなき職人たちが作る日用品の中にこそ、美しさ(用の美)があるとした柳宗悦(やなぎ むねよし)や河井寛次郎らによって提唱され、全国に広がった。栃木の益子焼や黒羽藍染も、その思想・運動の流れをくんでいる。
テラスに使用されている「大谷石」
露天風呂付きの和室も