「地上の生の光景」を見出す美術家・内藤礼の個展。東京国立博物館「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」
2024.4.9

東京国立博物館にて、美術家 内藤礼の個展が開催される。自然がもたらす事象を通して「地上の生の光景」を見出す空間作品を生み出してきた内藤が、所蔵品の中から縄文時代の土製品を選定。自然光に照らし出される展示室で、人と自然のあわいに起こる親密な協和をそっと浮かび上がらせる。
2024.4.9

東京国立博物館にて、美術家 内藤礼の個展が開催される。自然がもたらす事象を通して「地上の生の光景」を見出す空間作品を生み出してきた内藤が、所蔵品の中から縄文時代の土製品を選定。自然光に照らし出される展示室で、人と自然のあわいに起こる親密な協和をそっと浮かび上がらせる。
私たちの傍らにある自然の諸要素と日常のささやかな事物を受け止めることで、日々見過ごしがちな世界の片隅に宿る情景や知覚しがたい密やかな現象を見つめ、「根源的な生の光景」を出現させてきた、美術家の内藤礼。

150年の歴史を持つ東京国立博物館の収蔵品、そしてその建築空間と内藤との出会いから始まったという本展では、所蔵品の中から、注文主など作り手以外の意図が制作に大きく関与するようになる以前に作られた、縄文時代の土製品に着目。さらに、東京国立博物館の建築や歴史を独自の視点で読み解くことで、あらたな空間作品を制作する。

開催に伴い会場のひとつとなる本館特別5室では、長年閉ざされていた大開口の鎧戸が開放され、また展示室も、その場の本来の姿が顕れるようにとカーペットと仮設壁が取り払われ、自然光で満たされる。

天気や時間帯によって刻々と変化する裸の空間では、作家が見つめた空間と作品のあいだで、時空を超えた交感がなされ、目には見えない存在や、耳では聞こえない声の確かさを感じ取る契機となるだろう。

また本展はエルメス財団と共同で企画され、2024年9月7日(土)より銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催される内藤礼の個展へと続き、再び東京国立博物館へと続く構成となっている。2会場にまたがる空間構成は内藤が初めて見出した構想であり、これもまた見どころのひとつだ。
「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」
【会期】2024年6月25日(火)〜 9月23日(月・休)
【会場】東京国立博物館 平成館企画展示室、本館特別5室、本館1階ラウンジ
【開館時間】9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
【休館日】月曜日(ただし、7月15日、8月12日、9月16日、23日は開館)、7月16日(火)、8月13日(火)、9月17日(火)
【観覧料】一般 1,500円(1,400円)、大学生 1,000円(800円)
※( )内は前売り料金
※前売り券は4月11日(木)~6月24日(月)まで、オンラインチケット等で販売。
※高校生以下、障害者とその介護者1名は無料。入館の際に学生証、障害者手帳等をご提示ください。
【問い合わせ】050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会詳細
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2637
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