元宝塚の男役のなかでも個性際立つ抜群の存在感で人気を誇った美弥(みや)るりかさんによるエッセイ連載「美弥るりかの暮らしのパワーチャージ」。前回は、宝塚時代、自分を否定し追い詰めてしまって心身が疲弊してしまったという体験談を綴った美弥さん。今回のテーマは、そんな美弥さんが自分を受け入れて愛せるようになったというルーティンについてです。
皆さま、こんにちは!美弥るりかです。
いつも連載を読んでいただきありがとうございます。
私は今、Musical『The Parlor』を終え、7月から開幕する音楽劇『クラウディア』のお稽古に入っています。緊張もありますが、織愛(オリエ)役を通して愛に向き合う姿を表現できるよう、稽古していきたいと思います!

さて、今回のテーマは前回からの続きで、
自分自身へプレッシャーをかけ過ぎてしまい、身体や心に支障をきたしてしまうこともあった私が、自分と向き合い、少しでも前向きな心で過ごすために行ったことの第一段階、「心のクレンジング」についてです。
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「自分が好き」「自分を大切にする」という気持ちがわからず、いつか理解できる日は来るのか? と疑問を持ち続けていました。
舞台作品の中の役になりきり、「自分ではない誰かになれる」という感覚を味わうことで、心の隙間を満たし、バランスを保っていました。
でも、コロナ禍でいろいろな舞台が中止になり、一人で過ごす時間が増え、それまで心に蓋をしていた部分が明るみになってきた頃、"自分を愛することを大切にしている方"に出会ったことにより、自分ととことん向き合う! と決心しました。

何をしたらよいか考えた時、まずは心の中を整理してスッキリさせることが、私には必要だと思いました。
もともと物事を考えすぎる性格ですので、新たに学んで取り入れたいと思っても、頭も心も今まで抱えていたもので容量オーバーになっていたら何も入らないですよね。
そこで私が始めたのが、「思いを文字にして書く」ということ。
後から知ったのですが、「ブレインダンプ」という頭をスッキリさせるための方法として取り入れている方も多いそうです。
私の場合は、物心ついた子供の頃から今日までの思い出せるできごと、その時の感情、言われた言葉、言った言葉を思いつくまま、ひたすらずっと書いていきました。昔のできごとを思い出している今この瞬間の感情もです。
楽しかったことも、辛かったこともひたすら全部書いていきました。
