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<東京ダイニングアウト>第4回 「鉄板焼 Kurosawa」黒澤監督が愛した美食の世界

かつて王子製紙の重役を務めた中村氏が所有していた情緒溢れる建物。ほとんどが当時のまま使われている(c)Yusuke Takeda

【9月26日 marie claire style】日本人として初のアカデミー名誉賞を受賞するなど世界的に有名な映画監督、黒澤明。

映画ファンならずとも「クロサワ」の名前は広く知れ渡っている。また美食家であり、特に無類のお肉好きであったことでも有名な監督が、自宅でお客様をおもてなししていたのと同じ料理をいただけるのが、ここ、「鉄板焼Kurosawa」。

 築地の路地裏、古民家を改装した建物は大正ロマンの香りが漂い、情緒に溢れている。この建物は、中央区の指定文化財になっているそう。店内は、和と洋が見事に融合し、ステンドグラス越しに揺らめく街の灯がなんとも美しく、ロマンティックな映画のようなワンシーンを演出してくれる、そんな雰囲気。監督がこだわっていたという料理はどれも素晴らしく、厳選黒毛和牛を長時間熟成させたドライエイジングビーフや、毎日仕入れる新鮮な魚介類をシェフが目の前で調理。食事のあとは、2階のサロンでデザートや食後酒をゆっくり楽しむことができ、海外からのゲストをおもてなししたい時に、私が必ずお連れする特別な名店。

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■店舗概要
「鉄板焼 Kurosawa」
住所: 東京都中央区築地2-9-8
tel: 03-3544-9638
http://9638.net/tsukiji

■プロフィール
杉山絵美(Emi Sugiyama)
ライフスタイルナビゲーター。芸術家の家系に生まれ、大学卒業後にイギリスに留学。クリスチャン ディオールの広報として活躍し、数々の話題のイベントを企画。幅広い交友関係と世界中の都市やリゾート地を訪れて得た情報をもとに、世界中から来日するゲストをもてなすグルメや観光スポットが評判に。

■関連情報
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(c)marie claire style/photo:Yusuke Takeda/selection, text: Emi Sugiyama

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