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伝説の照明「セルジュ・ムーユ」の誕生秘話とは? 実は知らない名品モノガタリ

熟練職人の手で納得いくまで
試行を重ねて細部まで再現

あの特有のカーブをもつシェードを完璧に再現するまで、工房では何度も試作を重ね、少しずつラインアップを増やしていった。シェード部分は丸く切った厚さ1mmのアルミを旋盤にはさみ、職人がヘラ絞りで成型、カット、そして面取りを施し、最後に塗装して仕上げる。

セルジュ・ムーユのランプはアームや支柱、脚部もすべて熟練の職人たちの手によって、ひとつひとつ丁寧に生みだされている。洗練された唯一無二の存在感に加え、オリジナルの希少性も手伝って、今や世界中のデザイナーやコレクターから絶大なる支持を得ている。

セルジュ・ムーユの傑作照明の
代表デザインを振り返る

ランパデール トワ ルミエーレ

「ランパデール トワ ルミエーレ」

1952年、Compagnie des arts françaisのために作られたランプ。セルジュは「アグレッシブな照明。昆虫のナナフシだ」という言葉を残している。3本のアームとシェードを回転させて角度を調整し、照らす向きを自在にアレンジできるのも魅力。「ランパデール トワ ルミエーレ」¥264,000(IDÉE)

ランパデール アン ルミエール

「ランパデール アン ルミエール」

スレンダーでエレガント! すっと伸びた姿は植物の葦(あし)を思わせる。「ランパデール アン ルミエール」¥85,800(IDÉE)

アプリク ミュラル ドゥ ブラ ピヴォタン

「アプリク ミュラル ドゥ ブラ ピヴォタン」

1954年にパリで開催された展示会「サロン デ ザール メナジェ」に初めて登場したモデル。上のライトで部屋全体を照らし、下のライトでテーブルなどをピンポイントで照らすという斬新な試み。「アプリク ミュラル ドゥ ブラ ピヴォタン」¥143,000(IDÉE)

text: Nobuko Sasaki(tampopogumi) edit: Akiko Yoshida

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