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FUKAMIちゃんがロンドンで暮らした3ヵ月間!プチ留学した成果をレポート!(前編)

3ヵ月の学校生活と語学

せっかくロンドンに住むんだから、ちゃんと英語を勉強しようと思って選んだ学校が、「リージェンツ ユニバーシティ ロンドン」。この学校の特徴は、自閉症傾向をもっている子どもたちへのメソッドやADHDの人のためのメソッドなど、日本ではなじみのない学び方をチョイスできること。僕はADHDなので、このメソッドのあることが学校選びの決め手になりました。

実際に、「リージェンツ ユニバーシティ ロンドン」に通って英語が上達したか? と聞かれるとそこまでグンと上達はしてないの(笑)。だけど、以前よりも堂々と会話を楽しむことができるようになったから、結果、この学校を選んでよかったと思ってる。先生も教え方が上手で、集中力がすぐに切れてしまう僕に毎日少しずつ勉強すれば必ず自分に返ってくるって、何度も「英語」のコミュニケーションの重要性を優しく語ってくれて。学校にほとんど通っていない僕には、すごくいい経験になりました。

ロンドンで生活していて気がついたのが、完璧じゃない英語を話す人たちっていっぱいるってこと。だから、僕の英語が下手でも周りの人たちは全然気にしていない。だけど、日本の人は、「全然しゃべれないじゃん」とか「何?その発音」とか英語が少し下手な人を揶揄しちゃうじゃない? だから、完璧な英語を話そうと思ってしまう。僕の個人的な感想ですが、そんなに気にする国って日本だけだと思います!

3ヵ月の海外生活でマインドに変化

食生活にも変化がありました。イギリスのレストランってベジタリアンの人や宗教的な文化に対応するメニューがとっても多かったんです。僕が行ったレストランでベジタリアンのメニューがないお店は一軒もなかった。

だから、ロンドンにいるときに自然とお肉やお魚を控えてベジタリアンメニューに変えていこうかなという気持ちになりました。野菜の味も濃厚で、野菜だけで十分満足できるの。

ロンドン地下鉄での様子

もうひとつ感じたことは、日本よりも貧富の差が大きいということ。僕も幼少期、貧しい環境で育って、不遇だと思っていたけれど、それよりももっと過酷な状況の人たちがいるということを知って驚きました。でも、イギリスのいいところは、経済的に余裕のある人たちが、貧困の人たちのために、目に見える形でサポートしているのが、とってもわかりやすくていい制度だなと思いました。

スパーイメージ画
BBC Newsより引用

たとえば、街のスーパーなどに設置されている公共冷蔵庫。地域のレストラン、スーパー、家庭などで、パンや野菜、肉、飲料水など余った食べ物を自由に入れたり、取ったりできる冷蔵庫です。もちろんすべて無料。この冷蔵庫があることで、「私、困っています」という声を上げなくても、冷蔵庫に行けば何かしら食べ物があるから安心。こういうことが日本でもできれば、サポートする側もされる側も気負いせずに楽に行えると思うの。僕も小さい頃、「食べ物がないからください」なんて言えなかった。だから空腹を我慢するしかなかった。豊かな国で「食べるものがない」ということを誰かに伝えるって、とても難しいですからね。

今回は、少し堅い話になりましたが、次回の後編では週末トリップで行った国やオススメのカフェ、レストランなどを紹介します!

text: Miyuki Kikuchi

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Profile

FUKAMI

スタイリストの野崎美穂氏のアシスタントを経て、独立。 2015年よりスタイリストとしてキャリアをスタートし、国内外のファッションショー、雑誌、テレビ番組、広告、ライブなどのスタイリングなどを始めアパレルブランドのクリエイティブディレクション、アニメーション監修、ドラマへのスタイリングアバイザー、コンサルタントなど幅広いフィールドで活動する。 2020年から双子の兄と共に始めたInstagram やYouTubeなどでのライブ・動画配信も好評。現在ロンドンへ短期留学中。

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