【星野リゾートを唎く】渓流に抱かれて過ごす愉悦。「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」で、千変万化の自然に癒やされる

Lifestyle

2022.11.22

【星野リゾートを唎く】渓流に抱かれて過ごす愉悦。「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」で、千変万化の自然に癒やされる

高さ8.5メートル、重さ5トン。中央の岡本作品が背景の自然と絶妙にマッチし、宿泊客を非日常へいざなう

ディナーのスターターは渓流のせせらぎを聞きながら

非日常を演出する仕掛けはまだまだある。フレンチレストラン「Sonore(ソノ-ル)」での食事もその一つ。「朗々と響かせて」という意味のフランス語の音楽用語を冠し、2019年7月10日にグランドオープン。コースは奥入瀬渓流を望むテラスでのアペリティフとアミューズから始まる。贅を尽くしたグランメゾンでも体験できない、このレストランならではの演出だ。メインのコース料理は、テラスに隣接した屋内のダイニングに移動していただく。

サーモンのリエットや洋ナシのサブレなど、渓流のせせらぎを聞きながら味わうアミューズ

その時期の一番美味しい食べ方ができるように対応

神戸北野ホテルやピエール・ガニェールなどでフランス料理の修業を重ねた岡亮佑料理長の生み出す料理は、フランス料理の伝統的な技法に敬意を払いながら、青森の旬の食材を大胆に使いこなしているのが特徴。「定型にこだわるのではなく、食材や料理のポテンシャルを引き立てるコース構成で、その時期の一番美味しい食べ方ができるように対応しています」と岡料理長は話す。大型のセラーに収まる150種計約2000本の銘醸ワインとのマリアージュも楽しめる。全9品のコースの各料理に合わせたワインのペアリングも用意されており、シャンパーニュからポートまで、ソムリエたちの考え抜いた選択に任せて、その思いに耳を傾けながら食事をするのも得がたい体験だ。

食材の上品な甘みを堪能できる冷前菜の「鮪 葱」は岡料理長のスペシャリテ

その料理は、シンプルな見た目からは想像できない、複雑で洗練された味わい。前菜だけで、冷製、温製合わせて5種類も供される。例えば、冷前菜の「鮪 葱」は大判の鮪を藁であぶり、鮪魚醤のタレと白葱を合わせた一皿。藁であぶったことで、鮪の甘みが引き立つ。ペアリングで合わせたワインが、アルザスのピノ・グリを醸したルネ・フライト・エシャール・エ・フィスの「ロランジュ・デュ・シュマン・ド・ピエール 2019」。爽やかな味わいが料理を邪魔せず、複雑な風味を引き出してくれる。カジュアルなワインだが、ペアリングでないとレストランではなかなか出会えない一杯だ。

青森らしい一皿をフレンチの技法で仕立てる

道具汁とデルガド・スレタ アモンティリャードの組み合わせは磯の香りが引き立つ

温前菜の「道具汁」も青森らしい一皿。青森の下北地方で漁師たちのまかないとして親しまれてきた道具汁をフランス料理でアレンジした。タコの足に加え、内臓や吸盤も使い、タコと軍鶏から出汁をとったビスクを合わせた。この濃厚な味わいの料理には、ナッツやカラメルの香りが際立つシェリーをペアリング。メインの魚料理は旬のスズキに干しエビや干し貝柱などの凝縮したソースを合わせ、そこに焼きナスを添えた。肉料理は熟成した牛肉とマデラ酒のソースの組み合わせ。それに食感の豊かな白舞茸とサツマイモを合わせ、肉の熟成感と舞茸の香りが口の中で混然一体としてくる。

「牛 木の子」。炭火で焼き上げた牛肉と白舞茸の甘みをボルドー・サンテミリオン地区の赤ワインが強調する
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