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【星野リゾートを唎く】渓流に抱かれて過ごす愉悦。「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」で、千変万化の自然に癒やされる

岡本太郎の遺作が見守るパブリックスペース

十和田八幡平国立公園内を流れる奥入瀬渓流は特別保護地区であり、国指定の天然記念物であり、特別名勝にも指定されている。そんな特別な場所に唯一建つリゾートホテルと聞けば、誰もが泊まってみたいと思うのではないか。実際、ホテルに一歩足を踏み入れた瞬間から、日常とは異なる時間と空間に包まれる。

ラウンジの岡本作品。これが遺作だと思うと感慨深い(撮影・高橋直彦)

例えば、館内のロビーとラウンジにそれぞれ設けられた大暖炉。いずれも岡本太郎が手がけている。東館の「ロビー 森の神話」は1991年に制作したブロンズ製の作品で、奥入瀬渓流に生息している生き物が自然と共生している様子を表現。西館にある「ラウンジ 河神」は96年制作で彼の遺作だ。高さ10メートル、重さ7トンのアルミ合金製の大型作品で、渓流の水しぶきが水の妖精「ニンフ」に変わっていく様子を表現している。この作品を観るためだけに、このホテルに宿泊するファンもいるのだとか。冬になると薪が焚かれ、より幻想的な雰囲気になるという。そんな話を聞いていると、冬の季節に再訪したくなってくる。

渓流沿いというよりは渓流に抱かれる感覚で宿泊できる
お問い合わせ先

フレンチレストラン「Sonore」概要
■場所: 星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル 西館 1 階
■営業時間: 17:30~21:00 *時期により異なる場合があります。
■料金: 1 名 21,780 円(税・サービス料込)
■予約: 公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/)にて要予約
■対象: 宿泊者(小学生以上)
■備考: 仕入れ状況により料理内容や食材の産地が一部変更になる場合があります。


星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
■所在地: 〒034-0301 青森県十和田市大字奥瀬字栃久保 231
■電話: 050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
■客室数: 187 室・チェックイン 15:00/チェックアウト 12:00
■料金: ビュッフェレストラン利用の場合、1 泊 22,000 円~ (2 名 1 室利用時 1 名あたり、税込、夕朝食付)
■アクセス: JR 八戸駅・新青森駅から車で約 90 分 (無料送迎バスあり。要予約)
■URL: https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/

Profile

高橋直彦

『マリ・クレール』副編集長。趣味で渓流釣りをする。フライフィッシングという毛鉤釣りだ。釣果ははかばかしくないが、日を浴びて渓流で過ごす時間が何より楽しい。「奥入瀬でも」と夢想していたが、国立公園内なので無理だろうと勝手に諦めていた。ところができるという。ホテルでは春の解禁時から、渓流釣りのアクティビティもあるという。何せホテルの目の前が渓流なのだ。来春の再訪の理由がこれでできた!

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