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<東京ダイニングアウト>第3回 「宇田津 鮨 」ひっそりと佇む、その扉の奥には

熊本・天草産のコハダと広島・梶谷農園のハーブを使用した彩りが美しい一品。仕上げの花は、食用のアリッサム(ハーブ)を使用。味付けは、静岡の山葵と淡路島の藻塩のみ。梶谷農園のハーブは人気が高く、200人の方が予約待ち(c)Yusuke Takeda

【9月12日 marie claire style】「隠れ家」という言葉がぴったりな高級鮨店。中目黒の路地裏に「ん?ここは何?」と思わせる、モダンなグレーの一軒家。

もともとは神社の”戸”であったという社寺金物のついた木目の美しい一枚扉が目を引く、存在感のある佇まい。扉を引くと、さらに扉が現れ、その脇にはインターフォン。一見さんお断りかと思えば、予約さえしていれば誰でも開けることのできる扉だそう。店内は、モダンアートと和が融合したギャラリーのような空間。海外のどこかの都市にいるような感覚にさせられる、そんな雰囲気。

 それもそのはず、オーナーは、世界中の名店を食べ歩く食通の外国人で、海外からのゲストをもてなす最高級鮨店を目指し、銀座のミシュラン星つき鮨店出身の宇田津久氏とともに、ここをオープンさせたのだ。美しい音楽を奏でるように繊細な江戸前鮨を握る大将は、客のどんなわがままにも応えてくれる。オープンから半年ほどの新店なのに、ハリウッドスターやグラミー賞受賞アーティスト、さらには、スターシェフたちが来日した際に必ず行きたい店としてリストのトップに上がっている。近々、カラオケも楽しめる会員制のバーが3階にオープン予定。

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■店舗概要
「宇田津 鮨」
住所: 東京都目黒区上目黒2-48-10
tel: 050-3550-5938
www.udatsu-sushi.jp

■プロフィール
宇田津久 Hisashi Udatsu
東京都国立市生まれ。高校卒業後に神田の鮨店で8年、銀座で5年、西麻布で2年修業し、今年の2月から「宇田津 鮨」で鮨を握っている。

■プロフィール
杉山絵美(Emi Sugiyama)
外資系ラグジュアリーブランドの広報として活躍。世界中を食べ歩いて研究したレシピをもとに友人達に料理教室を開催。短時間で簡単にできる
おもてなし料理を得意とする。

■関連情報
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(c)marie claire style/photo:Yusuke Takeda/selection, text: Emi Sugiyama

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