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パン激戦区の京都で注目。織物の町・西陣の人気ベーカリー。決め手は大豆酵母【町家宿おかみの、たびする京都くらす京都。】

オススメ3種を発表!

今回は、ご店主の豊山忠(とよやま ただし)さんにおすすめのパンを3種ご紹介していただきました。

まずは人気の焼きカレーパン。薄皮を焼いたタイプのパンに、手作りのカレーフィリングがぎっしり。しっかりコクがありつつも、脂っこさやしつこさはありません。男性も満足のボリューム感と女性も納得の味わい深さが高い次元で調和し、人気というのも頷けます。

焼きカレーパン ¥350

つぎは季節のおすすめとして「白いちじくのおざぶとん」というパン。パンにフレッシュフルーツがのってるなんて、ちょっと斬新じゃないですか? じつは豊山さん、かつてお菓子屋さんで働いておられたそう。お菓子屋さん時代の経験と感性が活かされた一品とお見受けます。

甘さ控えめの上品なクリームが、いちじくの風味を引き立てます。が、あくまで主役はふわふわのパン。軽やかな噛み心地とともに、国産小麦の豊潤な味と香りをお楽しみいただけます。

白いちじくのおざぶとん ¥300

そして定番は、私も大好きなルヴァンヴェール。ちぎった時にふわりと立ちのぼるしっとりとした小麦の香り、発酵食品であるからこその爽やかな酸味、しっかり詰まったモチモチのパン生地。間違いなくパン好きさんの「美味しいパンを食べたい!」という気持ちを潤してくれます。

ハムやバジルを挟んでサンドイッチも美味しそうですし、チーズとトマトを載せただけでいただくのも贅沢。豊山さんいわく、「ヨーロッパ的なお肉料理やアヒージョなどと食べると、パンの酸味が料理の味を引き立ててくれますよ。」。なるほど、またパンを買う理由が増えてしまいました。

ルヴァンベール ¥380

京都と聞けば懐石や割烹などの和食をイメージされる方が多いと思いますが、パン好きにもオススメしたい街です。この秋は、ぜひ京都へお出ましください。

撮影&構成:下岡広志郎

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【ぱんとおかし コハルビヨリ】 住所:京都市北区紫竹西高縄町82-1 営業時間:9:30~18:30(不定休、おもに水・木曜が休み) https://www.instagram.com/koharubiyori.kyoto/

Profile

下岡莉香

しもおかりか 大阪府出身。奈良女子大学卒業後、繊維商社で生地輸出を担当。より活躍できる場を求めて退社後、夫婦で1年5ヵ月44ヵ国世界一周の旅へ。日本文化の奥深さに目覚め、町家一棟貸しの宿kariganeを開業。一児の母。
karigane公式HP:https://rokushou.net/karigane/
Instagram:https://www.instagram.com/karigane.kyoto/?hl=ja

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