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【完全ガイド】代官山で注目の『バーミキュラ ハウス』。鋳物ホーロー鍋を丸ごと体験

素材本来の味をそのまま引き出す機能と、洗練されたデザインで、ファンが国内外に増えている『バーミキュラ』。鋳物ホーロー鍋に代表される製品の魅力を気軽に味わえる体験型複合施設『バーミキュラ ハウス』が東京・代官山にオープンしました。料理好きの人にも、食べる専門の人にも、最高のスポットになりました。

2021年12月19日にオープンした『バーミキュラハウス(VERMICULAR HOUSE)』には、鋳物ホーロー鍋に関するショップやレストランはもちろん、料理教室、料理本などが勢ぞろいしています。それでは、順にご案内します。

ショップは全製品完備 お試しもOK

1階が体験型ショップ『バーミキュラ フラッグシップショップ 代官山(VERMICULAR FLAGSHIP SHOP DAIKANYAMA)』です。ブランド名にもなっている鋳物ホーロー鍋『バーミキュラ』、無水調理やローストなどでも活躍する炊飯器『バーミキュラ ライスポット』、そして2020年4月に発売されてたちまちヒットした『バーミキュラ フライパン』が、ウェブサイトで販売していない限定サイズを含め13種類の全製品がそろっています。
定番は4人分の22cmですが、10cmや12cmの小さな鍋はココットなどに便利そう。オーバル鍋や食パン型もあり、見ているだけでも楽しいです。

気になるお値段は、オーブンポットラウンド10cmは¥6,600~、オーブンポットオーバル28cm浅型は¥37,400、食パン型¥19,800などとなっています。ちょっと高いかもしれませんが、長く使えますし、後から詳しくお伝えしますが、その使い勝手を考えると、決してそんなことはありません。

製品はもちろん、触ることができます。ただ、それだけではありません。

ホーローになじみの薄い人の中には、「使い方が分からない」あるいは「使いこなせるか自信がない」という思いが強いのは事実です。店内にいるコンシェルジュさんに話をいろいろ聞くこともできますが、それだけでは納得できない時はありますよね。 うれしいことに、『バーミキュラ ハウス』では、実際に製品の使い勝手を試せるのです。

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初めての『バーミキュラ フライパン』

ショップの一角にあるデモンストレーションキッチン。コンシェルジュさんに実演も行われますが、自分で希望の製品を使わせてもらえます。早速フライパンをお借りして、もやし炒めを作りました。

『バーミキュラ』のフライパンは、蓄熱性が非常に高い鋳鉄に、水がよくなじむ特殊な性質をもつホーローを組み合わせています。コンシェルジュさんからは、「しっかり予熱することがポイントで、煙が出るくらいで大丈夫です」と教えていただきました。

フライパンをよく温め、油を入れると、さっと広がります。もやしを加えると、強い火力で調理している中華レストランで聞くような「パチッパチッ」という心地よい音が響きます。

『バーミキュラ』のフライパンは、最も薄い部分では通常の鋳物の半分以下となる1.5mmになるなど軽量化をしていますが、それでも一般的なフライパンより重く感じるのは確かです。「よしっ」と腕に気合を込めた瞬間、「熱伝導が良く、しっかり火が通りますので、振る必要はありません」とコンシェルジュさん。なんだ、安心。

もやし炒めは、水分でべちょべちょになるというのがよくある失敗ですが、もやしから出てきた水分が瞬時に蒸発するので、その心配は不要です。調理中に確認したら、フライパンの中に余計な水が全くたまっていませんでした。カリッと仕上がる一方、もやしの内部に水分が閉じ込められ、しゃきしゃきとした食感が残るのです。

実力を痛感。目玉焼きだって全く出来栄えが違ってくるそうです。

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調理器具をそろえると、周辺のキッチンアイテムにも目が移ります。

特にオススメなのが、鍋つかみ(ポットホルダー、¥4,000)。『バーミキュラ』は重さがあるだけに、しっかりとハンドルにフィットするものを選びたいところ。片手でも取り外しができますし、使わないときは自立してくれるのが賢くて、うれしいです。

鍋敷き(マグネット トリべット、¥3,500~)も便利。鍋底にしっかりフィットし、ちょっと傾けるだけで簡単に外れます。

ステキな調理器具をたくさん見ているうちに、作れる料理の幅が広がった気がしてくることでしょう。そこで活用したいのが、食と暮らしに関連する約1500冊の本を集めたライブラリーです。新刊だけでなく貴重な古書もあります。

近くにコーヒースタンドがあって、飲み物だけでなく、『バーミキュラ』を用いた焼き菓子も置くそうです。ハンドドリップのコーヒーで一服しながら、次に挑戦する料理をあれこれ探してみるのは、とても楽しい時間になりますね。

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バーミキュラで作るデリカテッセン 常連になりたい

ショップ内の階段から地下に降りると、デリカテッセン『バーミキュラ ポットメイドデリ(VERMICULAR POT MADE DELI)』があります。家庭料理中心で、すべて『バーミキュラ』製品で作っています。

ランチ帯では煮込みハンバーグや肉じゃが、きんぴら、おにぎりなどが定番。どれも色合いが美しく仕上がっています。カフェ向けにはケーキやプリンなどを用意。アルコール類もあるので、夜は仕事帰りのちょい飲みで利用できる感じになっています。

イートインは全26席。テイクアウトは2022年2月(※実際は1月から始まりました!好きなお総菜から1品から購入できます)、お弁当は2022年3月からの開始予定です。

自宅やオフィスの近くにこんな店があったら、絶対に常連になりたいです。

料理教室は来春開始

デリカテッセンの脇が、料理教室『バーミキュラ クッキングルーム(VERMICULAR COOKING ROOM)』。定員8人の予約制で、2022年春以降に始まる予定です。親子で参加するような初心者向けから、一流シェフを招いた上級者向けまで様々なコースを用意するそうです。こちらも乞うご期待。

※2022年2月に入門コースが始まることが決まりました。無水カレーやご飯の炊き方など、バーミキュラとライスポットの基本が学べます。
予約受け付けは、こちらから。

レストランはバーミキュラで作る究極メニュー

いったん建物を出て、2階に入り口があるのが、レストラン『バーミキュラ ハウス キッチン(VERMICULAR HOUSE KITCHEN)』です。国籍にこだわらない新しい時代の洋食として、季節にあった日本の食材がもつ素材本来のおいしさを『バーミキュラ』によって丁寧に引き出すことをコンセプトに掲げています。
47席の店内は、落ち着いた雰囲気です。

試食させていただいた低温調理のサーモンは、プルプルの食感でした。無水調理した季節の野菜もほっかほっかで、とってもジューシー。水分があるためか、お腹にしっかりたまります。

ディナーの看板メニューとなるのが、「塩麹でマリネした仔羊の薪火ロースト」。塩麹にじっくりつけ込んだ仔羊をライスポットでじっくり低温調理。仕上げに、薪火で焼き上げて、香ばしさを高めています。これは自宅ではできないプロの技…。

デザートの一品「皮ごとバーミキュラで無水調理したバナナのプロフィットロール」。シュー皮でバナナを包んでいますが、なんとバナナは皮ごと使っています。無水調理だと、こんなこともできるのです。バナナの甘さがぐっと凝縮されています。

リンゴやミント、ジンジャーを用いたドリンク。ここでも『バーミキュラ』が使われています。どれも素材の味がしっかりと伝わってきます。

ディナーコースは¥6,500~。これなら十分にリーズナブルと言えるでしょう。
アラカルトの提供は2022年2月以降となる予定です。

シェフの小林直矢さんは、『ミシュラン2020』で2つ星をとった浅草のフレンチの名店『オマージュ』のスーシェフを務めた後、本場フランスでも研鑽を重ねた経歴の持ち主です。

バーミキュラとは ものづくりの情熱が産んだブランド

今さらですが、おさらいです。

バーミキュラを展開しているのは、1936年に創立された愛知県の鋳造メーカー『愛知ドビー』です。”ドビー”とは「ドビー機」と呼ばれる繊維機械の一種に由来しています。愛知ドビーは長年、町工場としてドビー機のほか、船やクレーンの部品を作っていました。

鋳物ホーロー製品を作る器具も展示されています

繊維産業の衰退で、経営が低迷しますが、職人の培った技術を生かして再生を図ろうと、創業者から3代目となる現在の土方邦裕社長と智晴副社長の兄弟が独自の鋳物ホーロー鍋の開発に着手。2010年に『バーミキュラ』という名称をつけて売り出したところ、職人の1点1点丁寧な手作りによる製品の品質が高く評価され、大ブレイクしました。

『バーミキュラ』を展開する愛知ドビーの土方邦裕社長(左)と弟の智晴副社長

高級な鋳物ホーロー調理器具といえば、以前はフランスの『ル・クルーゼ(Le Creuset)』、『ストウブ(staub)』、『シャスール(CHASSEUR)』、北欧の『ダンスク(DANSK)』など海外勢の独壇場でした。今では、メイド・イン・ジャパンの品質を代表するブランドとして国内外で存在感を高め、世界各地でトップシェフにも愛用されています。家庭での利用はもちろん、贈答用としても人気です。

ちなみに、「バーミキュラ」とは、鋳鉄の特殊材質である「コンパクテッド・バーミキュラ」に由来しています。熱伝導率の良さと強度の高さを兼ね備え、『バーミキュラ』製品に不可欠の存在だそうです。

『バーミキュラ』は2019年12月に、創業の地となる名古屋で体験型複合施設『バーミキュラ ビレッジ(VERMICULAR VILLAGE)』を開きました。レストランは大人気で予約が取りにくくなるなど、あっという間に新名所となりました。個性的なショップやレストランが並ぶ東京・代官山でも、どのように発展していくかがとっても楽しみです。

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VERMICULAR HOUSE(バーミキュラ ハウス)


東京都渋谷区猿楽町 28-14


東急東横線・代官山駅から徒歩5分。旧山手通り沿い。周辺にも楽しいショップやレストランがいっぱい。


1F  VERMICULAR FLAGSHIP SHOP DAIKANYAMA(バーミキュラ フラッグシップショップ 代官山)
   平日10:00~19:00 / 土日祝9:00~19:00 
   水曜定休

2F  VERMICULAR HOUSE KITCHEN(バーミキュラ ハウス キッチン)
   ランチ 11:00~15:00 (L.O. 14:00)
   ディナー 17:30~22:30(L.O. FOOD 21:30/DRINKS 22:00)
   水曜定休


B1F VERMICULAR POT MADE DELI(バーミキュラ ポットメイドデリ)
   11:00~19:00 
   水曜定休


レストランでのランチ・ディナーの予約はこちらから
※ディナーは、2022年2月1日までコースのみ


 


Profile

戸塚 光彦

「代官山」に反応しがちな元東横線住民。「中目黒駅寄りの2両は扉開きません」時代のこと。
『小川軒』が代官山以外にもあることを長い間知らなかった。

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