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Lifestyle

おしゃれな文具10選 ひとり悦ぶステーショナリー

いつも身近な文房具だからこそ、センスの良いモノを使いたいです。おうちでもオフィスでも、お気に入りを見ているだけで、癒やされます。カワイイ、楽しい、役に立つ。大人女子にオススメのおしゃれ文具を10種類選んでみました。

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①自分流の絵本を作る『お絵かきスタンプ』

ささっと絵が描ける人のことが心の底からうらやましいです。時間のあるときに、優雅な絵を描いて、自分の世界に浸る。そんなの夢のまた夢だと諦めておりました。しかし、一縷の望みが見えてきました。「ありさ&あかめがね」の『お絵かきスタンプ』に出会ったからです。

筒井亮平さんと筒井ありささんというデザイナー夫妻が作ったスタンプは、様々な動物や街並み、風景などをセットにしています。メルヘンな画風を基調にしつつも、妙にリアルな表現(特にキノコにはビックリ!)が組み合わさった不思議な世界観を生み出しています。

スタンプを押しては、色を付けて、自分なりの絵本ストーリーが作れるようになっているのです。主人公っぽいのは、夫妻の愛猫「ダリ」ですが、自分で好きなキャラクターを見つけてもいいでしょう。

子どもの頃の人形遊びに近い感覚。大人の女子のおしゃれな時間の過ごし方になるでしょう。

お気に入りのキャラクターのスタンプを探すのも楽しみ

②「ぽろぽろ」とはどんな色? 音を表現したインク

『オノマトペ』と題されたインクシリーズ

ガラスペンが大流行して、一部は入手困難になるほどでしたが、一緒に気を使いたくなるものといえば、インクです。絵はもちろん文章も、書かれた色によって、受け取るイメージが大きく変わります。

神戸の景色をテーマにしたインクシリーズ『Kobe INK物語』を生み、「インク沼」ブームをリードしてきたナガサワ文具センターが、満を持して開発したのが『オノマトペ』シリーズです。社内の女性チームがコンセプトから調色などを決めていったそうです。

「オノマトペ」とは擬音・擬態語のこと。現在は、「うとうと」「どきどき」「きらきら」「にょきにょき」「すいすい」「ぽろぽろ」「カシャカシャ」「ぷかぷか」の8種類が商品化されています。オレンジ系の「ぽろぽろ」には「ぽろぽろと金木犀(きんもくせい)が落ちる頃作ったジャムはとても甘い香りがした」、紫系の「うとうと」には「陽だまりに眠るネコが気持ちよさそうでつられてうとうと」などと、それぞれストーリーが込められています。

ぼてっとしたボトルも愛嬌たっぷり。インクの色とのコンビネーションが絶妙。集めて並べると、ものすごくおしゃれな感じです。思うつぼとは分かっていても、ついそろえたくなります。

③紙ではないオリガミ

フィルム素材でできた『オリエステルおりがみ』

「折り紙」というと、子ども向けと思う方は多いですが、外国人の前でさりげなく鶴を折ってみただけで、すごく喜ばれることありますよね。実は、大きなポテンシャルがあるのです。

その可能性をさらに広げるのが、カクワの『オリエステルおりがみ』です。プラスチック製のフィルム素材でできています。西陣織で培った技術を応用し、独特の透明感と光沢のあるフィルムの上に、金魚や桜、切子などの鮮やかな模様を着色しています。紙ではないので、水にも強く、破れにくいです。

ただの鶴を折ってみても、出来栄えがまるで違います。くるっと丸めれて留めれば、グラスの形に変身。使い方はアイデア次第。インテリアのアクセントに使っても、おしゃれに見えます。スマホカバーの内側に入れるという使い道は、メーカーさんも想定していなかったそうです。

オリガミだからといっても、折らなくてもいいです。スマホの裏側に入れてみた

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④日付のない日付印 ハンコで彩る

日付を入れない『日付印』。その発想はなかった

デジタル化が進む中で、逆風が吹いているとよく聞くハンコ業界ですが、ハンコはハンコで、アナログならではの世界でどんどん進化しています。そんなことを実感させてくれるのが、サンビーの『日付印』です。

キュートなデザインで、日付が入る部分の周辺を飾っているのですが、日付は入れても入れなくても、ハンコを使えるように工夫してあります。日付を入れず空白になった箇所に、ちょっとした文を書けば、誰かへのメッセージを送るにしても目を引きますし、自分だけの手帳や日記がおしゃれで、しかも楽しくなります。

人気の消しゴムはんこ作家・イラストレーターのとみこはんとコラボした食べ物シリーズでは、ケーキやおすし、パスタなどが登場しています。

⑤お気に入りの本を飾る。「見せ読」派のあなたに

本を読むだけなんてもったいない。『ブックテーラー』で飾ればこの通り

本を買うときのポイントは何でしょうか。作家さんは大事だし、もちろん本の内容も重要。でも、実は本屋の店頭で手にしたときのファーストインプレッションで、決めてしまうことは結構ありますよね。大して作りもしないのに、表紙が楽しそうというだけで、レシピ本を買ってしまう人とか。つまりジャケ買いです。

そんな心理を巧みについてきたのが、クワバラの『ブックテーラー』。本を立てかけて飾ることができるアクリル板です。アクリルはガラスより透明度が高いといわれますので、これを使うと、本の表紙が透明の額縁の中に浮かんだように映るので、とても際立ちます。部屋の雰囲気全体がぐっとおしゃれになります。

背表紙だけしか見えないのでは目立たないし、平置きしているのでは見栄えがしない。本棚が始まって以来の長年の問題に終止符がつくかもしれません。

サイズは文庫本用と単行本用の2種類あります。

⑥オンライン会議でぱっとメモする

手のひらサイズのミニバインダーメモ『ミニッパチ』

この1~2年で本当に増えたのが、Zoomなどのオンライン会議。会話中に重要そうな一言、二言をちょっとメモしたいのだけど、ワードで書いていたら、それこそ手遅れということがよくあります。書きたいことが図表とかでは、完全にお手上げです。結局、意外と手書きの方が便利という場面は少なくないです。

ぷんぷく堂が考えた『ミニッパチ』は、9cm×12cmという手のひらサイズのミニバインダーメモです。意外とここまで小さいのはあまり見かけません。ポケットの中に入りますし、ひもを付けてクビから下げても使えます。気が利いていると感じさせるのが、実用新案登録をしたという下部に取り付けた平ゴム。ミニッパチごとカバンの中に無造作に入れておいても、メモ帳の紙がめくれあがってしまうのを防いでくれるのです。賢い。

『スキマメモ』は16cm×5cmと細長い形状。これは見ての通り、キーボードの前に広げて使います。

キーボードの前にピタッとはまる『スキマメモ』

⑦立ったまま書きやすい 職人が作った360度開くノート

気持ちよく360度開く『BOOK NOTE』

職人が使いやすさに徹底的にこだわると、ノートもここまで変わってくるのかと思わせるのが、渡邉製本の『BOOK NOTE』です。ノートなのですが、その名の通り、本というか、立派なハードブックの作りになっています。これを使っているだけで、おしゃれなできる女子という気がするのは私だけでしょうか。

180度は当たり前で、360度パカッと気持ちよく開きます。背中側に穴を開け、糸で縫うようにとじる「糸かがり」という伝統的な製本方法を採用しているからです。表紙は辞書などで使うリネンクロス製。硬さと柔らかさのバランスが抜群で、立ったまま書くときなど不安定な状態でも、しっかりと力を入れられます。多少雑な感じで扱っても、形崩れせず、使い続けられます。

本体に用いられている「OKフールス」という日本製高級紙には、しなやかさとコシを感じます。インクやボールペン、鉛筆、筆ペンなどでの書きやすさ、見やすさは当然、めくりやすさもばっちり。紙の端で指先を切らないように、角を丸めるなどの細かな配慮が行き渡っています。

サイズはA5とB6で、それぞれ方眼と無地がそれぞれあります。このノートを使っていると、何か新しい発想に巡り合えるのではないか。そんな期待を抱かせてくれます。

⑧紙の違いをテイスティング

異なる違う紙をお試しできる『Paper tasting』

紙というのは、色から肌ざわり、光沢、柔らかさ、書き心地、折れ目のつきやすさ、インクのにじみ具合・・・。種類が尽きることがありません。それだけに、現物で試してみないと、どんな感じかなかなか分かりません。

あれもこれも使ってみたいという方にオススメしたいのが、山本紙業の『Paper tasting』です。3種類で3サイズの試し書き用のペーパーパッドがセットになっています。ネーミングからしてちょっとおしゃれですが、コンセプトはワインのテイスティングです。ちょっとずつ使い比べることで、紙を深く知ってもらおうという紙屋さんの心意気を感じます。

『少しザラザラ』というセットでは、書籍や雑誌などによく使われるコスモエアライト、保存性が高く書きやすいニューシフォンクリーム、軽いわりに厚みのあるフロンティアタフ70という3種類が入っています。確かに書いてみると、まるで違うんです。

紙の専門知識に関する説明書も入っています。紙の世界に誘われます。

⑨イラスト、メモ帳、便箋…。紙の使い方は無限大

高級紙の実力が分かる『PALLET PAPER』。書いているだけで気持ちよくなります

紙に興味を持った方のためにもう1品。富国紙業の「PALLET PAPER」を紹介します。はい、ただの紙のブロック(300枚)です。使い方は本当に自由です。「高品質な紙を、もっと便利に、もっと気軽に使ってもらいたい」という思いで開発したというだけあって、使い勝手はまさに折り紙付きです。

よく見ると、表面には薄い縞模様が浮かび、独特の風合いがあります。わずかな凸凹もあり、書いてみると、しっかりとした書き応えがあるとともに、線1本1本に味わいが生まれます。万年筆がいちばん格好いいとは思いますが、それ以外の筆記具も気持ちよく紙の上を走ります。まさに、文を書いてよし、イラストを描いてよし。

サイズは195×195mm。正方形ということで、縦書きでも横書きでも使えますし、絵を描いて、そのままインスタにあげるという人もいるそうです。うん、おしゃれ。

1枚ずつ好きな枚数を簡単に切り離せますので、メモ帳やアイデアノート、便箋などと使い方は次々から次へと広がります。

⑩ラッピングで差を付けるアイテム

ラッピングのアクセントにつけるのにはもってこいの『結紙』

これからプレゼントする機会が増える時期です。中身もさることながら、まずはおしゃれなラッピングで相手を驚かすことができたら、うれしいですよね。

エモジの『結紙(むすぶかみ)』は、薄い紙をこより状にした紙の糸です。紙ならではの感触が手になじみます。複数色の糸をねじり合わせただけで、オリジナルのひもになります。ラッピングの際のちょっとした彩りになります。お正月も近いですが、和のアイテムにはぴったり合うアイテムです。

強度もしっかりありますから、水引を作ることにも向いています。

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今回は、文房具と雑貨メーカーの合同展示会「FRAT#3」で取材してきました。出展者同士が互いの商品について意見を交換し合っているのが印象的でした。もっともっとおしゃれで面白いグッズがこれからも出てきそうです。

ご協力ありがとうございました。

合同展示会「FRAT#3」の様子

Profile

戸塚光彦

いつの間にか自宅に増え続けるボールペンとサインペン。たぶん一生使い切れません。お堅い経済記者から脱皮中。

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