【ウェルネスステイ:タイ編】「チバソム ホアヒン」で5泊6日、本気の体質改善

Lifestyle

2026.08.31

【ウェルネスステイ:タイ編】「チバソム ホアヒン」で5泊6日、本気の体質改善

Day3.サステナブルな取り組みに触れ、念願のWatsu(ワッツ)に大満足 

朝4時30分起床。3日目の朝は、昨日より確実に体がすっきり、頭も冴(さ)えている気がする。マッサージによるもみ返しもなく、久々に体調の良さを実感。1日に複数の運動を行うことは体力的についていけるか不安だったが、今のところ問題なく進んでいる。さらに、早朝の仕事が捗ること、捗ること。集中力が断然違う。これが、日本でもずっと続いてくれれば、本当に人生が変わるなと思った。

朝は、朝食の前に予約なしで参加できるモーニングクラスの「太極拳」へ。一度体験してみたかったので、楽しかった。呼吸の仕方や力の加減など、初めての人にも納得がいくやり方を伝授してくれる。

ほどよい汗をかいたところで朝食をたっぷりいただいた。朝食で、毎回楽しみにしているのが新鮮な葉物野菜がとれるサラダのコーナー。この野菜は、ほとんどがオーガニックの自社農園から運ばれてきていると聞いた。世界的にサステナビリティの面で評価が高いチバソム。この日の午前中は、自社農園やコミュニティへの貢献を含むリゾートの功績をたどってみることにした。


新鮮な野菜やハーブが栽培されているオーガニックガーデン

オーガニックガーデンは、驚くほどにたくさんの野菜が植えられていた。ハーブやフルーツ、きのこも栽培されていて、もちろん、肥料も自分たちで作っている。一見すると実に素朴なガーデンだが、敷地内にある2か所のガーデンは、2017年にIFOAM(国際有機農業運動連盟)の認定を受けているほどに本格的だ。

チバソムでは、料理に白い砂糖は使用せず、パームシュガーを使うなど、野菜に限らず体に優しい素材にこだわっている。結構な運動をするので、いつもより量は多めに食事をしているはずなのに、胃に残らず、体が軽いのは、ひとえに、この素材選びの徹底ぶりにあると感じた。


マングローブがるのはホアヒンで唯一、ここだけ。重要な生態系を守っている

自社農園の後は、マングローブの森「クライラー・ニウェー」を散策。2013年より、ホアヒン保護活動グループと協力して、チバソムのスタッフやゲストにより定期的な植樹や清掃活動が行われている約2万平方メートルの土地と、1キロメートルのウッドデッキの散策路で、15分ほどで通り抜けられる。リゾートからは車で10分ほどの場所にあるので、プログラムが空いた時間にぜひ訪ねてみてほしい。

ランチの前には、「アクア・ハンドブイ・クラス(50分)」を。発泡スチロールでできた「ハンドブイ(浮力ダンベル)」を使って、水の抵抗力と浮力を利用しながら全身を鍛えるアクアフィットネスで、水の抵抗力をコントロールする分だけアクアボックスより難しかった。

午後のクラスまでは、少し時間があったので、伝統工芸のワークショップをのぞいてみた。地元のココナッツの葉で作った扇にアクリル絵の具で絵を描くもので、職人の夫婦が教えにきていた。1時間ほどかかるが、無心に花の絵を着色していく時間は心落ち着く時間だった。扇は思い出に持ち帰ることができる。


セラピストと二人三脚のように行う「Watsu」

午後は、3つのクラスが予定されていた。1つ目が今回の滞在のハイライトともいえる「Watsu」。専用のプールで行う水を使用した指圧のことで、どこででも受けられるトリートメントではない。セラピストの腕に首を預けて、目をつむってゆらゆらと水の中を漂う感覚はとても不思議だった。耳まで水の中に入っているので、水の動く音のみが聞こえるうっすらと暗い空間は「子宮の中」と例える人がいるのもよくわかる。半覚醒のような意識での50分だったが、全身が軽くなっていた。

余韻に浸るまもなく、着替えて「アブス・エクスプレス(25分)」という短いワークアウトへ移動。短時間で効率よく体幹を鍛えるもので、短いながら普段使っていない腹筋にほどよい負荷がかかり、運動の成果を味わった。

最後は、「インヴィゴレーティング・マッサージ(50分)」。「インヴィゴレーティング=元気づける」ためのトリートメント。血流やリンパの流れに沿ってリズミカルにめぐりを良くしていくのだが、気分がすっきりするとともにエネジャイズされるので、夕食もしっかりと食べ、0時ごろまで目が冴えてしまった。

Day4.メンタル改善のプログラムで整う

4時半起床。4日目ともなると、1時間刻みの運動とトリートメントのプログラムにも慣れてくる。少し空いた時間には、客室に戻って仕事をする余裕まで出てきた。

そんなタイミングで、これまでフィットネスやトリートメントのクラスで組み立てられてきたプログラムに、メンタルに働きかけるクラスが加わった。

まず、朝一番に「センターライン・メディテーション・クラス(50分)」が予定されていた。オープンエアのヨガ・パビリオンで、マットの上に体を横たえながらの約1時間。ほとんど動かないけれども、鳥の声や風の音、遠くに波の音まで聞き取れ、感覚が研ぎ澄まされていくようだった。


プラナヤマは個人クラスもグループクラスもある

その後は、チバソム独自の呼吸法を学ぶ「ヨガ・プラナヤマ(50分)」をマンツーマンで教わった。内臓を活性化させる呼吸法で、起床したばかりの空腹時に行うとよい呼吸法、寝る前に心身を落ち着かせる呼吸法などを教えてもらった。健康の基本は、呼吸にあると教わったことがあるが、これは自宅でもできるアクティビティとして有効だと思った。

ランチの後には、「鍼(はり)(90分)」。頭の先から、足の指の間にも丁寧に鍼治療が施されていく。ここまで大切に扱ってもらう鍼治療も珍しく、ちょうど出始めていた筋肉痛も和らいだ。水をたっぷり飲んだ方が良いというアドバイスを受けて、夕方のトリートメントまでは「ヒートエクスペリエンスエリア」でのんびりと過ごした。

夕食前に「イブニング・ストレッチ・クラス(50分)」と「タイ・マッサージ(50分)」を続けて受けた。体を柔軟にしてから、セラピストと一緒に行うストレッチのようなタイ・マッサージを受けると、いつもより体全体が伸ばされているようで、午後の鍼治療と合わせて、体の深部が癒やされた1日だった。この日も、早めに眠くなり、21時30分には就寝。

Day5.5日間の驚きの成果が表れていた

4時半に起床。鍼やマッサージが効いたようで、この日も7時間しっかり眠った。

いよいよ最終日。6日目は、朝7時にはリゾートを出発してバンコクの空港に向かうので、クラスやアクティビティを受けられるのはこの日のみ。

朝、昨日習ったばかりの呼吸法「プラナヤマ」をもう一度おさらいしたくて、予約なしで参加できるグループ制の「プラナヤマクラス(50分)」からスタートした。正しい呼吸法から朝を始めると、心なしか体の調子も良い感じがする。


1クラスが終われば、汗びっしょりになるインターバル・サイクリング・クラス

その後は、久しぶりに少し上級のクラスである「インターバル・サイクリング・クラス(50分)」を体験。マシーンの自転車をひたすら漕(こ)ぐのだが、立った状態で漕いだり、負荷を強くしたりと、なかなかつらい。それでも、なんとかやり遂げた。ハードなクラスは、やはり男性率が高い。


おなかにフォーカスしたトリートメント「チネイザン」

次は、「チネイザン(50分)」で、内臓の滞りを整えるホリスティックなトリートメント。疲れていると腹部が硬いと言われることが多いので、これはうれしいトリートメントだった。おなか全体を優しくマッサージされていくと、ぽかぽかとして緊張がほぐれていく。空腹を感じるのも早く、食べ納めということもあり、いつもよりたくさんのランチメニューをいただいた。サラダはもちろん、チバソムでは毎回、ランチとディナーにメイン料理が用意されているが、この日はメイン料理(野菜1品とチキン1品)を2品も食べられるほどだった。

夜のトリートメントの前に、出発前のコンサルテーションが待っていた。体調を見るのはもちろん、もう一度、身長や体重などを測り直す。結果、血圧の平均値が下がっていたうえ、体重が1.5キログラムも減っていた。たった5日間、食事のコントロールは一切行っていなかったにもかかわらず、この短期間で減量までできたのには驚いた。肌や髪の艶も心なしか良くなったようで、とにかく滞在中の集中力はこれまでに経験したことがないほどのものだった。

最後は、5日間を頑張ったご褒美のように体を労るトリートメントだった。「チバソム コーヒー ボディ ポリッシュ(30分)」と「チバソム シグネチャー マッサージ(50分)」だ。コーヒースクラブで古い角質を取り除いた後に、特製のブレンドオイルで足先から全身をマッサージ。翌日は、生まれ変わったような仕上がりで帰路についた。


最後はスクラブから全身マッサージまでの至福のトリートメント

振り返れば、5日間はあっという間のようで、結構、ハードワークだったと思う。でも、やり遂げたという達成感と、楽しかったという記憶しかない。初めてトライする楽しさはもちろんだが、クリアできる適度なハードさがやる気を高め、頭も冴えていたのだと思う。

1日目に、ゲストの自主性にある程度委ねていることに感心したが、その際にコンサルタントが「チバソムは、ゲストのライフスタイルを変えることを目指しています。それもハッピーに」と言われたことが思い出される。

いつもの日常生活の中で、全てを取り入れることはできなくとも、ゲストが毎日のルーティンに一つでも体験したメソッドを組み込むことができれば、チバソムは使命を果たしたことになるのではないだろうか。

私でいえば、呼吸法とココナッツヨーグルトが新たな自分のルーティンに加わった。体重はあっという間に戻ったけれど、努力をすれば代謝は上げられるという自分の可能性を見いだせただけでも充分な旅だった。

text: Rica Ogura


Information

チバソム ホアヒン
73/4 Petchkasem Rd Hua Hin 77110 THAILAND
日本でのお問い合わせ先は
チバソム・コンシューマーサービス tel. 03-3403-5355
メール: c_service@Kentosnetwork.co.jp
3泊の滞在で1泊1名利用で1名96,000バーツ〜、1泊2名利用で1名72,000バーツ〜(ともに税金、サービス料17.7%別)
web: https://www.chivasom.com/

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