自分を好きになるには? 心理学者が教える「自分とうまく付き合う」ための3つのヒント

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2026.08.30

自分を好きになるには? 心理学者が教える「自分とうまく付き合う」ための3つのヒント

Mary Long / iStock.com

自分自身を好きになるのは、意外と難しいもの。自分を肯定的に捉えられないことは、自分自身との向き合い方だけでなく、周囲の人との関係にも影響を及ぼすことがある。そこで、アメリカの心理学者による、自分を好きになるために役立つ、3つの人生の教訓を紹介しよう。マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事より、一部編集してお届け。
Index

心理学者が教える、自分を好きになるための「3つの人生の教訓」

・相手に感情移入しすぎず、思いやりを持つ

・あなたの感情が真実とは限らない

・小さな変化も進化と捉える


心理学者が教える、自分を好きになるための「3つの人生の教訓」

四六時中、自分自身と付き合っていくことは、ときに疲れることでもある。自分の考えや欠点と絶えず向き合っていると、セルフイメージを損ない、自分を嫌いになってしまうこともある。とはいえ、自分を好きになり、自分自身と穏やかに付き合っていく方法を学ぶことは可能だ。

「心理学者として数十年にわたり仕事をしてきたなかで、私は人生について大切な教訓を得ました」。カップルセラピーを専門とする米心理学者で、30年以上の臨床経験を持つボニー・コンフォート博士は、米心理学メディア『Psychology Today』に掲載された2025年8月5日付の記事でこう説明している。「それは、あなたが他人との関係や自分自身の問題に向き合うときに、役立つかもしれません」

相手に感情移入しすぎず、思いやりを持つ

コンフォート博士は、自分の感情とクライアントの感情をどのように切り分けているのかを説明するにあたり、ある非常に具体的なたとえを用いている。

「ティーバッグをカップに入ったお湯に浸すと、お湯は紅茶色に染まっていく一方で、茶葉はバッグの中にとどまっています。それと同じで心理学者は、クライアントの物語や感情の中に深く入り込みながらも、自分の境界の内側にとどまっているのです。クライアントが帰れば、そのカップから出て、また次のカップに浸かります」

「これ(他者に共感しながらも、自分と相手は別の存在だという感覚を保つこと)は、あらゆる親密な関係に応用できる、生きていくうえでのスキルです。つまり、愛する人に寄り添いながらも、自分らしさを失わない方法なのです」と彼女は続ける。

「(中略)たとえば、パートナーが仕事のことで気持ちを乱していたとしたら、相手の話に注意深く耳を傾け、愛情や気遣いを伝え、自分まで相手の感情にのみ込まれることなく意見を伝えることができます。(中略)大切なのは、パートナーが抱えている問題を自分の問題として背負い込むことなく、思いやりを持って力になる方法を学ぶことです」

※『Psychology Today』によると、自分の感覚が揺らぎやすかったり、人と離れることに強い不安を感じたりする場合、自分の考えを書き出してみると客観的な視点を得るのに役立つ。数日後にそれらを読み返すと、思いがけない気づきがあるという。

あなたの感情が真実とは限らない

あなたが抱く感情は、これまでの経験や感受性によって形づくられた、物事に対する自分なりの見方を反映するものだ。人生で経験してきたことは物事の見方に影響を与え、ときには、あることを事実だと思い込ませることもある。

コンフォート博士は具体的な例を挙げている。「ある女性は、父親が母親を見下す姿を見て育ったため、自分は必死になって身を守らなければならないと考えています。自分には同じようなことが起きないようにしようと心に誓った彼女は、敬意を払ってもらうために闘い、母親のような扱いを受けることを拒否すると決めました。その結果は? 彼女は常に警戒しながら相手を観察し、パートナーの言動に自分を軽んじるようなところがあると感じると、彼に怒りと激しく攻撃的な言葉をぶつけてしまうのです」

さらに彼女はこう続ける。「もしパートナーには、そんな意図がまったくなかったとしたらどうでしょうか。彼は彼女を心から尊重しているけれど、そのときはただ気が散っていたり、何かに気を取られていたりして、頼まれていた画材を家に持ち帰るのを忘れただけだったとしたら? (中略)自分の思い込みを疑ってみることです。(中略)、そうすれば、心の苦しみを和らげ、他人を責めることも少なくなるでしょう」

※『Psychology Today』では、自分の思い込みから一歩離れるために、「それは本当に真実なのか?」「なぜそれを真実だと思うのか?」「それが真実だと示す証拠は何か?」、こうした問いを自分自身に投げかけてみることをすすめている。

小さな変化も進化と捉える

変化は長くゆっくりとしたプロセスである。これまでの人生経験によって、私たちにはすでに特定の選択をするパターンが身についているからだ。「同じ選択をするたびに、そのパターンは強化されていきます」とコンフォート博士は指摘する。「(中略)深く根づいた思考パターンを疑うことができるようになるには、努力と勇気、そして信じる気持ちが必要です」

「いつもの反応をほんの少し変えられただけでも、それは自分自身が成長していることを示す前向きなサインです」と彼女は続ける。「だからこそ、よい心理療法には時間がかかります。深く根づいた思い込みや反応を手放していく必要があるからです。自分自身に対して忍耐強く向き合ってください。小さな変化を喜びましょう。人としての成長は非常にゆっくり進むため、ときには5年前の自分と比べて初めて、変化に気づくこともあるのです」

※『Psychology Today』は、自分と他者との境界を保ち、自分の思い込みを問い直し、小さな変化を重ねていくことは、自己肯定感を高め、自分で自分の人生をコントロールしているという感覚や、よりよい人間関係につながると総括している。

※は編集部注

translation & adaptation: Akiko Eguchi

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This article was originally published by LR Médias on Marie Claire FRANCE

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