大阪ウメダキタの進化が止まらない

Lifestyle

2026.07.08

大阪ウメダキタの進化が止まらない
昨年、大成功に終わった「大阪・関西万博」で、インターナショナルシティーとしての評価を高めた大阪。2025年世界の観光都市ランキングで11位(英国の市場調査会社ユーロモニターインターナショナル)にランクインし、東京に次ぎ日本で第2位の観光都市との名声を獲得。そんな大阪・ウメダ北で10年以上にわたり再開発中のプロジェクト「グラングリーン大阪」が大詰めを迎えている。

今年5月には「グラングリーン大阪」の緑の芝生と大屋根施設を利用し、「エルメス」のドローイングイベントが開催され、多くの来場者を集めた。このイベントにはパリから「Le Monde d’Hermès」の編集長オリビエ・ウィッカー氏も訪れ、多くの入場者とともに、屋外でのイベントの楽しさを体験した。

関西最大級のオフィス総貸室面積を誇り、今年2026年秋には就業者数が1万人を超える見込みの「グラングリーン大阪」。今までの国内外から人々が集う「訪れる街」から、働き、過ごし、交流する「日常の街」へ変貌(へんぼう)を遂げようとしている。


人が集えば、欠かせないのが、食である。もともと大阪は「食い倒れ」と呼ばれる街。2025年「グラングリーン大阪」に日本初上陸した「タイムアウトマーケット大阪」には、この夏、大阪を代表する新店舗が登場するという。そもそも「タイムアウトマーケット」は世界13都市で展開され、その基本コンセプトが「街の成長に寄り添いながら、その土地の魅力を発信する」というもの。今回の新店舗もそのコンセプトの延長線上にあるようだ。
 
目玉はフレンチの巨匠・唐渡泰シェフが手掛ける、月替わりで出会う一期一会の一皿。唐渡泰シェフは「リュミエール・グループ」総料理長であり、野菜の美食を提唱するフレンチの巨匠。そんな彼の監修による新プロジェクト「Le Chef du Mois」(グランシェフの料理)は、フレンチ、イタリアン、日本料理、中国料理、パティスリーなどジャンルを超えたトップシェフが月替わりで登場。それぞれの感性と技術を生かした限定ワンプレートを創作するという。ジャンルや店の垣根を越えて料理人同士が交流し、新たな価値を生み出してきた“人のつながり”もまた、大阪らしさの一つであり、大阪の新たな食文化を発信することになりそうだ。


ほかにも「大阪・関西万博2025」で英国パビリオンのレストランを手掛けたチームによる英国料理店「Furai Guys」。ここでは、人気を博したフィッシュ&チップスをはじめ、厳選した国産魚介や関西の食材、発酵文化を取り入れた、ここでしか食べられない「英国料理」を提供する予定だという。またタイ国政府認定「クンテープ」では、オフィスワーカーの日常を支える本格的でヘルシーなタイ料理が楽しめる。大阪を代表するソウルフード・たこ焼きの人気店として知られる「くれおーる」も「タイムアウトマーケット大阪」に登場するという。

隣接するウェスティンホテル大阪からは、定評ある軽やかな口当たりとエアリーな食感を生かしたスイーツを提供する店が出店、合計7店の新店舗が誕生する。もちろんカフェゾーンやバーカウンターも備えた多様な空間が出現する計画だというから、まだ一度も行ったことのない方々も、ぜひ「グラングリーン大阪」を訪れてみてほしい。2027年春には緑の公園全体が完成するという。かくいう私も、この夏、新しい大阪を体験しに行くつもりだ。

text: Katsuto Tai

Tags:

Ranking

Horoscope