日常の喧騒を離れ、気軽に楽しむ「三井オーシャンフジ」のクルーズ

Lifestyle

2026.03.31

日常の喧騒を離れ、気軽に楽しむ「三井オーシャンフジ」のクルーズ

人気が高まるクルーズの旅。行ってみたいけど、敷居が高いのではと思う人にお勧めなのが、日本のクルーズ会社が運航する「MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)」の旅。日本流の細やかなおもてなしが徹底されているうえ、10日以下のショートクルーズも用意されているので、忙しい日々でも検討しやすい旅程も魅力。

Index

はじめての船内

スイートで楽しむくつろぎの時間

船内エンタメ

船内施設

ドレスコード

多彩な食事


前身の大阪商船時代から140年以上の歴史を持つ商船三井クルーズが展開するクルーズブランド「MITSUI OCEAN CRUISES(三井オーシャンクルーズ)」。中でも「三井オーシャンフジ」は全キャビンがスイートのラグジュアリー船だ。今年9月には姉妹船「MITSUI OCEAN SAKURA(三井オーシャンサクラ)」の運航開始も控えている。上質な旅を楽しめる日本発祥のクルーズブランドだ。

「三井オーシャンフジ」は「フジインクルーシブ」と呼ばれる料金体系を採用している。クルーズ代金に、基本的な食事やドリンク、船内のエンタテインメントなどが含まれており、宿泊、食事、移動をそれぞれ払う陸旅よりわかりやすい。

まず、船旅を楽しむためのチェックインには、外国籍船の場合、乗船するターミナルでパスポートの提示やクレジットカードの登録、顔写真の撮影といった手続きをする。空港の保安検査をイメージするとしっくりくる。それらが終わって、いよいよ船内へ。ここから非日常が始まると思うと、ちょっとときめく。

はじめての船内

気持ちがはやり、乗船してすぐにデッキを下から上まで隈なく散策。多層のデッキを貫くらせん階段が象徴するように、ラグジュアリーホテルをそのまま海に浮かべたようで、とてもわくわくする。なお、「三井オーシャンフジ」は最上階が11階の多層構造で、客船ではフロアを「デッキ」と呼び、自分がいま船の何階にいるのかを示す目印になっている。

スイートで楽しむくつろぎの時間

すべての客室がスイートで、しかもオーシャンビュー。客室の約9割がベランダ付きというラグジュアリーな雰囲気。宿泊したベランダスイートのベランダからは、雄大な海が見渡せる。波音に耳を傾けながら、誰にも邪魔されることなくひとり静かにたたずむ時間は、あわただしい日常から切り離され、ぜいたくそのものだ。太平洋に沈む夕日も眺めることができた。

お部屋にはウェルカムドリンクとしてスパークリングワインが用意されており、雄大な海の景色と相まって、客室に入った瞬間から、素晴らしい滞在になることをさらに予感させた。バスタブも全ての客室に備わっており、ゆったりしたバスタイムも楽しめる。

船内エンタメ

デッキ6のオーシャンステージでは、落語から歌やダンスのショーまで、連日さまざまなライブエンターテインメントが行われている。乗船した際は、「船旅FUJI落語」、別の日にはハウスバンドとシンガー&ダンサーズによる本格的なプロダクションショーが上演された。至近距離のステージパフォーマンスは、ダンサーやシンガーとの距離感が近く、大迫力で一見の価値あり。

オーシャンステージでのエンターテインメント

夜になると、クルーズスタッフがディーラーを務めるカジノルームでゲームを楽しめる。お金は掛けず、専用のチップを使ってテーブルゲームに参加できる。初めての人でもスタッフが声をかけてくれるのでとても入りやすい。ディーラーとの駆け引きを楽しみながら、同じテーブルの参加者同士で自然と会話も弾む。

オーシャンカジノ

船内施設

船内はWi-Fiや電源が完備されており、デッキ7のMITSUI OCEAN スクエアには、デスクが用意されているため、作業は支障なく行える。カフェと図書コーナーがあり、落ち着いた空間で読書や仕事に没頭することもできる。

三井オーシャンスクエア

デッキ9後方にある「スパ&ウェルネス木霊」では、多彩なマッサージセラピーに加え、ヨガや瞑想などフィットネス・マインドフルネスプログラムを体験可能。サウナやスチームルームを備えたハーモニーラウンジも完備されており、穏やかで充実した癒しのひと時を過ごせる。仕事をしながらの滞在も可能だろう。(※一部別料金)

スパ&ウェルネス木霊 ハーモニーラウンジ

ドレスコード

ドレスコードについても、過度に身構える必要はない。フォーマル一択ではなく、よりカジュアルに過ごせる場所も用意されている。「ルール」としてドレスコードは存在するものの、決して堅苦しいものではなく、「今日はどんなおしゃれをして楽しもうかな」と考える時間も、船旅らしさの一部だと感じられた。

多彩な食事

船内の食事は重要な要素。レストランやバーなど飲食できる場所が7つある。夕食で利用したのが、メインダイニングである「ザ・レストラン 富士」。日替わりのメニューが用意されており、肉料理、魚料理、そしてデザートも選ぶことができるプリフィックス。メインには「カジキマグロのクレープ オレンジソース」を選んでみた。

事前に申し込めば新鮮なお魚を使用したおまかせ寿司コース楽しめるという。メニューに金額記載のないドリンクは旅行代金に含まれており、種類も豊富で200種類以上。自分自身でワインを料理に合わせて自由にペアリングするという楽しみ方もできる。
こちらのレストランでは、寄港地の旬の食材を取り入れた料理を楽しめるのも、クルーズ旅ならではの醍醐味だ。

別の日のディナーは、「北斎 FINE DINING」へ。葛飾北斎の名が冠されたスペシャルダイニングは、フランス料理の三國清三シェフが監修。プリフィックスのコースメニューが提供される。好みに応じて品数や内容を選べるスタイルだ。こちらはクルーズの料金には含まれておらず、追加代金がかかり、事前予約が必要。ベジタリアン向けの料理も用意されている。

季節の食材を生かした料理の数々はどれも印象深い。前菜は「ホタテとウニのグラチネ、五穀米入りリゾット添え、ウニソース」を注文。肉厚なホタテの上に乗ったウニソースと五穀米が絶妙なハーモニーを奏でており非常に味わい深い。その場にいた皆おいしいと口をそろえるのも納得のおいしさ。メインの「和牛フィレ肉とフォアグラ、5種のキノコ添え、ポルトソース」は、ジューシーな赤身と濃厚なフォアグラがポルトソースとよく絡み合う、特別な夜にふさわしい一皿。レストランのクラシックかつ華やかな雰囲気は、スペシャルダイニングにふさわしい素晴らしい空間だった。

ホタテとウニのグラチネ、五穀米入りリゾット添え、ウニソース

お酒を楽しみたいという人には「オブザーベーションバー36」がおすすめ。バーの名前は、葛飾北斎の名作「富嶽三十六景」をたたえて冠した。バイオリンの生演奏を聴きながら、富士山をイメージしたカクテルなど、シグネチャーカクテルが堪能できる。バーで過ごす静かなひとときが、船上での夜に彩りを添えてくれた。

食事はレストラン以外に、ルームサービスも利用できる。朝食を注文する場合は、当日の午前2時までに注文表をドアノブにかけておくのがルール。ちなみにルームサービスは24時間対応しており、朝食を逃したり、少しおなかがすいたりしたときにも自由にオーダー可能だ。尚、「北斎 FINE DINING」で提供されたプティフールも部屋に持ち帰ることができた。

日本の丁寧なおもてなし、美食に静かな時間と、すべての要素が心を満たしてくれる。日常の喧騒(けんそう)を離れ、船上ですごす非日常を気軽に体験してみてはどうだろう。

text: Hiroya Tamura

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お問い合わせ・お申込みは下記まで 
MITSUI OCEAN CRUISES クルーズデスク 
https://mitsuioceancruises.com 
0120-791-211(通話料無料) 
携帯電話から 03-4446-7532(有料)


【SHIP DATA】 
総トン数/32,477トン
全長/198.19メートル
全幅/25.6メートル
客室数/229室
船客定員/458名

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