京都・かき氷が最も美味しい時期しか作らない澤屋の「粟餅氷」【町家宿おかみの、たびする京都くらす京都。】

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2021.08.07

京都・かき氷が最も美味しい時期しか作らない澤屋の「粟餅氷」【町家宿おかみの、たびする京都くらす京都。】

繊細なかき氷の秘密は?

そんな澤屋さんで夏の暑い盛りになると出てくる人気メニューがかき氷です。宇治粟餅氷を頼めば、まずはお抹茶の色の鮮やかさにきっと驚くはず。というのも蜜は作り置きせず、直前に茶筅でお抹茶と蜜を点てて合わせたもの。

抹茶が香高く、氷の芯まで蜜が染みわたって、たまらなく美味

スプーンを差しこむと、さくりと良い音。そっと口へ運べば、すっと儚く消えて、抹茶の風味が心地よく残ります。ガリガリとした歯触りで頭がキーンと痛くなるようなかき氷がある一方で、澤屋さんのかき氷はとても繊細。そのくちどけの秘密を聞けば、「昔の電気を使わない冷蔵庫がありますでしょ、それを使っているんです」と 13 代目当主・森藤哲良(もりふじ・てつろう)さん。貯蔵用にはバックヤードの冷凍庫を用い、使う前には冷蔵庫に移して少し“あたためて”そのくちどけを生み出しています。

13 代目ご当主の森藤哲良さん(右)と14 代目の森藤淳平さん(左)。粟餅作りは親子の連係プレーで
木製で愛らしい昔の冷蔵庫
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