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ミシュラン一つ星”NAGAYA”のコース料理を自宅にデリバリー!

海外に暮らすマリクレ読者から届いた現地のとっておき情報をお届け! コロナ禍で厳しい外出制限が課されていたヨーロッパ各国。ステイホームが数か月に及ぶなか、楽しみといえばやっぱり食事。ドイツ在住の西村僚子さんは一つ星レストランのコースを自宅にお取り寄せしたそう。テーブルにはいったいどんなメニューが並んだのでしょうか。

ロックダウン中のお楽しみ

私が住むドイツでは2020年11月から約半年間、厳しいロックダウンが続いていました。

日常生活に必要なものを購入するためのスーパーやパン屋さん、薬局などはオープンしていましたが、デパート、レストラン、ヘアサロンも3月末までクローズしていました。

はっきり言って、何も楽しみがなかった半年間……。

旅行好きな私と夫ですが、昨年9月に2週間、車でイタリアへ旅行したのを最後に、どこにも行けないまま。10月の夫のバースデーには北イタリア・アルバで開催される”白トリュフ祭り”に行く予定でしたが、出発前日にドイツからイタリアへ入国できなくなり、断念せざるをえませんでした。

そんなロックダウン中に唯一楽しめたのが、ミシュラン一つ星レストランのテイクアウト! ご紹介するのは、日本人の長屋シェフがオーナーの「NAGAYA」のコースです。

黒いプレートの奥の左から、ほうれん草と香箱蟹のおひたし、スモークサーモンのカネロニ、仔牛のタルト トリュフ風味、手前の四角い皿はホタテの刺身 エリンギとプラムのソース。右側の正方形の皿はキャビアとアボガドを添えたマグロのタルタル、奥は卵を容器にしたチーズケーキ
蓋を開けるとたっぷりのキャビアが!
仔牛のサドル 桜風味のパイ包み(手前)ホワイトアスパラガスに和牛のラグーとマッシュポテト(奥)
お品書きには温め方のポイントや冷やしておくものなど、お店からのメッセージが

「NAGAYA」はヨーロッパで大変注目されていて、デュッセルドルフ市内だけで3店舗経営されています。じつは私たち夫婦は日本ソムリエ協会ワインエキスパート資格を持つほど、ワインが大好きで、自他ともに認める美味しいもの好き。「NAGAYA」もお気に入りのレストランのひとつです。ここまで繊細でクオリティの高い和食を海外でいただけるなんて、感動レベルです。

特に記念日ではない週末はお弁当(70ユーロ)を、バレンタインデー、イースター、結婚記念日にはコース料理(170ユーロ)をオーダーして、自宅で楽しみました。

お弁当も頼みました

そのまま食卓に出せるように器にもこだわっています。写真では、白い食器にしか見えないこちらの器、じつは紙製なんです。メイン料理もこのままオーブンに入れて、70℃で温めて出せるというのがありがたい!

別のコースでは世界一の牛肉と言われるルビアガレガを堪能!

今はドイツのレストランも、営業を再開するようになりました。夏の旅行は南フランスを検討しているところですが、状況が変わるので、決めるのがなかなか難しいです。

皆さまはどんな夏を過ごされる予定ですか。一日も早く、安心安全な世界が戻ってくることを願うばかりです。

お問い合わせ先

【NAGAYA】  https://yoshibynagaya.wixsite.com/nagayaduesseldorf

Profile

西村僚子

にしむらともこ 兵庫県神戸市出身。大学卒業後、株式会社ジェーシービーに入社。その後、マナーセミナー講師などを経て、株式会社MOMO Style を立ち上げる。現在は、女性の起業コンサルティング・副業支援や起業プロデューサーとして活動する。9年前より夫の仕事の関係で、ドイツ・デュッセルドルフ在住。日本人の駐在者向けにワインセミナーや試飲イベントを開催しながら、ヨーロッパのワインやオリーブオイルなどを紹介、販売している。日本ソムリエ協会ワインエキスパート https://ameblo.jp/princesslifeacademy/

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