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「一日中、家にいる」のは健康には良くない?

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寒くて家から一歩も出たくない、そんな季節。一日中、家に閉じこもることの弊害とその対処法を、マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事よりお届け。

日が短くなってきた。気温は急降下している。雨が降ってくる。要するに、毛布にくるまってぬくぬくと過ごしたくなるような理由ばかりだ。しかし、心身の健康を維持するためには、毎日少しでも外に出ることをおすすめする。

気温が下がり、日が短くなり、暗い日々がやってきて、週末、テレビの前でブランケットの中にもぐっていても、平日、テレワークしているときでさえも、暖かくして一日中ゴロゴロしていたくなる今日この頃。

1日や2日、出不精でいることが、私たちの心身の健康に害を及ぼすのだろうか? 臨床心理学者のジョー・ダニエルズ氏は、この時期に外出が減るのは普通だが、あまりおすすめできない理由を英誌『Stylist UK』で説明している。

まず、このアドバイスが禁止命令になってはいけない。事実、たまには家に閉じこもることにもいくつか利点はある。「この時期、私たちは冬眠モードに入りがちなので、室内に引きこもるのも無理はありません」とダニエルズ氏は説明する。家にいることは、単に外の寒さと暗さから逃れるだけでなく、いかに休息をとって、新たに集中するかを学び直す1つの方法でもあるのだ。

「現在のクレイジーな世界状況の中で立ち止まり、自分自身、自分の感情や思考とつながり、自分がどこへ向かおうとしているのかを見極め、自分の人生を正確に方向づけること。それは良い人間関係を築き、人生がもたらしてくれるシンプルで自由な事柄を楽しみ、自分自身や愛する人を大切にし、正しい姿勢で効果的に問題に立ち向かうために、人間として絶対に必要なことです」と、バルセロナ総合医療クリニックのビセンテ・サーベドラ医師は2017年、スペイン紙『El Pais』に語っている。

家に閉じこもりすぎることの弊害

テレワーク 
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しかし、一歩も外に出ないことは、季節がそうするよう促しているとしても、有効な解決策ではない。実際、日が短く、天気があまり良くないとしても、たとえ15分でも日光に当たることは重要だ。

「メンタルヘルスの問題は一般に、基本的なニーズが何らかの形で満たされていないことに起因しています。室内に長くいると、人が必要としているいくつかのものが得られないはめになるのです」とダニエルズ氏は『Stylist UK』に語っている。

「室内の光レベルは屋外よりも低い。そして、冬の光レベルは夏の光レベルよりも低いことがわかっています。そのため、冬のほとんどを室内で過ごすことは、エネルギーレベルや覚醒度、気分、認知機能に必要な光を得るという点で、ダブルパンチを受ける可能性があるのです」と、ピッツバーグ大学の心理学教授、キャサリン・ロックレイン氏は2018年、『CNBC News』でさらに説明した。

外出することを考えずに家にいることが、私たちを活動的でなくさせることは言うまでもない。悪循環は私たちの妨げとなる。一方で、「運動は心身の健康のために極めて重要で、蓄積された緊張や不安を取り除き、エンドルフィンを分泌させ、感染症にも対応しやすくしてくれます」とダニエルズ氏は続ける。「幸福のためには、人と直接顔を合わせることが非常に重要です。私たちは社会的な動物ですから、それが本当に必要なのです」と彼女は付け加えている。

一日中、家にいたとして、どうやったら精神的に健康でいられるのか?

ステイホーム おうち時間
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では、週末はずっと家で過ごそうと決めた場合、どうすれば健康と精神を守れるのだろう?

専門家の最初のアドバイスは、外の世界との接触を保つようにすることだ。SNSで「ドゥームスクローリング」(暗いニュースや悲観的な書き込みを延々と追ってしまう現象 ※編集部注)にのめり込むことではない。それは有害な影響を及ぼす可能性がある。考え方としては、「頻度よりも、つながりの深さ」を目指すよう、取り組むことだ。「その交流に何を求めているのか、それを得るために誰と話したいのかを考えることが非常に重要です」とダニエルズ氏は言う。

2つ目のアドバイスはテレワークに関係している。テレワークはパジャマから離れられなくなる原因にもなりうる。「家に閉じこもっていると、一日仕事漬けになりがちだ。日課をきちんと決めて、昼と夜の区別をはっきりさせることがとても大切です」とダニエルズ氏は英メディアに語っている。すなわち、朝は服に着替えて身支度を整えること、そして1日の仕事を早く切り上げ、ピラティスや瞑想(めいそう)のセッションを受けて、自分をいたわることを意味する。

最後に、もししばらく外の空気に魅力を感じないのであれば、「自分が気持ちいいと感じることにもっと集中しましょう。自分の心に近いもの、クリエイティブなものを選ぶことが本当に重要です」とダニエルズ氏は締めくくる。そして、その日一日、視界にソファしかないときでも、アクティブでいることを忘れてはいけない。

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