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大掃除をしよう! 散らかった状態は健康によくない

iStock.com/LightFieldStudios

年末の大掃除、やる気が出ない人も多いのでは? 面倒でもやるべきだと納得できる理由を、マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事よりお届け。

散らかっていると精神衛生上、悪影響がある

多くの専門家によると、散らかった空間で生活することは、メンタルヘルスに悪影響を及ぼすという。また、自分自身を大切にすることには、住んでいる空間を大切にすることも含まれる理由も指摘している。

リビングの床に置きっぱなしの靴、ベッドサイドテーブルの上に増え続けるマグカップ、寝室の隅の椅子の上に積まれている脱ぎっぱなしの服……。散らかっているものが山になるのに、それほど時間はかからないものだ。多くの人にとって、このような散乱物は見るだけで不快なだけでなく、精神的、さらには肉体的な健康にも影響を及ぼしかねない。ある一般医と心理療法士が散らかった空間での生活が、気分にどのような影響を与えるのか、英誌『Stylist』に説明した。

散らかった部屋
iStock.com/Liudmila Chernetska

散らかった状態がストレスに与える影響

散らかった部屋に入ると、ストレスレベルが上がるのを感じたことが、すでにあるかもしれない。ご心配なく。それはまったくもって普通のことだ。「散らかった空間はしばしば人を圧倒し、ストレスや不安の感情を引き起こします」と、一般医のGrace Hula医師は同誌に語っている。「雑然とした環境による絶え間ない視覚的刺激は、余計な精神的負担を感じさせ、集中力を低下させるのです」

「散らかった環境と、ストレスホルモンであるコルチゾール値の上昇には相関関係があることが研究で示唆されています。慢性的にストレスにさらされると、メンタルヘルスに長期的な影響を及ぼし、不安障害を引き起こしたり、うつ病のリスクを高めたりする可能性があるのです」と彼女は続けた。

心理療法士のJade Thomas氏も同意する。「散らかっていると自分の手には負えないと感じるだけでなく、心が過敏になり、生産性が低下し、五感が過剰に刺激されます」。「雑然とした環境に伴う混乱状態は、精神が絶えず視覚的なカオスに気をとられるため、認知プロセスを妨げ、意思決定や問題解決にも支障をきたします」

身体的健康への悪影響

散らかっていることがメンタルヘルスに与える影響はその深刻度にもよるが、乱雑な空間が引き起こす身体的な健康へのリスクは、散乱物が生み出す危険と関係している。「直接的な懸念事項のひとつは、事故やけがの危険性が高まることです」とHula医師は説明する。「物につまずいたり、散らかった環境で歩いたりすると、特に高齢者は、転倒や打撲、その他のけがにつながる可能性があります。散らかっていると、ホコリやアレルゲン、寄生虫の温床にもなり、呼吸器系の問題を悪化させる恐れもあるのです」

また、住まいの特定の場所が散らかっているために掃除できないとなると、さらに潜在的な問題を増やすことになると彼女は説明する。「蓄積されたホコリや汚れは、室内の空気の質を悪くし、ぜんそくなどの呼吸器系の問題を引き起こす可能性があります」。効果的な掃除ができないことで、カビが繁殖し、さらなる健康上のリスクをもたらすことも考えられる。

Translation & adaptation: Akiko Eguchi

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