×

「REUNION」こだわりすぎる男たちが環境にやさしいスピリッツ作りに挑戦!

飲み慣れていない若者が試飲会でダメ出し連発

実はこの「WELLNESS GIN」の誕生には、ひとりのキーマンがいる。今年4月にWWWEに入社した広報担当の佐藤烈さんだ。佐藤さんは新卒で大手PR会社に入社。2022年9月からWWWEに出向し、試飲の際のベンチマーク的な存在となっていた。その理由について服部さんはこう話す。「多くの人が楽しめるスピリッツを目指していたので、(佐藤)烈のような、お酒と言えばビールやハイボールがメインの20代の若者たちが本気でうまいと言わないとダメだと思ったんです」

ウェルネスジン  WELLNESS GIN

その期待に佐藤さんは令和の若者らしく忖度(そんたく)なしに応えていく。「試飲会で試作のスピリッツをストレートで何度も飲みました。ハイボールをメインに飲む自分には苦手な味だったので、“うわっ! これはダメっす!”と感じたことをそのまま服部に伝え続けました」

そして、試飲開始から半年が過ぎたある時、試作品を飲んだ佐藤さんの口から待望のひと言が飛び出す。「うまっ!」ついに飲み慣れていない若者にもおいしいと感じるスピリッツが完成したのだ。

飲み疲れないお酒を作りたいと思い、キーボタニカルの霊芝以外に厳選したボタニカルをブレンドし、何度も試行錯誤を重ね、完成へとたどり着いた。「霊芝の苦味が和らぎ、香り高く華やかな風味にまとまったんです。それが結果的に若者にも飲みやすい味わいになりました」と服部さんは話す。

やれない理由よりやれる方法

ウェルネスジン  WELLNESS GIN

実はWWWEは佐藤さんを含めて3名しかいない小さな会社だ。新たに加わった佐藤さんは同社について、譲れないこだわりが強いと話す。「ラベルの白は微妙に違う複数の白から選んだ色で、クリエイティブのデザインや素材にもこだわっています。ほかにも言葉の紡ぎ方や表現など、ブランドとお客さんの出会いの瞬間をデザインすることを大切に、一切の妥協のないモノづくりを心がけているのがWWWEなのです」そのために、やれない理由ではなく、やるための方法をトコトン考えるのだそう。その役割を担っているのが佐藤さんでもある。

「ひとつの課題を解決すると、自分の中でできることがひとつ増えます。それがやりがいや喜びにつながっているんです」そう話す佐藤さん。

人生を楽しく豊かにするジン

ウェルネスジン  WELLNESS GIN

「WELLNESS GIN」のブランドである「REUNION」の掲げるコンセプトは、MAKE IT COLORFUL(人生を楽しさで彩る)。「家でも外でも人々が集まる輪の中心には“WELLNESS GIN”があって、それがみなさんの仲を深め、笑顔を増やしたり、人生を楽しくできるのであれば、それは自分の幸せにもなります」そう話す佐藤さん。

今後について、服部さんは「例えば、ブランドやアーティストとコラボレートして、“WELLNESS GIN”のアイコンであるホワイトラベルをカスタマイズしてもらうなど、世の中がカラフルになるきっかけになるようなことを仕掛けていきたいと考えています」と話す。

「WELLNESS GIN」が提案する新たなジンの在り方と、今後の展開に大いに期待したい。

interview & text: Hiroya Ishikawa, edit: Miyuki Kikuchi

“おひとりさま”だから楽しい! 夏にいきたいヒーリングスポット

関連情報

リンクを
コピーしました