葉山に移住し、仕事も暮らしも心地よく。スタイリスト宇藤えみさんのライフシフト

「暮らしが仕事。仕事が暮らし」マイペースに理想を体現

葉山に移住し、念願の我が家を作り上げたことで、自分の感覚をより表現しやすい空間を手に入れたと語る宇藤さん。

「“暮らしが仕事。仕事が暮らし”。昔からこの言葉が好きで、いつかそんなふうになれたらいいなと思っていましたが、引っ越したことで理想に近づいたような気がしています。都内を離れることで、情報から取り残されてしまうのでは？という不安もありましたが、幸いご近所には感度の高い移住組の方が多く、刺激を受けることも多いです。さらに週1くらいのペースで都内に出向き、編集の方と打ち合わせをしたり、展示会に出席したりする今のリズムは、今の私にとってベストなバランス。自分の好きなもの、心地よいと感じることにきちんと向き合い、暮らしを育てていくことが、自分らしい仕事に繋がっていけばいいなと思っています」

穏やかな口調で「自然な流れやご縁が今の暮らしに繋がった」と語る宇藤さんだが、理想の暮らしを体現できているのは、やりたいこと、好きなことに真摯に向き合い、自分の力で発信し続けてきたからこそ。ライフステージの変化に応じて、次なるステージは自分で作り、その扉は自分で開く。穏やかでナチュラルな笑顔の下に、ブレない芯の強さが垣間見えた。

photo: Tomoko Hagimoto　text: Eriko Azuma

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