
客室は全45室。そのすべてが、由布院の原風景を感じるご当地部屋「蛍かごの間」だ。全室に配置されているのは、螺旋状の形が特徴的な「蛍かご」から着想を得た照明「蛍かご照明」。

本来、麦わらをはじめとする素材で出来たかごに蛍を飼い、簡易的な照明として使用されるもので、同館の「蛍かご照明」は、大分県の国東半島で栽培されている希少な七島藺(しちとうい ※3)を使用。由布院の清らかな水辺に生息する蛍をイメージし、あたかも籠の中に蛍が生きているかのように淡い光が点滅する仕様になっている。
また、大分県はマダケ竹材の生産量が日本一(※4)。それらを使用した竹細工が伝統工芸としても有名であることから、竹を使用した設えをヘッドボードやソファに取り入れている。

さらに、棚田とくぬぎ林には2タイプの離れを用意。「蛍かごの間(棚田離れ)」は、棚田の中に静かにたたずみ、棚田の畝の連なりや、棚田と空の広がりを独り占めできる贅沢な造りに。


くぬぎ林に面した「蛍かごの間(くぬぎ離れ)」には、湯小屋があり、由布院温泉の優しい温泉に静かに浸かる贅沢が味わえる。

どちらも、畳には「蛍かご照明」と同様の七島藺を使用。その優しい香りにも癒やされる。
※3 主に畳表の原料となるカツヤリグサ科の多年草
※4 大分県ホームページより

大浴場では、四季折々の花や紅葉で色づく雄大な由布岳を眺めながら、開放的な湯浴みが楽しめる。内風呂は、さっぱりとした湯が特徴の源泉かけ流しの「あつ湯」と、ゆっくりのんびりと浸かることができる「ぬる湯」の2タイプ。

露天風呂には、寝湯があり、季節の風を感じながらのんびりと長湯をするのも心地良い。眼前に広がる豊後富士とも呼ばれる由布岳を眺めながら、リラックスできる。
