そうした企業姿勢が数々の革新的なジュエリーを生み出してきた。クラスプがなく、滑らかなつけ心地の18金のブレスレット「EMBRACE ME」もその一つ。つけても外しても丸みを維持できるのが特長で、ゴールドスミス(金細工職人)らが試行錯誤を重ね、17年の歳月を要して実現した。


あるいはインナーリングが回る「GOLDEN RAINBOW」。ファンは「世界で最も生き生きと輝くリング」と呼ぶ。インナーリングを回すと、ダイヤモンドが指の上で舞い、6色のエナメルが虹のように輝くからだ。リングがスムーズに回る精密な機構や正確なダイヤモンドセッティングなどは、ゴールドスミスの熟練した技術があって実現可能となった。


今年は創業130周年の節目の年。もっとも、気負いはない。「最も価値の高いゴールドとダイヤモンドを使い、最高のゴールドスミスたちが、最高の道具を使って愛を込めて最高のジュエリーを作り続ける」。それが世界の愛好家たちを喜ばせる。「これまで通り、人の気持ちに寄り添った、優美なジュエリーを日本のみなさまにお届けしていきたい」
クリストフ・ウェレンドルフ
Wellendorff Gold-Creationen GmbH & Co. KG 代表取締役

4代目社長。1964年生まれ。90年、シュツットガルト大学でMBA(経営学修士号)を修め、翌年、ウェレンドルフ入社。2002年より現職。弟のゲオルグとともにブランドを運営する。歯科医師の妻との間に子供が3人。趣味はピアノ演奏、スキーやビーチバレーなどのスポーツ、そしてワイン
YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド
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©︎marie claire/interview & text: Naohiko Takahashi