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チューブトップやミニスカートが主役の新感覚ミニマルスタイル!【2022年春夏ミラノコレクションレポート】

2022年春夏ミラノコレクションから、注目のトレンドをお届け!

2022年春夏ミラノプレタポルテコレクションが9月21〜27日の日程で開催されました。先シーズンはデジタルでの配信が多かったのですが、今回は公式スケジュール173のうち125ブランドがリアルにショーを行いました。

今シーズンの特徴は新しいミニマルスタイルです。ミニスカートも多いのですが、ただ削ぎ落としているだけではなく、どこかモードなエッセンスが漂います。

「エンポリオ アルマーニ」はブランド設立40周年を記念してメンズとレディスの合同ショーを披露しました。アルマーニらしいベージュ、グレイ、ネイビーのブルゾンにゆったりしたパンツを合わせ、上品なレイヤードスタイルが並びます。フィナーレは色いっぱいのプリントやスパンコールのミニスカートなど弾けるルックが登場しました。

「エンポリオ アルマーニ」©Imaxtree

「プラダ」はミラノと上海で同時にリアルショーを行い、その模様をデジタルでライブ配信しました。ニットに合わせたカラフルなサテンのマイクロミニスカートが目を引きます。スカートの後ろ中心から垂れる直線の布がトレーンのように揺れます。ミドルフトップや背中をパックリ開けたドレスは官能的ではなくモダンな印象です。

「プラダ」©Imaxtree

「フェンディ」はオフホワイトのルックからスタートしました。お揃いの小さなチューブトップはスーツ感覚でコーディネートされています。70年代に活躍したイラストレーター、アントニオ・ロペスのドローイングからイメージした手描き風プリントは、カフタンドレスやパンツスーツで登場しました。

「フェンディ」©Imaxtree

「ドルチェ&ガッバーナ」は「DG LIGHT」をテーマに「強さと喜び」を打ち出したパワフルなコレクションを発表しました。ランジェリーやコルセットを主役にミニスカートやレースアップのレギンスが組み合わされています。グリッターのチョーカーにスパンコールやアニマルプリントが重なり、次世代のセンシュアリティを感じさせます。

「ドルチェ&ガッバーナ」©DOLCE&GABBANA

text: Terumi Hagiwara

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