ディオールとニューヨークを拠点とする気鋭の独立系映画スタジオ、A24が2年間のパートナーシップを発表。今回の提携は、2023年にA24の傘下となり、2025年に営業を再開したニューヨークの老舗劇場チェリー・レーン・シアターの再オープン1周年を記念したものとのこと。2026年9月10日(現地時間)には、同劇場でローンチイベントが行われたほか、Dior × A24のコラボTシャツを着用したBTSのジミンやサブリナ・カーペンターらの投稿も注目を集めている。マリ・クレール インターナショナルのメキシコ版デジタル記事よりお届け。
ディオール×A24、ファッション、映画、演劇をつなぐジョナサン・アンダーソンの新時代
フランスのメゾン、ディオールが熱狂的な人気を集める制作会社A24と2年間にわたってタッグを組み、ファッション、映画、演劇、そして新たなクリエイターたちを結びつける。
この投稿をInstagramで見る Marie Claire México(@marieclaire_la)がシェアした投稿
ディオールとA24は、ファッション、映画、演劇、ライブイベントをつなぎ、ラグジュアリーとエンターテインメントの従来の境界を広げる、2年間のクリエイティブパートナーシップを発表した。ジョナサン・アンダーソンがクリエイティブ・ディレクションを率いるディオールはさらに、ニューヨークの歴史あるチェリー・レーン・シアターのプレミアパートナーとなる。
ディオール×A24のパートナーシップは単に映画などに商品を登場させるといったプロモーションにとどまらず、映像、舞台、ファッションをつなぐカルチャープログラムを通じて、新世代のクリエイターを含む、アーティスト、映画制作者、俳優、デザイナーの交流を促していくものだ。
ディオールとA24のパートナーシップとは?
ディオールとA24のパートナーシップは2年間にわたり、映画、演劇、ライブイベントに関連するプロジェクトを展開する。
この契約の一環として、ディオールはニューヨークのチェリー・レーン・シアターのプレミアパートナーとなり、ファッションの世界と、現代の映像文化において最も影響力のある制作会社のひとつを結ぶコラボレーションを本格化させる。
従来のスポンサーシップの枠を超え、ディオールとA24は、著名なアーティストから新進気鋭のクリエイターまでをともに支援し、ファッション、映画、演劇が交わる新たな場を生み出していく。
ジョナサン・アンダーソンのクリエイティブ・ディレクションのもと、メゾンはこうして、アーティストとストーリーテリングの重要性やクリエイティブな文化交流を軸としたパートナーシップをスタートすることとなった。
ジョナサン・アンダーソンはこのパートナーシップについて何と語っているのか
ジョナサン・アンダーソンは、ディオールとA24のパートナーシップの目的について、ファッション、映画、カルチャーのより本質的な関係を築くことを目指すものだと説明している。
この投稿をInstagramで見る Dior Official(@dior)がシェアした投稿
ディオールのクリエイティブ・ディレクターにとってこの契約は、新たな世代とつながり、新しいストーリーテリングの形を探る機会であり、ランウェイの枠を超えたメゾンのビジョンをさらに強化するものとなる。
ディオール×A24の世界を彩るスターは?
ディオールとA24の新たなパートナーシップの発表に合わせ、スコットランド出身の写真家兼映画監督エイダン・ザミリが手掛け、米歌手サブリナ・カーペンター、英俳優ジョシュ・オコナー、米俳優ドリュー・スターキー、仏俳優カミーユ・コッタン、豪俳優ソフィー・ワイルドが出演するショートフィルム「A24 meets Dior」も公開された。
この投稿をInstagramで見る Aidan Zamiri(@aidanzamiri)がシェアした投稿
5人の俳優はそれぞれ異なる“ジョナサン・アンダーソン”を演じ、ディオールのクリエイティブ・ディレクターの人物像を遊び心たっぷりにアレンジしながら、映画的で意外性とユーモアに富んだ視点から、この新プロジェクトについて紹介している。
この投稿をInstagramで見る JIMIN(@j.m)がシェアした投稿
この投稿をInstagramで見る JISOO🪐(@sooyaaa__)がシェアした投稿
この投稿をInstagramで見る hyunjin(@hynjinnnn)がシェアした投稿
こうして完成した映像作品はディオール×A24のスピリットをよく表している。ファッション、映画、カルチャーを結びつけながらも、決して堅苦しくなりすぎないコラボレーションだ。チェックシャツとデニムといったジョナサン・アンダーソンらしい服装と、おなじみの仕草をちりばめたショートフィルムは、デザイナー自身をそのクリエイティブな世界の主人公に据えるとともに、ディオールをより幅広い人々や新しい世代に届けようとする今回のパートナーシップの方向性を示すものとなっている。
チェリー・レーン・シアターがディオールとA24にとって重要な理由
ニューヨークのチェリー・レーン・シアターは、ディオールとA24のパートナーシップにおける重要な拠点となる。1923年にウェスト・ヴィレッジで創設されたこの歴史ある劇場は、ニューヨークで最も古いオフ・ブロードウェイ劇場として知られ、A24傘下として再オープンして以降、映画、演劇、音楽など、現代カルチャーのさまざまな表現を発信する場へと生まれ変わった。
この投稿をInstagramで見る Cherry Lane Theatre(@cherrylanetheatre)がシェアした投稿
今回、同劇場ではこのパートナーシップの第1弾として、キャバレー界で長く活躍する米パフォーマンス・アーティスト、ジャスティン・ヴィヴィアン・ボンド(ジョナサン・アンダーソンがロンドン・カレッジ・オブ・ファッションの学生だった頃から、20年以上にわたり親交があるそう)が出演し、米演出家ザック・ウィノカーがプロデュースと演出を手がける一夜限りの公演『Both Ends』が上演された。この作品は、同劇場の創設にかかわった詩人・劇作家、エドナ・セント・ヴィンセント・ミレイに着想を得ている(ジョナサン・アンダーソンが衣装を手がけたそう)。
このパートナーシップには、教育的な側面もある。ディオールとA24は学生や次世代のクリエイターを支援し、若者たちが映画や演劇のクリエイティブ面と実践面の両方にふれられるような機会を提供していく。
translation & adaptation: Akiko Eguchi
関連情報This article was originally published by Magdalena Garcia-Huidobro on
Marie Claire Mexico