【オメガ新作】“ムーンウォッチ”の凱旋(がいせん) 「スピードマスター 38」がアップデート

Fashion

2026.09.02

【オメガ新作】“ムーンウォッチ”の凱旋(がいせん) 「スピードマスター 38」がアップデート

アポロ11号の人類初となる月面着陸で着用されていたことから、“ムーンウォッチ”の愛称が付けられた「スピードマスター」コレクション。

2017年には、性別を問わない38ミリのケースサイズとなった「スピードマスター 38」が誕生し、幅広い層から支持を集めるようになった。

そして、2026年8月、装いも新たになった七つのモデルが加わり、すでに話題を呼んでいる。繊細なアップデートで、より伝説的な“ムーンウォッチ”が体現する美学とスピリットに近づいた新作。では、具体的にどこが変わったのか? 注目ポイントをわかりやすく徹底解説!
Index

進化ポイント1. サブダイアルがラウンド型に

進化ポイント2. ダイアルの文字を最小限に

進化ポイント3. ベゼルの原点回帰

進化ポイント4. 新たな文字盤のカラーバリエーション

・ブラック ダイアル

・オパリンシルバー ダイアル

・アイボリーダイアル

・ ホワイト マザー オブ パールダイアル

 進化ポイント5. 全モデルがブレスレット仕様

スピードマスター 38のヘリテージを受け継ぐポイント

・高精度な自動巻きムーブメント

・ケース裏のシーホース

スピードマスターの歴史をおさらい


進化ポイント1. サブダイアルがラウンド型に



これまでの「スピードマスター 38」は、文字盤に配された三つのサブダイアルが楕円(だえん)形になっていたのをご存じだろうか。女性でも着けやすいサイズということもあり、人間でいえば顔に当たり、時計の印象を左右する文字盤に柔らかい印象を加えるデザインが採用されていたのだ。

今回、このサブダイアルがラウンド型に変わり、コレクションのスポーティな雰囲気を一層際立たせるとともに、より端正な表情になった。

進化ポイント2. ダイアルの文字を最小限に



12時位置にはロゴ、ブランド名、コレクション名とともに、CO-AXIAL CHRONOMETER(コーアクシャルクロノメーター)の文字が刻まれていたのが従来のスタイル。これは、オメガの高精度を物語る重要なキーワードだが、新作からはこの文字は省かれ、よりクリーンな印象に仕上げられている。

ちなみに、CO-AXIAL CHRONOMETERとは、時計のパーツの摩擦を減らして長持ちさせる「コーアクシャル脱進機」を搭載し、その精度の高さを公式に認定されたオメガの機械式ムーブメントのこと。認定するのも、精度に関する世界的権威であるスイス公式クロノメーター検定協会(COSC)だ。

進化ポイント3. ベゼルの原点回帰



「スピードマスター 38」の今までのベゼルはダブル仕様で、2色で構成されていた(ダイヤモンドがセッティングされているモデルはシングル仕様)。それが、“ムーンウォッチ”を想起させる、厚みのあるクラシカルなスタイルへ回帰したのだ。また、有名な“ドット・オーバー 90”(DON: 90の数字の斜め上にドットがついた)も施され、「スピードマスター」のヘリテージを感じさせながら、モダンな魅力を兼ね備えたコレクションとなった。

進化ポイント4. 新たな文字盤のカラーバリエーション

ブラック ダイアル

“ムーンウォッチ”を象徴するデザインを最も色濃く受け継いだこのモデルは、ブラックのアルミニウム製ベゼル、ホワイトスーパールミノヴァを塗布した針とインデックス、そしてブラックラッカー仕上げを施したダイヤルを採用している。他のモデルと違う点は、オリジナルを踏襲して日付表示がないところ。

 「スピードマスター 38」 SS 自動巻き 直径38mm ¥979,000/オメガ

オパリンシルバー ダイアル

ステンレススティール製ケースに、ポリッシュ仕上げを施したムーンシャイン™ゴールド製ベゼルを合わせたモデル。グリーンのアルミニウム製ベゼルリングとイエローゴールドのタキメータースケールもアクセントに。ダイアルには、PVD 加工によるオパリンシルバーカラーを採用し、PVDのムーンシャイン™ゴールドの針とインデックスが配され、ホワイトのスーパールミノヴァが塗布されてる。ムーンシャイン™ゴールドはオメガが開発した独自のゴールドで、インスピレーション源は夜空の星で、通常のイエローゴールドよりも淡く上品な色合いが特徴だ。
 「スピードマスター 38」 SS×ムーンシャイン™ ゴールド 自動巻き 直径38mm ¥1,738,000/オメガ

アイボリーダイアル

「スピードマスター38」を象徴する、“カプチーノ”スタイルをもとに、アイボリーのメインダイアルに、PVD加工によるブラウンカラーのサブダイアルを組み合わせたニュアンスのある表情のモデル。ポリッシュ仕上げのセドナ™ゴールド製ベゼルとブラウンのアルミニウム製ベゼルリングのカラーがカプチーノスタイルに調和している。セドナ™ゴールドもオメガが開発した独自のゴールドで、通常のピンクゴールドよりも深く温かみのある赤みを帯びたゴールドのこと。

 
「スピードマスター 38」 SS×セドナ™ゴールド 自動巻き 直径38mm ¥1,738,000/オメガ

 ホワイト マザー オブ パールダイアル

コレクションにいっそうの華やぎを添えるモデルとして、ベゼルに合計1.53カラット、52石のダイヤモンドをセットしたモデルも登場。ホワイト マザー オブ パールの光彩がダイヤモンドの輝きと共鳴している。ロジウムプレート仕上げの針と、ホワイトのスーパールミノヴァを塗布したインデックスで優美なカラーリングが目を引く。


「スピードマスター 38」 SS×ダイヤモンド 自動巻き 直径38mm ¥1,947,000/オメガ

 進化ポイント5. 全モデルがブレスレット仕様



従来の「スピードマスター 38」にはアリゲーターストラップモデルも用意されていたが、今回は7モデル全てがブレスレットタイプとなった。ジュエリー感覚が増し、さまざまなシーンで活躍しそう。また、一新されたブレスレットは「コンフォートアジャストメントシステム」を搭載。工具を使わずにブレスレットの長さを数ミリ単位で伸縮させることができるので、季節や時間帯でむくむ手首にジャストフィットできるのがうれしい。

スピードマスター 38のヘリテージを受け継ぐポイント

高精度な自動巻きムーブメント



先ほど紹介した、時計のパーツの摩擦を減らして長持ちさせる「コーアクシャル脱進機」を搭載し、その精度の高さを公式に認定されたオメガの機械式ムーブメントを継続して採用している。これは耐久性だけではなく、耐磁性にも優れているのが特徴だ。パワーリザーブは52時間なので、週末に外しておいたままでも月曜日の朝には止まることなく動いている。日付表示を備えた6モデルには「キャリバー3330」、日付表示なしのブラックダイアルには「キャリバー3332」が搭載されている。

ケース裏のシーホース



「スピードマスター」は、宇宙飛行士だけではなく、あらゆる世界のパイオニアたちのアミュレットになってきた。ケースバッグに、アミュレットに最適なモチーフが施されている。前半分が馬、後ろ半分が魚や蛇の尾となったシーホース(海馬)の刻印である。ギリシャ神話に登場する海の神、ポセイドンを運ぶ想像上の乗り物が、きっと挑戦者たちの勇敢な航海に寄り添う心強いパートナーになってくれるはずだ。

スピードマスターの歴史をおさらい

宇宙とのつながりをフォーカスされることが多いが、1957年、カーレーサーやモータースポーツのために開発された時計が初代スピードマスター。ベゼルに平均時速を計測するタキメーターを配したスタイル、振動に強いムーブメントが搭載されていたことから宇宙飛行士に選ばれることになった。64年にはNASAの厳しいテストに唯一クリアして、公式装備品に。69年にはアポロ11号が人類初となる月面着陸に成功した際に携行された腕時計として歴史に名を刻み、以来“ムーンウォッチ”と呼ばれている。スピードマスターには、今回の「スピードマスター 38」の他にもバリエーションがさまざまあり、月を裏側から眺めた様子を表現した「ダーク サイド オブ ザ ムーン」や「2カウンター」など、好みに合わせて自分らしい一本を選べるのも長く愛されている理由の一つだろう。

text: Rica Ogura

Information
オメガ tel. 0570-000087
https://www.omegawatches.jp

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