【ブランパン】女性の手元を小粋に彩る新作“ドレスウォッチ”が誕生

Fashion

2026.07.09

【ブランパン】女性の手元を小粋に彩る新作“ドレスウォッチ”が誕生

1735年にスイス、ヴィルレに誕生した現存する世界最古の時計ブランド「ブランパン」。クォーツ時計は一切作らず、機械式時計のみを製造することで知られている。伝統的な時計製造技術と革新的な機構を融合させた数々のモデルを手がけるが、真骨頂といえるのは“ドレスウォッチ”。その象徴ともいえる、創業地の名前を冠し、40年以上愛されている「ヴィルレ」コレクションから6本の新作がお目見えした。

Index

“ドレスウォッチ”とは?

ジェンダーレスな38mmサイズの「ヴィルレ ウルトラスリム」が登場

初めてサーモンダイヤルを採用

ブティック限定モデルもラインアップ

ムーンフェイズ搭載の29.2mmサイズにも注目

メゾンの信念を映すヴィルレ


“ドレスウォッチ”とは?


ドレスウォッチは、まず極薄ケースが基本。「ヴィルレ ウルトラスリム」のケース厚は8.35mm

女性にとって、なじみが薄い“ドレスウォッチ”。もともとは、タキシードやスーツといったフォーマルな装いに合わせて作られた上品で控えめな美しさを持つメンズウォッチのカテゴリーを指す。

大きな特徴は、次の4つ。
1. 薄型ケース:基本は、ドレスシャツの袖口にひっかからない厚さ10mm以下の薄さ。

2. シンプルな文字盤:針は2針(時・分)もしくは3針(時・分・秒)。

3. レザーストラップ:金属のブレスレットモデルも増えているが、控えめなことが重要なドレスウォッチではレザーストラップが主流。

4. 高級素材のケース:ゴールドやプラチナなどの素材が使われていることが多い。最近は、仕上げの美しいステンレススティール素材も人気。

いわば、ファッションでいうところの「クワイエット・ラグジュアリー」を体現するのがドレスウォッチ。一目で上質感が伝わり、知る人ぞ知る歴史や物語を宿すブランドであることが重要なのだ。

ブランパン社長兼CEOのマーク A. ハイエック氏が「ヴィルレはつねに、誇示ではなく抑制によって、その個性を表現してきました」と語るように、「ブランパン」の「ヴィルレ」はまさにドレスウォッチの最高峰というわけだ。

ジェンダーレスな38mmサイズの「ヴィルレ ウルトラスリム」が登場


「ヴィルレ ウルトラスリム」[ケース径38mm、自動巻]〈左から〉[18Kレッドゴールド、アリゲーターストラップ]¥3,278,000 [ステンレススティール、アリゲーターストラップ]¥1,595,000 [ステンレススティール、アリゲーターストラップ]¥1,595,000

 「ヴィルレ ウルトラスリム」は、これまでも一貫して、控えめなたたずまいの中にその価値を表現してきた。極薄の自動巻きムーブメント、過度な主張を抑えた8.35mmの極薄ケース、そして均整の取れた存在感。このたび、コレクションの中核を担う40mmモデルに加え、新たに38mmサイズが加わった。時計のサイズ選びで重要なのは自然になじむこと。38mmサイズで薄型のケースは無理なく女性の手首にもなじみ、存在感を忘れさせる理想のサイズといえる。

今回の38mmケースでも、2025年秋にヴィルレ全体に導入された新たな美学が受け継がれているのも魅力。一つは、バランスを考慮してサイズを調整した18Kゴールド製のローマ数字のインデックス。上面と面取り部分にはサテン仕上げを、サイドには鏡面仕上げを施しているので、動くたびに輝きを放つ。12時位置には伝統的な「XII」のインデックスに代わり、創業者であるジャン=ジャック・ブランパンに由来するJBモノグラムが配されているのも特徴だ。

スリムな針には、暗いところで緑色に光って視認性を高めるスーパールミノバ®を塗布。3時位置には、より大きくなったデイト表示窓を備えている。ケースバックからは、美しい仕上げが施された自動巻きマニュファクチュール キャリバー1150を鑑賞することが可能。レッドゴールドモデルではレッドゴールド製、スティールモデルではイエローゴールド製のオープンワークのローターが組み合わされている。


ケースバックからムーブメントを眺める楽しさも魅力

このムーブメントは、100時間のパワーリザーブを備えているため、週末に外しておいても月曜日の朝に動きを止めていることがないので、ビジネスシーンで身につける時計としても愛用しやすい。工具を使うことなく指先だけでストラップとバックルを交換できるインターチェンジャブル仕様も踏襲しているので、装いやシーンに合わせたつけこなしができるのもうれしい。

初めてサーモンダイヤルを採用


温かみのあるサーモンダイヤルは肌なじみもよい

今回、ヴィルレの文字盤に初めてサーモンカラーが加わった。ステンレススティールケースとコントラストをなすサンバーストダイヤルは、時間帯や光の変化に応じて、コッパー、ローズ、ゴールドのニュアンスを帯びながら、温かみのある表情を見せてくれる。このモデルは、控えめなデザインと豊かな色彩がひとつのタイムピースの中に調和。18Kゴールドの数字には新たなブラック仕上げが施され、アンスラサイトのヌバックストラップがその印象を引き締める。

より控えめな表情を好むなら、同時に展開されるゴールドトーンのオパリンダイヤルが静かな魅力をたたえたモデルがおすすめだ。

ブティック限定モデルもラインアップ


オリーブグリーンのストラップが新鮮。「ヴィルレ ウルトラスリム」[ステンレススティール、アリゲーターストラップ 、ケース径38mm、自動巻]¥1,595,000

ひときわ控えめに個性を主張する一本を求めているなら、ブランパン ブティックのみで展開されるモデルはいかがだろうか。スティールケースに18Kイエローゴールド製の数字、ゴールドトーンのオパリンダイヤル、そしてオリーブグリーンのヌバック仕上げのアリゲーターストラップが組み合わされたシックな佇まいにひきつけられる。

サドルカットで仕立てられ、手縫いによるステッチが施されたストラップは、上質さと控えめな美しさを同時に備えている。ステンレススティールとゴールドのツートンカラーは、ヴィルレではこれまであまり見られなかった配色。その繊細な組み合わせは、コレクターがまず目を留めるディテールとして、時計愛好家の集まりでも一目置かれることは間違いない。

ムーンフェイズ搭載の29.2mmサイズにも注目


「ヴィルレ デイト ムーンフェイズ」(18Kレッドゴールド、アリゲーターストラップ、ケース径29.2mm、自動巻)¥3,641,000

時計ならではの複雑機構の中で、女性の人気が高いのはロマンティックなムーンフェイズ。ブランパンでは、メゾンを象徴する存在の一つだ。38mmモデルに加え、「ヴィルレ デイト ムーンフェイズ」が、そのシグネチャーを受け継ぎながら29.2mmケースで登場。拡大された窓の中では、ブルーセラミックのディスクが18Kゴールド製の月を美しく引き立てる。立体的で、サテン仕上げが施されたその月には星形のつけぼくろを備えたブランパンならではの遊び心ある表情が描かれている。

周囲にはダイヤモンドがセッティングされたベゼルとダイヤモンドインデックスが光をとらえ、ブルーのサーペント針がデイト表示を指し示す。内部には、ムーブメントに損傷を与えるリスクなく、いつでもカレンダーを調整することができる「セキュアードムーブメント」を備えた自動巻きマニュファクチュール キャリバー913QLを搭載しているのも安心だ。


ステンレススティールモデルもある。「ヴィルレ デイト ムーンフェイズ」[ステンレススティール、アリゲーターストラップ、ケース径29.2mm、自動巻]¥2,541,000

メゾンの信念を映すヴィルレ


機械式時計への強い信念を表すタイムピースは、愛の誓いのペアウォッチにも最適だ

1983年、時計業界の多くがクォーツムーブメント採用へと向かう中、ブランパンはあえて異なる道を選んだ。当時として最小サイズとなる34mmのコンプリートカレンダー ムーンフェイズを発表し、機械式時計製造への揺るぎない信念を示したのだ。これは、時計は単なる電子機器ではなく、クラフトマンシップ、美しさ、そして感性を宿す存在であることの証明だった。

この一本には、ダブルステップベゼル、控えめな佇まい、そして表情豊かなムーンフェイズといった、現在のコレクションに受け継がれるデザインコードがすでに備わっていた。ちなみに、このコレクションがヴィルレの名を冠するのは2002年のことだ。

その後、1980年代から1990年代、そして2000年代にかけて、ブランパンはスイス時計製造において最も創造性に富んだ時代のひとつを築いていく。数々の初の試み、複雑機構、そしてウルトラスリム構造を、控えめでクラシックなプロポーションと慎み深い精神のもとに実現してきた。

近年、新たな世代のコレクターたちは、初期のヴィルレに改めて関心を寄せている。理由は、今回の38mmモデルが改めて体現する価値にある。すなわち、抑制、プロポーション、そして、最もタイムレスな時計とは決して声高に語らない時計であるという信念にほかならない。

text: Rica Ogura


Information

ブランパン ブティック 銀座 tel. 03-6254-7233
https://www.blancpain.com/ja

Tags:

Ranking

Horoscope