ファラオが君臨した古代エジプトは、2千年以上にわたり人々の興味をかき立て、心を惹きつけてきた。1906年に「ヴァン クリーフ&アーペル」がパリで創業した当時、芸術界ではエジプトの遺産に対する新たな関心が高まっており、1922年にツタンカーメン王墓が発見されたニュースは、メゾンにも大きな影響を与えている。
今回発表された「エジプトの魅惑」は、コレクション全体を通して、ルビー、サファイア、ダイヤモンド、エメラルド、ルベライト、トルマリンなどの貴石やファインストーンと、ラピスラズリ、ターコイズ、ロッククリスタルが組み合わされている。

また、ゴールドのゴドロン装飾、ビーズのモチーフ、エングレービング、テクスチャー加工などが随所に施され、精緻(せいち)なディテールに満ちた一枚の絵画のように構想されているのが特徴だ。
古代エジプトの王族が身に着けていた豪華な胸飾りに、メゾン独自のグラフィカルな解釈を加えた「ボーテ レジェンデール」ネックレスの中心に輝くのは、一際大きな10.02カラットのファンシービビッドイエローダイヤモンド。ブリリアントカットのファセットが光を強く反射し、魅惑的なきらめきを放っている。
荘厳さをたたえたクレオパトラの姿を描く「ミューズ エテルネル」クリップの顔部分には、1940年代初頭よりメゾンが制作してきた女性モチーフの伝統を反映したローズカット ダイヤモンドがセットされている。頭飾りから靴に至るまで、貴金属とダイヤモンドで飾られ、そのシルエットは光をまとって輝いている。
フレスコ画を具現化した「ペイザージュ メルヴェイユー」ブレスレットに描かれているのは、まるでSFの世界から飛び出してきたようなピラミッドの風景。表面には彫刻的なゴールドのモチーフがあしらわれ、エングレービング、ハンマー加工、ポリッシュ仕上げ、ゴドロン装飾などの多様なテクスチャーが巧みに対比されている。金属のパーツはファセットとバフトップが施された宝石に囲まれ、まるで精緻なマイクロ・モザイクのようだ。
創造性あふれる好奇心の伝統を受け継ぐ「ヴァン クリーフ&アーペル」による本コレクションは、あらゆる芸術的な解釈や装飾的な表現においてエジプト文化への関心を呼び起こし、その多彩な魅力を余すところなく伝えている。多様な美意識が世界を魅了する。スペインファッションの真価
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