イタリア・ミラノのハイジュエラー「ブチェラッティ」の創業者、マリオ・ブチェラッティの孫であり3代目でもあるアンドレアは、マリオが手がけた芸術品のようなクラッチバッグからインスピレーションを得て、新しいデザインのジュエリーバッグによる「イブニングバッグ カプセルコレクション」を制作。パリ・ハイジュエリー・ウィークにて発表した。
1920〜30年代、マリオ・ブチェラッティは、ゴールドや貴石で華やかに装飾されたイブニングクラッチバッグの可能性に着目。柔らかなベルベットや東洋のシルクを使用し、バッグの留め具などの機能的要素に装飾を施すことで、創造性に富んだジュエリーの一部へと昇華させた。


また、メゾンのエレガンスはそのままに、より直線的なデザインと異素材を用いた作品も提案。長方形で剛性の高いクラッチバッグが主流のなか、独自の手彫り技法によって布のような柔らかさを表現し、自身のサインとして確立している。
今回発表されたコレクションは3点。一つは、開口部の留め具にカボションカットのルベライトトルマリンがあしらわれ、キルティング加工が施されたグリーンのベルベットが目を引く、長方形のクラッチバッグ。


二つ目は、ダイヤモンドとルベライトトルマリンで飾られたクロージャーと、小さなオペラのペンダントが存在感を放つ、ブラックのベルベットのクラッチバッグ。

そして三つ目は、ダイヤモンドがあしらわれたトライアングルとガーランドの模様と、イエローゴールドの円形ハンドルで装飾された、ブラックのベルベットの球体形バッグだ。

いずれも、緩やかなラインから生地のドレープ、ステッチの滑らかさまで、すべてが流れるようにデザインされている。比類なきクラフツマンシップへの真のオマージュとして誕生したこの“ビジューバッグ”は、メゾンのスタイルの冒険であり、美の伝統を現代に昇華させる試みともいえる。
text: Tomoe Tamura
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「ブチェラッティ」
問い合わせ先:03-4572-4561
公式サイト:https://www.buccellati.com