フランス・パリ、「グラン パレ」の一室である「サロン ドヌール」にて、「シャネル」の2025-26年秋冬 オートクチュール コレクションが発表された。会場の舞台美術を手掛けたのは、ロサンゼルスを拠点に活動するフランス系カナダ人デザイナーであるウィロ ペロン。ガブリエル シャネルが、シンプルへの回帰を打ち出した、メゾン初期のオートクチュール サロンを彷彿(ほうふつ)とさせるセットを創り上げた。
冬のシグネチャーピースに焦点を当てた今回のコレクションは、エクリュ、アイボリー、ブラウン、グリーン、ブラックなど、自然を思わせるナチュラルな色合いが印象的。イギリスの田園風景やスコットランドの荒野からもインスピレーションを受けていた、シャネルの世界観が表現されている。



注目なのは、ツイード素材。ブレードがあしらわれたホワイトのコートドレスや、セーターのように見えるジャケットのスーツ、秋らしいグリーンやプラムカラーのモヘアのスーツなど、ニットならではの質感が魅力だ。


ホワイトとブラックのストレートカットのコートドレス、スカートスーツとロングジレ、ペイントと刺繍(ししゅう)が施されたアイボリーのショートパンツなどには、ブークレ ツイードを使用し、シープスキンのような印象を与えている。



フェザーと組み合わせたツイードで仕立てられたパンツスーツやロングコート、 刺繍があしわられたオーバーケープやショート丈のブルゾン ジャケットは、まるでファーのような素材感に。


また、シャネルが大切にしていた“麦の穂”のモチーフは、ジュエルボタンや刺繍部分など、コレクションにさりげなくあしらわれ、オートクチュール アトリエの卓越したサヴォアフェール(匠の技)を際立たせている。



ショーの最後には、太陽の光を浴びたようなゴールドのジュエルボタンや、ゴールドとシルバーの高貴なレース、オレンジのラメなどがあしらわれたフラウンスのドレスが登場。ランウェイ ショーの動画も公開されているので、ぜひチェックしてみて。
photographs: ©chanel
text: Tomoe Tamura
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「シャネル」
特設サイト:https://www.chanel.com/jp/haute-couture/fall-winter-2025-26/
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