目黒蓮の特別ムービーも。フェンディの職人技術に触れるポップアップ「フェンディ セレリア」へ

「セレリア」とは？

イタリア語で”馬具”を指す「セレリア」は、ローマの馬具製造の名匠から継承した、職人が手作業でレザーにステッチを施す「フェンディ」のレザーグッズにおける伝統技法を指す。アクセサリーおよびメンズウェア部門アーティスティックディレクター シルヴィア・フェンディの祖母で、創業者のアデーレ・フェンディがレザーグッズの最初のプロジェクトで考案した技法で、長年ブランドのシグネチャーとして受け継がれてきた。

創業期にさかのぼるコードやモチーフにフォーカスした2024年春夏ウィメンズコレクションでは、ファッションやレザーグッズなどカテゴリーを超えて「セレリア」がコレクションをつなぎ、そのモチーフが印象的に落とし込まれた。シルヴィアは、「創業100周年を祝う2025年を迎えるにあたり、私たちはメゾンの“支柱 を探求しています。そして『セレリア』は最も重要な存在です」と語っている。

ポップアップストア「フェンディセレリア」の中身

東京・渋谷にオープンした体験型ポップアップストア「フェンディ セレリア」は、「セレリア」を際立たせるポップな内装。厳選されたウィメンズとメンズの「セレリア」レザーグッズの販売のほか、イタリア・トスカーナ州のカパヌッチアにある「フェンディ ファクトリー」より職人たちが来日し、手作業で仕上げるアイコンバッグ「ピーカブー」の製作工程を披露している。

また、会場で特別公開されている「目黒蓮 フェンディクラフツマンシップと職人のフィロソフィーを辿る旅」は、2024年1月に「フェンディ ファクトリー」を訪れ、メゾンの誇るクラフツマンシップとその背景にあるブランドの哲学を学ぶ姿に密着したもの。オープン前日のレセプションパーティーには、目黒蓮も来場し、シルヴィア・フェンディと再会。「約100年前にフェンディ夫妻により、ブランドが立ち上がり、その思いや『セレリア』のクラフツマンシップなど、今もなお受け継がれていて、そういったものをこのイベントで感じていただけると思います」とコメントを寄せた。

「フェンディ セレリア」は3月31日までの開催。100周年を目前にフェンディを支えるクラフトマンシップに触れることのできる貴重な機会に、ぜひ足を運んでほしい。

text: Mio Koumura

・フェンディ×藤原ヒロシ。ポケモンとのスペシャルコレクションを発表
・フェンディの新作スニーカー「フェンディ ファースト 1」