アカデミー賞2024アフターパーティーに、豪華セレブが“ほぼ裸”な「ネイキッドドレス」で登場

2024『Vanity Fair』オスカーパーティーで、セレブたちは過激なドレスを選択

ケンダル・ジェンナーからフローレンス・ピューまで、セレブはネイキッドドレスに夢中

確かに、レッドカーペット・ファッションの“スーパーボウル”であるアカデミー賞は、人気復活の「マーメイドコア」トレンドから、制作に400時間を要したという最後のバービードレス（『バービー』グロリア役のアメリカ・フェレーラが着用したヴェルサーチェのピンクドレス　※編集部注）まで、忘れられない瞬間がいくつもあった。しかし、この授賞式で大スターたちがベストルックを披露したとファッション・ラバーたちが思った矢先、セレブたちは2つ目のイベントのために、さらなるスタイル計画を押し進めた。大舞台が終わると、米誌『Vanity Fair』主催のアフターパーティーにトップセレブたちが駆けつけ、スタイリッシュなルックで祝ったのだ。この夜一番のトレンドは？ ほとんど服としてカウントされないような、裸に近いドレスである。

ジョン・シナはアカデミー賞のステージで文字通り、“ヌード”を披露したかもしれないが（元プロレスラーで俳優のジョン・シナは、衣装デザイン賞のプレゼンターとして、ほぼ全裸で登場した）、その一方で、『Vanity Fair』アフターパーティーは、肌を露出したルックをよりリフレッシュさせたスタイルが目立った。例えば、ほとんど裸に花のアップリケをギリギリ取り入れたようなクインタ・ブランソンやクリッシー・テイゲン、パメラ・アンダーソンといったスターたちを見てほしい。

パーティの出席者の中には、クチュールのアンダーウェアで露出度の高い美学を取り入れた人もいた。マーゴット・ロビーは、（授賞式で着ていたヴェルサーチェの）ブラックドレスを着替え、ゴールドのクリスタルが散りばめられたヴィンテージのミューグレーのコルセットをミニドレスのように着用し、脚を露出した。ゾーイ・リスター＝ジョーンズは、ウィーダーホフトのコルセット付きミニドレスに身を包み、ヌードカラーのタイツとおそろいのオペラグローブで登場。

ほとんどのゲストは、シースルーのチュールをベースに、透け感を強調した。ヴァネッサ・ハジェンズは、露出度の高いケープ風ドレスにリンクした黒のアンダーウェアを重ね着して、妊娠中のおなかをお披露目。一方でケンダル・ジェンナーは、メゾン・マルジェラ2024クチュールコレクションからそのまま持ってきたような、複雑なレースのブラックガウンを着こなした。

アカデミー賞授賞式後の祭典から読み取れることがあるとすれば、そのファッションも人気のスターたちはみんな、好き嫌いが分かれるようなシルエットに夢中で、ほぼ裸に近い着こなしはこれからも続くということだ。ここでは、2024年の『Vanity Fair』オスカー・パーティーから、ギリギリなスタイリングのベストドレッサーを紹介しよう。

フローレンス・ピュー／シモーネ・ロシャ×ジャンポール・ゴルチエ

シモーネ・ロシャをゲストデザイナーに迎えたジャンポール・ゴルチエ2024年春クチュールコレクションのセミシアーなブライダルセットで、2024年『Vanity Fair』オスカー・パーティーに出席したフローレンス。

アイス・スパイス／ドルチェ＆ガッバーナ

ラッパーのアイス・スパイスは、ドルチェ＆ガッバーナのシアーブラックのドレスで、ほぼ裸な着こなしをゴシック風にアレンジ。

アニッタ／フェンディ

ブラジル人ポップスターのアニッタは、フェンディのシアーなネットドレスで輝きを見せた。

マーゴット・ロビー／ミューグレー

マーゴットは2024年のオスカー・パーティーで、ミューグレーの1996年春夏のコレクションのヴィンテージを選んだ。

パリス・ヒルトン／サビーナ・ビレンコ

ネイキッドドレスの華麗な着こなしは、パリスにおまかせ。彼女のシアーなドレスはデザイナーのサビーナ・ビレンコのもので、Simon G. Jewelryのジュエリーとアクアズーラのメタリックシューズ、ジミー・チュウのメタリッククラッチを合わせた。

ケンダル・ジェンナー／メゾン・マルジェラ

スーパーモデル、ケンダルはマルジェラのクチュールドレスで、まるでランウェイのように登場。