
そんな「メゾン ヨシキ パリ」のコレクションを開催したYOSHIKIに、ファッションブランドのデザイナーとしてのクリエイションについて特別に話をきいた。
――ショーを終えた感想を聞かせてください。
本番が終わった直後は、うれしくてほっとしました。私にとっては大きな挑戦だったので。デビューショー後の反応はすべてポジティブで、こんなに幸せな気分になったことはなかったです。
――なぜミラノコレクションに参加したのでしょうか?
戦略的な選択でした。ミラノは華やかな都市として知られ、産業と金融の力が素晴らしく、ファッションカレンダーも流動的なことが挙げられます。私がミラノを選んだ主な理由は、このような戦略的、ビジネス的な条件にあったからです。
――コレクションづくりで大変だったことは?
コレクションをつくることは、私にとってとても自然なことでした。一番大変だったのは、アクセサリーや服の準備をすべてタイミングよく間に合わせることだったかもしれません。
――一番楽しかったことは?
コレクションづくりや、生地選び、そしてもちろん、コレクションに合わせた音楽を創るという、プレゼンテーションには不可欠な全てのクリエイティブなプロセスを心から楽しみました。
――ショーの音楽はどのように決めましたか?
すべては、私が作ったコレクションから始まり、これが音楽のインスピレーションの出発点でした。コレクションのリズムを引き立てるような音楽を作りたかったのです。
――一番好きなルックは?
私にとっては一番難しい質問かもしれません。どのルックも好きだし、選ぶのは不可能です。
――どんな女性に着てほしいですか?
民族や年齢、サイズに関係なく、あらゆる女性に服を着てもらいたい。私のファッションは、例外なくどんな人にも着てもらえるために作られています。
――デザイナーとしての次のビジョンは?
ファッションだけでなく、ライフスタイルにもとても興味があります。私の次のクリエイションは、フランスを代表するクリスタルメゾン「バカラ」とのコラボレーションで、私がプロデュースしたさまざまなワインやシャンパーニュ・ポメリーとコラボしたシャンパンに合う、エクスクルーシブなクリスタルグラスです。
――捨てられない思い出のファッションアイテムについて教えてください。
基本的に捨てることはないです。特に、私のスーツや大好きなデザイナー「アレキサンダー・マックイーン」のスーツや服は大切に取ってあります。
――尊敬するデザイナーは?
誰よりも尊敬しているのは、アレキサンダー・マックイーン、ジョン・ガリアーノ、「サンローラン」のアンソニー・ヴァカレロ、「セリーヌ」のエディ・スリマンです。
――ファッションに目覚めたのはいつですか?
子どものころからファッションが好きでした。実家が呉服屋を営んでいたので、ファッションやテキスタイルに囲まれて育ったことが影響していると思います。
――創作面で音楽と服作りがリンクするところは?
私にとってはまったく同じです。テーマ、リズム、創作プロセスは同じだと思います。
――クリエイティブな仕事をするうえで、大事にしている言葉は?
Fashion is my life.
「メゾン ヨシキ パリ」
https://www.maisonyoshikiparis.com/
Photos: MAISON YOSHIKI PARIS
Text: Kurumi Fukutsu