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ブランドサイト「Yoox」 の中枢であるボローニャや、1987 年に設立された高級ショップが最も訪問者の多い e ショップの 1 つとなったミュンヘンの「Mytheresa」も同様。オンラインショッピングの成功と成長にもかかわらず、「Mytheresa」はバイエルン州に本社、そして何よりも倉庫を維持し続けている。そのモデルは、成長に伴って倉庫の数を増やす必要があるスーパーセラーのモデルとは異なるからだ。「Mytheresa」のショッピングへのアプローチはキュレーション的であり、ブランド数や商品数も一定数を超えることはない。顧客のために特別にセレクトされたブティックのDNAが、デジタル言語に正しく翻訳されているのだ。

「Farfetch」は高級eコマースの重要なプレーヤーであり、「Mytheresa」とは著しく異なる特徴がある。創業者Jose Nevesの故郷であるロンドンとポルトに二つの本社を構える「Farfetch」は、物理的な倉庫が必要ないという点で「Mytheresa」とは異なり、高級ブランドやブティックが自分たちの在庫を販売するプラットフォームを提供している。「Farfetch」の仕事はほとんど無形であり、単なるeショップではなく、むしろソフトウェア企業に近い存在と言える。
一方で、新しい本社を2025年から建築家Bjarke Ingelsによってデザインされた、既にポルトガルのシリコンバレーとも称されている「Fuse Valley」と呼ばれる複合施設に移転するという「Farfetch」の選択は、ポルトの中心地から移転先のMatosinhosという海辺の街は、Álvaro Sizaによるビーチにある建築物に近い場所で、これはLeça川に面した村、とも形容されるコミュニティだ。「Farfetch」はこれを通じて、自社の仕事の非物質化を、自社が運営する場所の非物質化と一致させたいと考えているかのようにも見える。
実際、eコマースは物理店舗との拘束から解放され、ソーシャルメディアと共にファッションが存在する新たな場所を見つけている。Instagramライブでのファッションショー、リアルタイムのネットワークパフォーマンスによる“見てすぐ買う”が可能になり、さらにはブランドがビデオゲーム、NFT、人工知能といった新しい領域を探索することによって、ファッションはその伝統的なノマド主義を「メタヴァース」とも呼ばれる領域でも試みている。Nelle Barile氏が『Dress coding. Moda e stili dalla strada al Metaverso 』(メルミテ出版)で述べたように「メタヴァースはますます物理空間を組み込み統合する」ことを目指し、これがファッションの最後の都市、デジタル環境だけで存在する可能性があるポストシティとなる可能性がある。将来、アバターによるファッションショーを見ながら、瞬きするだけで買い物ができる光景が私たちを待っているかもしれない。
Translation & Adaptation: Tomomi Seki Manton
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This article was published marieclaire.it
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