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唯一無二の香水「シャネル N°5」100周年を祝したハイジュエリー コレクション誕生

唯一無二の香水「シャネル N°5」100周年を祝したハイジュエリー コレクション誕生 唯一無二の香水「シャネル N°5」100周年を祝したハイジュエリー コレクション誕生 1/7「シャネル」の歴史を語る上で欠かせない存在である香水"N°5"に捧げる初のハイジュエリーとして、前例のない規模で展開される「コレクション N°5」。セレブレーションのトップを飾った「55.55」という名のネックレスは、この壮大なコレクションを象徴する存在として、"N°5"のすべてのコードが、そのダイヤモンドの煌めきの中に表現された。まず、ダイヤモンドの原石をシンボリックな"55.55カラット"の完璧な八角形へとカスタムカット。そのグラフィカルな形状は"N°5"のボトルストッパー、そしてパリ・ヴァンドーム広場に着想を得たもので、メゾンの歴史の中でも重要な意味を持つモチーフのひとつとして有名だ。さらにエメラルドカットのダイヤモンドの周囲を取り巻くように、バゲットカットやラウンドカットのダイヤモンドをセットし、"香りの代名詞"として世界一著名な香水ボトルのシルエットを描き出した。ひとつずつカットされた異なるサイズのペアシェイプ ダイヤモンドは、センシュアルに香り立つ液体のようにカスケード状に飾られ、崇高なオーラを放っている。さらにクラスプには、マドモアゼル シャネルのラッキーナンバーであり、香水の名称である5の数字が、遊び心たっぷりなエンブレムとしてあしらわれた。マドモアゼル シャネルが1921年に生み出した初の香水、"N°5"。そして1932年に発表した生涯で唯一のハイジュエリー コレクション「ダイヤモンド ジュエリー」。それぞれの業界の常識を一新したとされる2つの革命的な世界観を融合し、マドモアゼルの自由で大胆な精神とビジョン、そしてエターナルなクリエイションに賛辞を贈る「55.55」ネックレス。この上なくしなやかで魅惑的なジュエリーは、究極のアーカイブピースとして、ファイン ジュエリー本店のあるヴァンドーム広場18番地に収蔵され、シャネルのハイジュエリーの歴史を永遠に輝かせ続ける。ネックレス"55.55"[ホワイトゴールド×ダイヤモンド(センターダイヤモンド55.55カラット、D FL type 2Aという稀少なダイヤモンド)](非売品)(c)CHANEL

【3月25日 marie claire style】シャネルのアイコンとして輝き続ける伝説の名香"N°5"の誕生100周年を記念し、123ピースからなる圧巻のハイジュエリー「コレクション N°5」が登場。華々しいメモリアルイヤーの幕開けを飾った、55.55カラットのダイヤモンド ネックレスの壮麗な美しさに迫る。

■Interview/「シャネル」の新たな歴史を刻む「コレクション N°5」

Q. なぜシャネル”N°5″に焦点を当てたヘリテージピースを創ろうと思ったのですか?

この「55.55」ネックレスをデザインし、形にすることが、シャネル ファイン ジュエリーの歴史において、決定的かつ重要な一歩となるからです。このネックレスは販売して誰かの手に渡るのではなく、ジュエリーのアトリエもあるヴァンドーム広場18番地にアーカイブとして収蔵されます。世界各地のイベントで、お客さまやメディアに向けて特別に展示されることもあり、ヴァンドーム広場と”N°5″の確かな繫がりの象徴として、永遠に語り継がれる存在です。

Q. この唯一無二のクリエイションを通して伝えたいメッセージは?

ガブリエル シャネルは、1932年に最初で唯一のハイジュエリー コレクション「ダイヤモンド ジュエリー」を創り出し、それまでのジュエリーの常識を一変させました。その素晴らしい作品に加え、ひとりの女性ファッションデザイナーが、閉鎖的で男性的なヴァンドーム広場の宝飾業界に飛び込んだという事実そのものも革命的でした。メゾンは常に、ガブリエル シャネルの才能や先見性、大胆さに敬意を表しています。そして歴史に忠実でありつつ、それをより豊かにし、最大限にクリエイティブで自由な未来に繫げていくことに全力を注いでいます。この「55.55」ネックレスは、彼女から継承されたクリエイションが今までも、そしてこれからもメゾンの真髄であり続けることを証明するものです。ダイヤモンドの原石から着手したのは、最大の石を得るためではありません。世界一有名な香水を象徴する、55.55カラットの完璧な八角形のダイヤモンドを手に入れるためです。

Q.全123ピースのコレクションで表現したことは?

香水にちなんだ初めての、そして唯一のハイジュエリー「コレクション N°5」は、これまで手掛けてきた中で最も点数の多いコレクションです。123ピースからなるハイジュエリーには、”N°5″の個性を形成するすべてのエレメントが反映されています。「ボトル」の形状、「残り香」、八角形の「ボトルストッパー」、そして「5」という数字や、香りの中核をなす「花」・・・。香水の色彩はイエローや琥珀色、ピンクの宝石が描く美しいグラデーションで豊かに表現されています。

Q.「55.55」ネックレスの全制作過程に立ち会われたそうですが、最も特別な瞬間はいつでしたか?

2年以上にわたる冒険のようなネックレス制作という物語の中で、感動的な瞬間は3度ありました。1度目はクリエイション スタジオ ディレクターのパトリス ルゲローがデザイン画を見せてくれ、夢が現実化し始めたとき。2度目はダイヤモンドの原石と出会い、象徴的な55.55カラットのダイヤモンドを手にするために、カットを決意したとき。そして3度目は仕上がったネックレスを見たときです。アトリエスタッフの熱意と唯一無二のサヴォアフェールが、このプロジェクトを成功に導いたのです。

Q.「コレクション N°5」を構成する5つのキーワードを挙げてください。

1つ目のキーワードは「シャネル」・・・シャネルというメゾンだけが、世界一有名な香水に捧げるハイジュエリーコレクションを創造することができるから。2つ目は「クリエイション」・・・「55.55」ネックレスを含む本コレクションが、ハイジュエリーにおけるメゾンのクリエイティブな本質を体現するから。3つ目は「サヴォアフェール」・・・メゾンのクリエイションの素晴らしさは、サヴォアフェールの賜物だから。4つ目は「幸運のお守り」・・・5はガブリエル シャネルが好んだラッキーナンバーであり、メゾンのお守りだから。最後に5つ目のキーワードとして、1932年にガブリエル シャネルが残した言葉を引用します。「私が作るジュエリーは、常に女性の気持ちやドレスに寄り添うものです」

■プロフィール
フレデリック グランジェ(Frédéric Grangié)
シャネル 時計・宝飾部門社長。1969年10月9日フランス生まれ。92年にInstitut Supérieur de Marketing du Luxeを卒業後、21年間LVMHグループに勤務。2016年7月より現職。

■関連情報
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(c)marie claire style/photos: (c)CHANEL / text: Makiko Awata

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