「ディオール」インド・ムンバイで現地の刺繍をふんだんにあしらった最新コレクション

Fashion

2023.04.29

「ディオール」インド・ムンバイで現地の刺繍をふんだんにあしらった最新コレクション

インドの伝統的素材と刺繍技法、シルエットを用いたコレクション

このコレクションの見どころは、なんといってもインドのサヴォワールフェールとのコラボレーションだ。ひとつひとつ版木を手押しする「ブロックプリンティング」、ジャケットを複雑な幾何学模様で縁取る「コーチングステッチ」、フック針を用いてビーズやマイクロスパンコールを刺繍する「アーリ刺繍」、インドの王室で初めて披露されたといわれるマイクロ地金テクニックの「ザルドジ刺繍」。どの技術も熟練した職人が手作業で時間をかけておこなう繊細な作業だ。ビーズやスパンコール、ミラーやメタリックヤーンを用いて現代的なエッセンスも加えている。

©Melinda Triana

ディオール
ラージャスターン州で生まれた「ブロックプリンティング」技法。布地に版木をひとつひとつ手で押してプリントする。
「ブロックプリンティング」をほどこしたドレス
ディオール
「アーリ刺繍」でビーズやスパンコールを刺繍しても衣服が重くならないようにする技術は熟練の手仕事だからこそ
「アーリ刺繍」によるビーズとスパンコールが輝くミニドレス
ディオール
「コーチングステッチ」で正確な曲線を描くには、1ミリ単位の精密で高度な技術が求められる
「コーチング」技術による縁取りが施されたジャケット

©Melinda Triana

ディオール
ディオール
マイクロ地金テクニックを使用した「ザルドジ刺繍」。シルクのオーガンジーを使い、インドのエメラルドやルビーを連想される装飾が施されている

©Melinda Triana

「ザルドジ刺繍」のトップスとシルクスカート

刺繍などのメインコラボレーターは、ムンバイのチャーナキヤ工房とチャーナキヤ工芸学校。インドのハイレベルな職人技に光を当て、主に男性の領域であった刺繍技術を女性の手に広げ、現地の女性たちが自立できるようサポートをしている。工房での作業を通じて生まれた様々な技術は女性の財産となり、独創性とエンパワーメントを同時に実現する手段となるのだ。

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