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100年前のアインシュタインがマンガで独大使館の壁に!内田慎之介のウォールアート

ドイツ大使館(東京・南麻布)で、ウォールマンガ・アーティストの内田慎之介がライブペイント

2022年はドイツ生まれのノーベル賞受賞者アルベルト・アインシュタインの来日100周年に当たる年。それを記念しドイツ大使館はアインシュタインの日本講演旅行を今年のウォールアートの主題に決定。1922 年11月17日から12月29日まで妻のエルザとともに日本で過ごした日々を、気鋭のマンガライブペインターの内田慎之介が6枚のウォール・アートで表現。最後の1枚となる6枚目を、1月17日(月)にドイツ大使館壁面にライブ・ペインティングを行い6枚のウォール・アートを完成させた。

マンガでたどるアインシュタインの日本滞在記は、日本郵船「北野丸」で香港、上海を経て、夫妻が日本に到着したところから始まる。

大使館横の壁に沿って坂を登るにつれ、東京から東北、関西、九州へと旅する様子、日本の佃煮をとても気に入ったエピソードや駅弁売りの元気な声などの旅の記録、そして「外の人間」の視点から見た日本がそれぞれのパネルに滞在中の時系列に沿って描かれている。

坂を登りきったところにある6枚目はアインシュタインが日本を離れるシーンだ。解説文とあわせて、当時の様子を詳しく知ることができる。

普段はサイバーパンク系のビジュアルを描く内田慎之介にとって、初めての実在人物の描写。最初にドイツ大使館から依頼があった時は『私でいいんですか?』と戸惑ったという。アインシュタイン夫妻が旅した時代は大正時代。当時の建築物や電線から市街地の描写には、様々な資料を取り寄せて描き込んでいった。また、アインシュタインといえば「E=mc2」で知られる数式。ウォール・アートにはそれらの方程式も盛り込まれた。

内田は『マンガはみなさん読むので、他のアート作品と比べると、親しみやすいのかもしれませんね。道を歩きながらアインシュタインが過ごした日本を見て行って下さい』と話した。このライブ・ペインティングの模様は、ドイツ大使館の公式SNS、Youtubeチャンネルでも生配信された。内田慎之介が描いた6枚のアインシュタインの日本滞在記は、ドイツ大使館(東京・南麻布)の壁面で見ることができる。

<ドイツ連邦共和国駐日大使・クレーメンス・フォン・ゲッツェのコメント>
「アインシュタインは、理論物理学の分野のみならず、国際理解や世界平和の実現に多大な貢献をしました。1922年の来日はアインシュタインが日本に滞在した唯一の機会でしたが、旅についての詳細な記録は日本の社会や文化がいかに深い印象を残したかを物語っています。私たちは、アインシュタインの印象をできるだけ忠実に再現したいと考えました。マンガスタイルで表現する内田慎之介氏のウォールアートこそ、アインシュタインの日本滞在記を描写するのにもっとも相応しいと確信しています。」

関連情報
  • ドイツ大使館
    公式ホームページ
    東京都港区南麻布4丁目5−10
    東京メトロ「広尾駅」徒歩4分


    <ドイツ大使館Twitter>
    germanyinjapan


    <ドイツ大使館公式YouTubeチャンネル>
    https://www.youtube.com/c/GermanyInJapan


    <内田慎之介 Twitter>
    @mangalivepaint

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