映画『ファーストライド』 カン・ハヌル&ナム・デジュン監督インタビュー! キャスト陣の素顔や人間関係のヒントを直撃

Culture

2026.09.18

映画『ファーストライド』 カン・ハヌル&ナム・デジュン監督インタビュー! キャスト陣の素顔や人間関係のヒントを直撃

© 2025 SHOWBOX, BRAINSHOWER AND TH STORY ALL RIGHTS RESERVED.

「歌が上手すぎて予定より早く終了」

──カン・ハヌルさんとは再タッグとなりましたが、本作では現場でどのようなディスカッションを重ねていったのでしょうか。

監督:カン・ハヌルさんは、私がこれまで一緒に仕事をしたすべての俳優の中でも、最も頭がよくてセンスにあふれた俳優。特別なエピソードというよりは、すべてのシーンを褒めたいくらいです。

劇中でリーダー的な役割を担っていますが、実際の撮影現場でも他の俳優たちと気さくに話し合いながら、演技ではなく、本当の友人同士のような関係性を作り上げてくれたと思います。そのおかげで、私の演技指導だけでは生まれなかったリアルでコミカルなシーンを完成させることができました。

──ナム・デジュン監督の演出や現場の魅力についても教えてください。
カン・ハヌル:監督は私と人としての感覚や雰囲気が似ている方です。現場をいつも楽しい雰囲気に保とうと努力されていますし、誰一人として傷つくことがないように気を配ってくださいます。もちろん演出力や脚本を書く才能も非常に優れていますが、私が一番好きなのは、人が集まる現場という空間を笑いやユーモアで満たしていくところです。


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──今回は音楽も重要なパートを担っており、主題歌をみなさんで歌唱されたそうですが、歌に関して苦労したことや注目して欲しいポイントなどはありますか?

カン・ハヌル:そんなに難しい曲でもなかったですし、みんなで笑いながら楽しんで歌う曲だったので、気楽に歌うことができました。だからこそ、曲もすごく盛り上がったのではないかと思います。

監督:作品の主な内容が音楽に関するものだったので、音楽の作業には力を入れました。特に、チョン・サンウ音楽監督は、実際にEDM音楽に精通している実力のある方です。音楽監督とはたくさん話し合ったり、最新トレンドを把握するために有名なDJたちが参加するEDMフェスティバルにも足を運んだりしたおかげで、楽しくて洗練された音楽に仕上がったのではないかと思っています。

あとは、実際に歌う俳優たちが驚くほど歌が上手かったので、レコーディングは予想していたよりも早く録音が終わりましたし、とても楽しい作業でした。カン・ハヌルさんとカン・ヨンソクさんはミュージカル俳優でもありますし、ハン・ソナさんはアイドル出身なので、歌が上手なのは予想していましたが、キム・ヨングァンさんも上手だったのは驚きましたね。やはり芸能人は誰にもできる仕事ではないんだと思いました(笑)。

プライベートの遊びがそのまま映画に! アドリブで生まれた名シーン

──韓国だけでなく海外での撮影もあったかと思いますが、撮影時の苦労や俳優陣のアドリブから採用された名シーンがあれば教えてください。

監督:楽しい現場だったので苦難というのは暑さくらいでしたが、印象に残っているエピソードは、劇中の友人たちの水遊びのシーンです。実際に休みの日に俳優たちが水遊びをしながらお互いにふざけている姿を見ていたところ、あまりにも面白かったので、スマートフォンで撮影して、俳優たちにも見せました。彼らもその映像を見ながらアドリブを加えて、水遊びのシーンを撮影しましたが、演技か本当に遊んでるのか区別がつかないほど愉快な撮影になったと思います。

──SNSなどが浸透したこともあり、現代は人間関係が希薄になっているとも言われている部分がありますが、本作のように長い時間を過ごしながら友情を築いていくキャラクターと向き合ったおふたりが人間関係を築くうえで大切にしていることがあれば、教えてください。
カン・ハヌル:人間関係において最も大事なことは、自分自身を見失わないことだと思います。自分で独り立ちができてこそ、人間関係の中でも楽しい時間を過ごせるのではないかと考えています。

そして、何より一番大切なのは、自分が何で幸せだと感じるのかを知ること。最近は、「将来のために投資する時間」という意味が大きくなったことによって、人間関係も難しくなっていますが、私はそれよりもいま最も楽しいことを探すのが先だと考えています。そして、それを楽しめる人と一緒に過ごす時間が、良い人間関係へと繋(つな)がっていくのです。

監督:それぞれ置かれている現実の中で忙しかったり、さまざまな事情があったりすると思います。ただ、大切な人とはたまにでも直接会うことが、いまの時代だからこそより重要ではないかなと。もしこの映画を楽しく見てくださった方がいたら、「また今度にしよう」と先延ばしにせず、大事な人に連絡してみるのもいいのではないでしょうか。

「美談製造機」カン・ハヌルの素顔


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──カン・ハヌルさんは「美談製造機」というニックネームでも知られていますが、これまでに友達の間で語り継がれているような、ご自身の“美談”があれば、教えてください。

カン・ハヌル:うーん... ありませんね(笑)、友達に会うと、ただ笑って騒いでいるだけです。

──日本でもファンミーティングを開催されていますが、日本で一緒に仕事をしてみたい方や好きなものはありますか?
カン・ハヌル:私は好きな日本の映画とアニメーション、ゲームがたくさんあります。その中でも、新海誠さんや『SLAM DUNK』の井上先生とは、ぜひ一緒に写真を撮ってみたいです。それから、「龍が如くスタジオ」という日本のSEGA傘下のゲーム制作チームの皆さんとも、一度ご挨拶をしてみたいとずっと思っています。

──話題作にも次々と出演されていますが、仕事でプレッシャーを感じたときの対処法などもあれば、お聞かせください。
カン・ハヌル:プレッシャーを感じることは、あまりありません。どんな作品でも、よく探してみれば楽しめるところが必ずあるからです。たとえば、スタッフの中に面白い人がいるとか、小道具や脚本が興味深いとか。そんなふうに、私はどんなときでも楽しめることを追い求めて、見つけるようにしています。


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