韓国で興行収入ランキング初登場第1位を記録した話題作『ファーストライド』が、ついに9月25日より日本公開を迎える。本作では、24年来の幼なじみ4人組が人生で一度きりの卒業旅行に出かけた先で予想外のトラブルに巻き込まれ、“ある事実”にたどり着くまでを描いた青春トラベル・エンターテインメント。
ドラマ「椿の花咲く頃」や「イカゲーム」シリーズなどで注目されているカン・ハヌルをはじめ、映画『君の結婚式』のキム・ヨングァン、ボーイズグループ「ASTRO」のチャウヌ、800人のオーディションから抜擢(ばってき)されたカン・ヨンソクの4名が主演を務めている。今回は2023年の『ラブリセット 30日後、離婚します』以来、待望の再タッグを組んだナム・デジュン監督とカン・ハヌルに、作品の裏側や人間関係で大事にしていることなどについて、語ってもらった。

監督:私にも小学生の頃からずっと付き合いが続いている4人の友人がいて、彼らと高校卒業の記念にみんなで旅行をした思い出があります。それがみんなで行った初めての旅行だったにもかかわらず、済州島に着いたら旅行中はずっと雨が降り、宿泊先はひどい状態で、さらに友人の一人が怪我までしてしまう始末でした。
私たちの旅行は散々なものでしたが、彼らと会うといまでも当時のことをよく話します。そんなふうに、誰よりも大切だった友人たちとの思い出を振り返りながら、この映画を作りました。
──カン・ハヌルさんは、もらったシナリオを読み始めたときに最後まで読み切れるかどうかが作品選びの基準のようですが、今回はどんなところに魅力を感じましたか?
カン・ハヌル:本作に出演したいと思った理由は、長年の友人たちのことが思い浮かんだからです。昔は一緒に旅行をしたり、よく遊んだりしていても、年齢を重ねるにつれて会うことが少なくなり、時間を合わせることも難しくなるような状況ってよくありますよね。
今回の脚本を読んだとき、私自身は友人たちに対して申し訳ないという気持ちを感じましたが、おそらく多くの方が日々の生活に追われるうちに、幼い頃からの親友をなかなか大切にできなくなっていると思います。そんな方々にも、この作品を通して少しでも友達のことを思い出してもらえる時間になるのではないかと考えて出演を決めました。
──本作では、高校生から10年後の大人までの幅広い年代だけでなく、コミカルな演技からラストのシリアスなシーンまでさまざまな表現も求められたと思いますが、どのような役作りをして挑まれましたか?
カン・ハヌル:仕事が忙しくて友達を大切にできないところやそれに対する後ろめたさ、そして小さな罪悪感など、自分の状況とかなり重なっていたと思います。そのうえで、テジョンという人物を面白い人物として演じるよりは、どんな姿でいるべきなのかを監督と一緒に工夫しました。
みなさんの友達の中にも、テジョンのようにリーダーみたいな存在で何でも知っているような友達がおそらく一人はいますよね。特別な能力を持った人物よりは、周りを見れば一人くらいはいる、そんな身近な友達の姿を演じたいと思いました。
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監督:今回の脚本を書いているとき、カン・ハヌルさんを思い浮かべながら執筆していたほど信頼している俳優だったので、彼には真っ先に声をかけました。キム・ヨングァンさんは、演技力が優れていますし、特に素晴らしい外見とフィジカルがドジン役にぴったりだと思ってキャスティングしました。
チャウヌさんは、誰もが認める完璧なルックスを持っている方。彼が持つ守ってあげたくなるような美少年らしい雰囲気が、ヨンミンという役に完璧に合うと思いました。カン・ヨンソクさんは、実際にカン・ハヌルさんと大学の先輩・後輩という間柄で親しい友人でもあるので、リアルな友人同士の姿を見せてくれるのではないかなと。それに、ちょっと変わっているけれど友達思いのグムボクという役にも合っていると思ったのもありますが、実際に彼もちょっと変わった性格でした(笑)。
──カン・ハヌルさんは、みなさんと共演されてみていかがでしたか?
カン・ハヌル:ヨングァンさんは、体格の良さやどっしりとした雰囲気から、最初は仲良くなるのが難しいかもしれないと感じていました。ところが、実際に会ってみたら本当に純粋で、誠実な方だったので、一番仲良くなった人だと思います。いまもいろいろ話をしながら過ごしていますし、演技や作品に対する情熱がすごく強いんですよ。いつも作品のことや演技の悩みを抱えていて、素晴らしい方です。
チャウヌさんがものすごいイケメンということはネットを通して知ってはいましたが、実際に会ってみて、「僕と同じ種族じゃなさそうだ」とよく思いました(笑)。でも、彼はすごく気さくで、一緒にいて和やかな雰囲気を与えてくれるので、不思議な気持ちになったほど。彼とも今回の映画を通して、とても仲良くなりました。ヨンソクは私が大学の頃からずっと一緒だった親友です。これ以上、言う必要がありますかね?(笑)ただただ、大好きな奴です!
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