セレブやアートコレクターが集結! 「フリーズ・ソウル 2026」が9月2日(水)から開催

Culture

2026.08.28

セレブやアートコレクターが集結! 「フリーズ・ソウル 2026」が9月2日(水)から開催

Gallery2, Frieze Seoul 2025. Photo by WeCap Studio. Courtesy of Frieze.

国際アートフェア「フリーズ・ソウル」が、2026年9月2日(水)〜5日(土)、ソウル・江南(カンナム)のCOEXで5回目の開催を迎える。世界各地の主要ギャラリーが参加する「フリーズ・ソウル」は、いまやアジアのアートシーンを象徴するイベントのひとつだ。

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世界のトップギャラリーが集まって。 ソウルで出合う最旬アート

アート・バーゼルとは違う、「都市と連動するフェア」


世界のトップギャラリーが集まって。 ソウルで出合う最旬アート

「フリーズ・ソウル」を手がけるのは、ロンドン発のアートメディア/アートフェア運営企業「フリーズ」。1991年創刊の『Frieze Magazine』を起点に、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスでアートフェアを展開してきた。アジアで初めてフリーズが進出した都市がソウルだったことは当時大きな話題となり、「アジアのアートシーンの中心は韓国へ」との見方が一気に広がった。

© 2026 George Condo / Artist Rights Society (ARS), New York Courtesy the artist and Hauser & Wirth Photo: Sarah Muehlbauer
© 2026 George Condo / Artist Rights Society (ARS), New York Courtesy the artist and Hauser & Wirth Photo: Sarah Muehlbauer

今年の「フリーズ・ソウル」には、30ヵ国から125以上のギャラリーが集結。会場に入れば、美術館さながらにアートが壁にかけられたブースを自由に見て回ることができる。そして気に入った作品があれば、その場でギャラリーに交渉・購入する、という流れだ。昨年はハウザー&ワースのブースで、マーク・ブラッドフォードの三部作《Okay, then I apologize》が、VIPプレビュー初日に450万ドルでアジア人コレクターに売れたことがニュースになった。

では、実際に会場を彩るのはどんな作品群なのだろうか。創設以来フリーズ・ソウルの基盤となってきた「Galleries」セクションには、ハウザー&ワース、ガゴシアン、ペースなど、90近い世界のトップギャラリーが個別にブースを構える。今年は、ガゴシアンがデミアン・ハーストの個展形式のブースを出展することも話題だ。

© Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2026 Photo: Prudence Cuming Associates Ltd. Courtesy the artist and Gagosian
© Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2026 Photo: Prudence Cuming Associates Ltd. Courtesy the artist and Gagosian


「Galleries」のほかには「Focus」「Material Practice」「Spotlight」という3つの区画がある。新進ギャラリーを対象とする「Focus」は今年からアジア以外の国にも門戸を広げ、16のギャラリーが参加。工芸と現代アートの接点をテーマにした「Material Practice」と、20世紀の見過ごされてきた作家に光を当てる「Spotlight」は、いずれも今年初めて導入された新セクションだ。「Spotlight」は西洋中心の美術史の枠組みでは見過ごされてきた作家や、その重要な初期作品を紹介することを狙いとしている。日本からは中辻悦子と関根伸夫が出展作家に名を連ねる。

また、フリーズが2025年にオープンした常設スペース「フリーズ・ハウス・ソウル」では、竹工芸家・四代田辺竹雲斎の個展「INVISIBLE FOREST」が9月19日まで開催される。

アート・バーゼルとは違う、「都市と連動するフェア」

アートフェアと聞くと、「アート・バーゼル」を思い浮かべる人も多いだろう。歴史と格式を感じさせるアート・バーゼルに対し、フリーズは現代アートを軸に、都市やファッション、音楽など幅広いカルチャーとの接点をつくってきた。その特徴は、ソウルでも色濃く表れている。

フリーズ・ウィークの期間中は、ソウル市内のギャラリーや文化施設を舞台に、映画、音楽、パブリックアート、夜間イベントなどが展開され、街全体へとアートの熱気が広がっていく。

Baby DONT Cry, Frieze Music, Frieze Seoul 2025. Photo by WeCap Studio. Courtesy of Frieze.
Baby DONT Cry, Frieze Music, Frieze Seoul 2025. Photo by WeCap Studio. Courtesy of Frieze.

なかでも注目したいのが、英国人アーティスト、ライアン・ガンダーによる都市型のパブリックアートプロジェクト「The Find Seoul」だ。8月31日から9月10日まで、乙支路(ウルジロ)、漢南(ハンナム)、清潭(チョンダム)、三清(サムチョンドン)、そしてCOEXの一般開放エリアに、16,000枚の特製コインが隠される。コインにはそれぞれ異なる言葉が刻まれており、見つけた人は持ち帰っても誰かに譲ってもいい。街を歩きながら楽しめる参加型のアートだ。

The Find 2023, Ryan Gander, Photographer Tania Castro
The Find 2023, Ryan Gander, Photographer Tania Castro

さらに、フリーズ・ウィークには「ネイバーフッド・ナイト」も開催。乙支路、漢南、清潭、三清の4つのエリアで、夜遅くまでギャラリーのオープニングやパフォーマンス、イベントなどが繰り広げられる。

そして、こうした華やかな1週間を彩るのが、アート界だけにとどまらないセレブリティたち。2025年には、K-POPスターに加えて韓国のファーストレディだったキム・ヘギョンをはじめ、BLACKPINKのリサ、バラク・オバマ元米大統領の娘マリア・オバマらが来場した。

ギャラリーを巡り、気になるものがあれば買って、夜は街へ繰り出す。フリーズ・ソウルの面白さは、フェア会場だけでなく、ソウルという都市そのものがアートとカルチャーを楽しむ舞台になること。いつもとはひと味違うソウルの街を、アートを探しながら歩いてみてはいかがだろう。

Frieze Seoul 2026
会期:2026年9月2日(水)〜5日(土)
会場:COEX(513 Yeongdong-daero, Gangnam-gu, Seoul)
特設サイト:https://www.frieze.com/fairs/frieze-seoul


Text : Kyoko Takahashi

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