エルメス財団は、2021年から自然素材をめぐる職人技術や手技の再考、継承、発展を試みるプログラム「スキル・アカデミー」を開催している。2021~22年は木、2023~24年は土がテーマ。そのシリーズの第3弾として、2025~26年にとりあげるのは「金属」。書籍『Savoir & Faire金属』(岩波書店)の出版や展覧会、ワークショップの開催などを実施する予定。
エルメス財団の「スキル・アカデミー」では、自然素材を対象に、素材の組成や技術、文化などを多角的に探究することが目的。春に開催された中学生、高校生向けの「春のワークショップ」に続き開催される、今回の「夏のオープンクラス」では、素材との持続可能な関係を築く力を養い、感性をはぐくみ、柔軟で展開力のある探究心と批判的に思考する力を育てる機会を提供していこうというものだ(今回も中学生以上ならだれでも参加できる)。
会場には「金属が生み出した構造たち」(タワーと腕時計)、「溶かす、つなぐ、ながれる」(橋と溶接)、「作る手、使う手」(古代からの道具と技術とサイバーロボティックス)、「振動を聴く技術」(青銅の打楽器ガムランとアナログレコード)、「ひとのからだ、メタルの動き」(金属の彫刻とダンス)といったテーマに分かれた展示がなされ、金属の構造やメカニズム、それが応用された科学技術などを知ることができる。
この「スキル・アカデミー、夏のオープンクラス」は7月15日(水)から8月16日(日)まで開催される。期間中にはDAIKEI MILLSによるプレ・ワークショップ「スチールの足場で、建築する」が行われ、建築現場の足場の仕組みを学びながら、建築方法を体験できる。またジュエリーデザイナー奥山慎によるワークショップ「素材がジュエリーになるまで」では、金属板や板が、チェーンやモチーフとなり、最終的に身に着けられるジュエリーになるまでを体験できる。
text: Katsuto Tai
対応時間:11:00-17:00 ※ただし、土日祝日を除く
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